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NHK大河ドラマ『おんな城主直虎』第10回ネタバレ感想 走れ竜宮小僧

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桶狭間の戦いで当主の直盛を失ってしまった井伊家。それもショックでしたが、個人的には政次の弟の玄蕃が命を落としてしまったのが非常に悲しかったです。あの屈託のない笑顔でお兄さんの救いになることもちょいちょいあった玄蕃くん…。奥さんのなつさんも大切にしてたしね…。井上芳雄くんの大河デビューがこんなに早く終了してしまったのが何よりも無念。エリザベート共演(花總まりさん)が実現したのは前回のOPの名前欄だけだったか。

その井上君のスタジオパーク出演ですが、桶狭間直前に決まっていたものが延期になっていてやっと今週放送されるはずだったんです。録画予約もして楽しみにしてたのに、いざ見ようと思ったら国会の泥仕合中継が映ってた・・・・。スタパ今週で終わってしまうので井上君の出演が事実上消滅してしまいました。玄蕃の死の無念をここまで引きずってしまうとは~~~~。聞きたかったな、井上君の大河出演感想話。

前回、直親としのの間に新しい命が宿ったということで哀しみが広がる井伊家に少し希望が灯り「よかったね~」って雰囲気になったのですが・・・その裏では恐ろしい出来事が起こっていたってところで終わりました。今回の大河ってストーリーの最後のヒキがなかなか巧いなと思います。気になりますもん、その後が。

というのが、第9回の簡単な感想w。桶狭間の戦いを今川サイドメインで描いていたのはけっこう貴重だったと思います。

これまでの『おんな城主直虎』感想レポ

おんな城主直虎
おんな城主直虎
2017年度NHK大河ドラマ『おんな城主直虎』の感想レビュー

『おんな城主直虎』第10回 走れ竜宮小僧

本放送:2017年03月12日(日)放送 NHK総合 20:00~20:45 ほか

CS放送:2021年04月20日(火)放送 チャンネル銀河 08:00~08:45

主な出演者:柴咲コウ、高橋一生、三浦春馬、市原隼人、小林薫

あらすじ

奥山朝利(でんでん)をもみ合いのすえ刺殺してしまった政次(高橋一生)が次郎法師(柴咲コウ)のもとを訪れる。次郎法師は手負いの政次を寺でかくまうことにする。父を討たれたしの(貫地谷しほり)は悲嘆にくれるが、小野家に嫁いでいた妹のなつ(山口紗弥加)の口から意外な事件の真相が語られていく。一方、松平元康(阿部サダヲ)は今川家に反旗を翻すが、駿府に残された妻の瀬名(菜々緒)は窮地に立たされてしまう。

<NHKオンデマンドより引用>

サブタイトルの元ネタ:走れメロス(太宰治)

玄蕃の妻であるなつさんは父親である奥山から小野を離れて戻るよう説得されていましたが、直盛が結んでくれた小野との繋がりや玄蕃を大切に想う気持ちからそれを拒否していました。その話を聞いて感激のあまり涙ぐむ政次がいじらしくて萌えた。
しかし奥山はなつが戻らないのは政次が二人を人質として扱っていると疑いの目を向けてしまう。政次の父親のえげつない行動に嫌悪感持ちまくってましたから、それが息子の代にも引き継いでしまったって感じなんですよね。政次が父親と同じように井伊家を乗っ取るんじゃないかと思いこんでる。

玄蕃の息子を人質にとったつもりだろうと言われた政次は「奥山様は自分の家の事しか考えていないということか」といつもの性分で冷たく言い放ってしまう。最初の内は穏やかに対応してたけど、納得いかないこと言われるとつい冷徹な面が出ちゃう不器用な政次。これが奥山の怒りに火を注いでしまい政次に猛然と斬りかかる。
最初はあのお酒に毒でも盛ってたのかと思ってしまったんですが…実際はただの酒でちょっとほろ酔いにさせたとこを襲おうとしたんですかね、奥山さん。そして、もみ合っているうちに政次が奥山を刺してしまうという悲劇が…。

