昨日の回は感想を書けませんでしたが(菅波先生がお休みだったから…というわけだけではなくww)、百音がちゃんと島の人たちの輪にちゃんと入れたのは良かったと思います。ただ、あまりにも島に対する想いが強すぎて空回りする危険をいつもはらんでるんですよね(汗)。たぶんおじいちゃんもそれは感じてたと思う。だから「皆しぶといんだ」って笑ってあまり島に捉われるなよって遠回しに励ましてたのかもしれない。
93回で一番感動したのはやっぱり三生の断髪式。カキバーベキューで盛り上がりすぎて(あの時間もう午前様回ってたはずなんだけどww)酔っ払いまくってた勢いで断髪する、みたいな流れにはなりましたが、彼自身の決意は本物だったんですよね。たくさんたくさん悩んで回り道して、それでもやっぱりお父さんの後ろ姿に憧れて。震災の時の経験がトラウマのようになってたけど、それでもやっぱりお寺を継いで島で生きていくことを決意した三生。
親友たちにバリカンで少しずつ髪の毛を刈られて、最後はお父さんに仕上げてもらって。その姿を見ていたら自然と涙があふれてしまいました(泣)。三生くん、いい住職さんになると思う。
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それにしても、三生を演じてた前田くん、思い切ったねぇ!一発撮りだったらしく、バリカン握る役の人たちも相当緊張したと思うよ。
これまでの『おかえりモネ』感想レポ
百音は未知を部屋に呼んで、島に戻ってきてもいいかどうか尋ねます。その瞬間の未知の「え…」っていう反応がなんだか怖い…。やっぱり本音では百音には戻ってきてほしくないんだろうなぁ。亮くんともちょっと良い感じになってきたように見えたしね。
複雑な表情の未知は「仕事どうすんの?」と聞きますが、明らかに顔が「簡単に戻るなんて言わないでよ」って表情だよ~(汗)。それでも百音は会社で提案している地域密着型予報士の企画が通らなかったとしても島に戻って仕事を探したいと告げる。東京に憧れて出て行ったわけじゃなかったからね。結局は故郷の島への気持ちが最後には大きくなってしまったことの結果です…。
未知は思わず「そんなのないよ…」と本音を口にする。百音は「分ってる」と答える。なんかここのシーンすごく緊迫感があってハラハラした(苦笑)。未知は百音のいない世界ではちゃんと普通に息を吸えてるような気がします。だから本音ではやっぱり戻ってきてほしくない。
百音はそんな妹の気持ちは察しているわけですが、今回ばかりはそこで遠慮することなく自らの意思を伝えていました。何とか未知の心に近づきたいからかなぁ…。
どうしても島に戻りたいという姉に「どうして?」と尋ねると、島に密着した予報士になって少しでも災害を減らしたいという夢を語られる。それを聞いて卑屈になったからか、未知は「私はカキとワカメの研究をしてるだけだよ」と答えてしまう。ちゃんと誇り持って仕事をしているだろうに、百音の仕事のほうが上に感じられちゃうんだよなぁ(汗)。やっぱり自分は叶わないってどんどんまた百音に対して拗らせた感情が生まれてしまう。みーちゃんの心はなかなかに手強い(苦笑)。
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そして未知は、なぜ島に戻っていいかということを自分に聞くのか尋ねる。それに対し、百音は未知が家をずっと守ってきてくれたからだと答える。
うーーん、それもあるだろうけど…、本当は違う理由があるんじゃないかな。震災の日からずっと心の中に残っている妹に対する複雑な想いがあるよね。傍にいられなかった故の罪悪感みたいなものがずっと消えない。そんな負い目があるから、両親よりも未知に最初に「戻ってきていいか」聞きたかったんじゃないのかな。
「家を守ってきたのはみーちゃんだから」という言葉にどこか違和感を覚えたかもしれない未知。「私が嫌だって言ったら戻ってくるのやめるの?」とさらに確信を突いてくる。それに対して百音はキッパリと「やめる、それは当然だから」と答える。これは未知としては重いかもなぁ…。自分の答えひとつで姉の将来を左右してしまうかもしれないし。未知は消え入りそうな声で「なんで」と聞き返す。その言葉を噛みしめた百音は、自らの罪悪感を口にする。
「私はここから逃げたから」
その言葉を聞いた道は首を振りながら「いられなくしたのは私だよ…。私酷いこといっぱい言った」と答える。たしかに、けっこうグサっとくること百音にぶつけてるよね(汗)。頭ではよくないことだと思ってるけど、気持ちがついていかないから口に出ちゃうのかも。そんな自分に未知自身も苦しんできたと思います。