「奥山殿を…斬ってしまった…」

次郎に衝撃の告白をした政次…その表情が…一生くん、もう、絶妙。あの政次が自分のやってしまったことに怯えているのがすごい伝わった。事の次第を話した政次に次郎は正直に直親に話すよう説得しますが、政次は

「小野はまた、義理とはいえ、あいつの父を殺すことになったんだぞ…」

と悲しげに答える。このセリフ、泣けました。政次の中で直親の父を自分の父が殺す結果にしてしまったことがずっとトラウマのように残っていたんですね…。孤独な政次の心の内が見えたようで胸が痛みました。そんな想いを次郎も察したのか、彼女は寺に政次を一時かくまうことにしました。

「竜宮小僧として、我がなんとかする、何とかしたいのじゃ!」

窮地に陥った政次を助けたい一心の次郎。ここのシーンで危惧したのが、次郎が表に出て政次の代わりに井伊家に乗りこんで説得するのではないかということでした。女性で、しかも尼僧の身でそれをやってしまうと主役とはいえあまりにも違和感が出てしまうなぁと。これまでの女性主役の戦国ドラマはけっこうそういうしゃしゃり出るパターンが多かったので(苦笑)ちょっと嫌な予感がしてました。
が、次郎が向かった先はなつのところだった。つまり、玄蕃の奥さんだったなつに事情を話して何とか穏便に運んでもらえないか頼んだんですね。なつだったら当事者でもありますし、表に出て家臣を説得するという流れもあまり違和感を感じません。このあたりの脚本の運び方はなかなか巧いなと思いました。

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なつは政次を義理の兄として慕っていることもあり、家臣たちに涙ながらに許してもらえないか懇願します。きっとそれは愛する夫の玄蕃の想いでもあるって思ってたからだろうね。この役割を引き受けたのもそんな理由があったからかもしれない。そんななつの姿を見て心が動いた直親は、現場の状況から政次は自ら刀を抜いていないのではないかという推察を話します。襲われたのは政次の方で刺してしまったのは不可抗力だったのではという直親の言葉に、政次を処罰したい一同も口をつぐんでしまう。

このシーンは、直親、ナイスジャッジ!と思いました。久し振りに直親の株が上向いたよw。次郎の母である千賀さんによる「亥之助(玄蕃の息子)のためにも両家で争わないでほしい」という嘆願もあり、政次はお咎めなしということで渋々ながらも無事に話がまとまりました。よかった・・・。
仇を取ってくれと直親に泣きついていたしのも、「きっと悪いのは父の方なのでしょう…」と少し冷静になった模様。たとえどんな父であっても肉親だからね…。そうだとしてもやはり本心では仇討してほしかったっていう気持ちは分かる気がするし切なかったです。

そして、井戸のある場所で直親と政次は改めて顔を合わせます。素直に自分を守ってくれたことに対して直親に礼を言う政次。それを聞き終わらないうちに直親は

「俺は信じたぞ、鶴」

と昔の呼び名で語りかける。心から信じたというよりかは、「お前を信じたい」っていう意味合いの方が強かったように思いました。そしてもう一言…

「これで検地の時の借りは返したからな」

直親、あの時政次にすっごい無茶ぶりして押し付けたこと気にしてたのね。可愛いところがあるじゃないか。まぁ、これとそれとは違うだろうっていうのも思ったりはしますけど(政次も内心そう思った気がしますがww)、政次的にはそんな直親がちょっと可愛く思えたかもしれません。

そして、思わず政次は「亀!!」と直親を昔の名前で呼びとめ、改めて義父を殺してしまう結果になったことを詫びます。直親はそれに対して「俺だってああする」とだけつぶやいて去っていきました。ちょっとだけぎこちなさもあったけど、確実に二人の間の距離はあの瞬間縮まったよね。特に政次が「亀」と昔の名前で呼びとめたのは感動的でした。ここは良いシーンだったと思います。

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「もっとやれることがあったのでは」と、ちょっとだけ自己嫌悪で落ち込む次郎のもとに励ましにやってきた昊天さん。「日日是好日」振り返れば、良い日も悪い日もかけがえのない一日だと静かに語ります。これ、とても素敵な言葉。昊天さん、めっちゃ素敵っ!!さらには南渓和尚のモノマネwwとかして次郎を元気づけたりして、ほんといい先輩お坊さんですわ。昊天さんの株もめっちゃ上がりました。

すっかり元気を取り戻した次郎は川名の猛烈爺さん直平の元へ。いまだに政次を成敗すればよかったのに!と息巻いてるわけですが、次郎は「政次は奥山様の怨霊を恐れて写経に励んでいるらしいですよ」と巧いこと吹き込みますww。これを聞いた直平爺さんはすっかり上機嫌となり「小野も肝っ玉が小さいのう~」と小野憎しの気持ちが薄らいだ模様。次郎、グッジョブ

実際彼女は政次に「奥山殿が成仏していないみたいだから写経をした方がいい」と脅しをかけていました(笑)。最初は半信半疑の政次でしたが、「獲物を探すように本堂をうろついてるのを見た」とさらに次郎が追い打ちをかけると本当に恐怖心が芽生えてしまったようでww、強がっていた気持ちもどこへやら、写経にいそしむことに。びくびくしながら写経してる政次に萌えましたw。
政次が写経を始めたという話は家臣の間にも知れ渡り、小野に反発し続けてきた直由も政次を呼び止めて「可愛らしいところがあるではないか」とちょっとフレンドリーな態度に変わりました。

このシーンの二人も可愛くて面白かったww。次郎の裏工作wのおかげで政次の立場が少しよくなってきましたね。次郎、さらにグッジョブ!!こういう女性キャラの動かし方も森下脚本巧いなと思います。

良いことは続き、直親としのの間に無事男の子・虎松が誕生しました。待望の跡継ぎです。しのさん、グッジョブ!将来井伊の名前を大きくする「井伊直政」の誕生です。後に菅田くんが演じるそうでこちらも楽しみ。

虎松誕生の祝いの席、猛烈直平爺さんもデレデレですw。穏やかな雰囲気のなか、政次訪問の知らせに少し緊張が走りますが直平はその場に来ることを意外とすんなり快諾しました。
祝いの品として一通の書状を持参した政次。それは、かつて今川の命で政直(政次の父)が取り上げる形となった直満(直親の父)の所領をすべて虎松に返上するという覚書でした。政次の中に、ずっとしこりのように残っていた自分の父が直親の父にしてしまった所業…。虎松にあの時奪ってしまった直満の所領を返すことで政次の中にあったわだかまりも少し解けたことになるのではないでしょうか。

それは同時にギクシャクしていた直親との和解の意思でもあると思います。直満がまだ生きていた頃の、あの、「鶴、亀」と呼び合っていた頃の関係に戻りたいという政次の想いに泣けました。直親はそんな政次の想いを察して力強く「心得た」と答えます。ここからようやく二人は本当の意味で手を携えていくことになりそうですね。本当によかった。

虎松が誕生したことで、枯れていた竜宮小僧の井戸にも奇跡的に水が湧き起った模様。これは井伊の復活を暗示しているのかもしれないと無邪気に喜ぶ次郎を嬉しそうに眺める直親。

ほのぼのした二人のシーンですが、これ、しのさんが知ったらまた修羅場になりそうで…、そこは気をつけてよ、直親w。

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井伊は虎松の誕生で良い兆しが見えていましたが、一方の今川では恐ろしい出来事が起こっていました。

織田と戦っていると思われていた松平元康は、桶狭間のゴタゴタの合間に元いた場所の岡崎城を手に入れられたことで今川に反旗を翻す決断をします。「戻れてしまったのう!」って喜んでたからねw。そのことが今川に伝わってしまい新しく当主になったボンボンの氏真は大激怒。松平と織田が同盟結んでしまったことは屈辱以外のなにものでもなく、松平に協力した一族は見せしめとして殺されてしまいました…。

この出来事は元康の妻である瀬名に大きな不安を抱かせていました。まさに命の危機…!!唯一の女性の友である次郎は居ても立ってもいられず、武闘派坊主の傑山を伴い駿府へ乗りこんでいきます。この行動も、あまり表沙汰になっている感じではないので私は違和感ありません。ちゃんとボディーガードもつけているってところもさすがだなとw。

まず瀬名の母である佐名に面会した次郎でしたが…その風貌を見て衝撃を受けます。

娘心配のストレスのあまり、髪の毛が真っ白になってしまっている!!!まるで、処刑前のストレスで白髪になったというマリー・アントワネット様のよう・・・。あ、花總さんということでそれ意識したとか?