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百音は震災の時は受け止めることができなかったけど、もう一度やり直させてほしいと懇願。その言葉を聞いて未知は涙をこらえ「戻って来なよ、何言ってんの。二人で島を盛り上げよう」と笑みを浮かべる。たぶんあれがみーちゃんの精一杯。
ただ、今回のこの一連の場面見てて…もしかしたら百音が未知を追い込んでるっていうのもあるなぁと感じてしまった。百音もたくさん傷ついてきたんだけどね。この姉妹は本当に難しい。どこに落としどころあるんだろう。りょーちんのことだってまだ解決したとも思えないし(汗)。
ちなみに私は百音が3年ちょっとで東京の仕事をやめて島に戻って仕事するっていう選択は…ちょっと反対かなぁ。まぁ、ドラマ的時間制約の問題があると思うけどw。覚悟決めて東京に来たのは本当なんだから、もう少し今の仕事を極めてもいいんじゃないかな…なんて。百音は島に対する執着心があまりにも強すぎるんだよねぇ。だから逃げてきたけど結局戻りたくなっちゃったってことか。
翌日東京へ戻り汐見湯の暖簾をくぐると、菅波が待っていた。スマホとにらめっこしてたから、帰るまでにきっと会う連絡はしてたんだと思う。
「どうだった?」と百音に尋ねると「行ってよかったです」という答えが返ってくる。それに菅波先生はホッとしてたけど…、プロポーズしてされたことについては百音の頭の中で消えてしまっていそうでコワイ(汗)。「もう帰るの?」なんてサラっと言ってたし…、これはちょっと雲行きが…(汗汗)。
もう少し時間があるという百音に、菅波は「会ってほしい人がいる」と告げました。やって来たのは、2日連続でボイラーの修理に訪れていた宮田でした。最初はピンとこない百音でしたが、宮田はわざわざ「菅波先生の元患者で、ホルン奏者です」と自己紹介。あの笑顔がちょっと怖いんですが…ww。
百音は宮田がかつて菅波のトラウマとなってしまった元患者だということを悟り驚いてしまいますが、「まさか先生の方から声をかけてくれるなんて」と親しげに菅波に話しかける宮田の様子を見てちょっとホッとしたようです。「昔は全然ぶっきらぼうで」って余計な一言までペロっと言っちゃう宮田さん(笑)。菅波先生のぶっきらぼうはかなり前からだったということが判明しましたww。
菅波は「宮田さんも前はこんな明るく喋れる人じゃなかった」と笑顔で話しかけますが、それに対して「あの時は病気のことで不安で仕方なかったから、つい先生に寄り掛かっちゃった(テヘペロ)」と若干菅波先生のトラウマに触れるようなことを返される(汗)。「当然です」と苦笑いする菅波に「ごめんごめん、笑えないね」って謝る宮田ですが…確信犯的発言にちょっと聞こえたぞww。
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ひとしきり話が終わった後、宮田はおもむろにホルンケースを机の上に出してくる。ボイラー修理道具のほかにあんな大きなホルンケースまで持参してたのか!!まぁ、車で来てるからいいと思うんだけど、結構手間だったのでは(笑)。
おかえりモネ:宮田さんがついにホルン吹くぞ! 石井正則「菅波先生、百音さんのこれからに彩りを」 https://t.co/2N6W4j1OUu
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菅波は前日に宮田の子供とのエピソードを聞いてとても響いたという。病気をしてからずっとホルンから遠ざかっていた宮田でしたが、息子からせがまれ恐る恐る吹いた時、息は続かなかったけど「楽しい」と感じられたという。それ以来、趣味でホルン演奏を始めた宮田さん。彼はそうやってトラウマを乗り越えていたのですね。
この話を聞いた時、菅波は「聴かせたい人がいるからここで吹いてほしい」と宮田に頼んでいたのです。ちょっと恥ずかしそうにしながらも嬉しそうな菅波ですが、百音はちょっと戸惑いの表情を浮かべていました。
学生時代は音楽が大好きで吹奏楽部のトランペットを吹いていた彼女ですが、音楽学校合格発表の日に立ち寄った店でジャズ演奏に夢中になり震災が発生してすぐに島へ戻れなかった経験がありましたよねぇ…。それ以来百音は一度もトランペットに触れようとしていないし、音楽も避けてきた。菅波先生もそのことは知っていますが、あえてここで彼女に聴かせたいと提案した。これが吉と出ることを祈るしかない。
あと、菅波先生のプロポーズの結果がどうにも心配になってきた(汗)。何とかあの熱い想いは報われて欲しいよーー!!じゃないとその後のあさイチゲストが微妙な空気になっちゃうww。