佐名の話によれば、瀬名は今川屋形に幽閉されて今日明日にも処刑されてしまう危険があるのだとか。それは髪の毛白くもなるよ・・・。鬼気迫る母親の話を聞いてますます焦りを感じた次郎。その足で今度は氏真の祖母・寿桂尼の元へ駆けつけます。

幼いころに一度だけ会ったことがある寿桂尼の温情にすがろうと必死に訴える次郎でしたが、なかなか首を縦に振ろうとしません。これは一筋縄ではいかない模様。それでもあきらめようとしない次郎を見て寿桂尼は「岡崎へ行って元康に和睦に応じるよう説得できれば瀬名を助ける」という案を出してくる。それに対して「瀬名と子供と一緒なら岡崎に行ってもいい」と強気の条件を出す次郎、負けてません。こういいう攻防、面白いですね。

次郎の度胸の良さに寿桂尼の気持ちも前向きになったその時、思いもしない悪い知らせが飛び込んできてしまう。元康が寿桂尼の孫を攻撃して死に追いやったという、この時もっとも聞かせたくなかった知らせが…。あ~~~・・・戦国の世とはいえ、元康、タイミングが悪すぎるぞ。この知らせを聞いた寿桂尼は態度を再び硬化。孫が殺されてしまったんだから…仕方のない反応だと思います。

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瀬名に今生の別れを言うよう冷たく言い放たれた次郎は、瀬名が閉じ込められている部屋へ乱暴に放り込まれてしまう。
幼いころに一度だけ顔を合わせた瀬名と次郎。それ以来、手紙のやり取りで友情をはぐくんできましたが、成長してからは一度も会っていませんでした。こんな形で再会することになろうとは…切ないよね。瀬名の命乞いに来たという次郎の言葉に「私のために来てくれる人がいるなんて」と涙ぐむ瀬名には泣けました。あの気の強い瀬名も心細くてたまらなかったんだね…。

瀬名は元康が寿桂尼の孫を討ったと知り、自分にも確実に死が迫っていることを悟った様子。そこへ、翌日自害するようにというお達しも届いてしまいまさに万事休す。せめて自分の子供たちの命は助けてほしいと泣き崩れてしまう瀬名の姿を目の当たりにして次郎は絶句するしかない…。

瀬名が自害させられる日の朝、次郎は瀬名と食事を共にします。もうどうすることもできないとあきらめている瀬名を次郎は必死に励ます。

「私は大方様より瀬名さまに引導を渡すことを申し付けられている。まだ引導を渡していないとゴネることもできる。今川屋形が焼け落ちることだってあるかもしれない。寺で処刑が行われるなら逃げる隙もあるかもしれない、元康が助けに来るかもしれない」

ありとあらゆる可能性を瀬名に必死に解く次郎の姿がなんだか胸熱…。

「たった一人の友であるのだから…!!」

という言葉はどんなにか瀬名の心の救いになっただろうね…。二人は食事の前に経を静かに唱え祈ります…。

食事の後連行されていく瀬名の後を決死の想いで追いかける次郎。「まだ引導を渡していない!」となんとかして瀬名を処刑することを阻止しようとしますが、逆に突き飛ばされてしまう。そこへ早馬が猛烈な勢いで倒れた次郎に向かって駆け込んでくる。果たしてこの後どうなるのか!?

と、ここで第10回は終了。またしても次が気になる衝撃の終わり方w。瀬名の今後など色々気になる来週、どうなるのか楽しみです。

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