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【ドラマ】みをつくし料理帖スペシャル 後編「桜の宴」

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2017年のNHK連続ドラマ『みをつくし料理帖』のスペシャル版が前後半の2回に分けて放送されました。村上新悟さんは後編の「桜の宴」にゲスト出演。

ところが、事務所様からのアナウンスでは前編に出演とだけありまして…

かな~り目を凝らして前編見てたんですが、どうにもこうにも姿が見当たらず(苦笑)。っていうか、出てくる隙がないストーリーだった気がする(汗)。エンドクレジットにも名前がなかったので、よもやのC…じゃないかと思ってしまったわけですが、たぶん、後編との間違いアナウンスだったのではないかと。村上さん本人からもSNSで「後編に出る」と言及があったので、前編と後編間違えちゃったのねと今では思うようにしていますw。

ということで、後編を中心に振り返ってみたいと思います。

みをつくし料理帖スペシャル -後編-「桜の宴」

2019年12月21日(土)21時00分~22時13分

主な出演者

  • 澪:黒木華
  • 芳:安田成美
  • 種市:小日向文世
  • 小松原/小野寺数馬:森山未來
  • 永田源斉:永山絢斗
  • おりょう:麻生祐未
  • あさひ太夫/野江:成海璃子
  • 又次:萩原聖人
  • 伝右衛門:伊武雅刀
  • 清右衛門:木村祐一
  • 采女宗馬:松尾スズキ
  • 多浜重光:徳井優
  • 上州屋:村上新悟

原作は 髙田郁さんの小説『みをつくし料理帖』シリーズ

2017年に放送されたドラマはディスク化しています。

Amazon.co.jp

今回放送のSPもディスク化あり。

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あらすじと感想

この作品って、私が愛してやまない朝ドラ「ちりとてちん」や大河ドラマ「平清盛」を担当した藤本有紀さんの脚本だったんですね!!どうりできめ細かな心理描写を感じさせるストーリーだと思ったよ~。シリーズ放送されていた時に見ておけばよかったとちょっと後悔(苦笑)。

前編では澪と小松原の恋仲が進展したものの、料理人としての自分を貫きたい想いから澪が婚礼話を断腸の想いで断ってしまうまでが描かれました。

私は本編を見ていないのでこのあたりの流れについてはほとんどわからずスペシャルで「そうだったのか~」と思う程度だったのですが(汗)、連続ドラマから見ていたファンの方にはすごく沁みるストーリーだったのではと思います。
本当はすごく想い合っていたのに、立場や自分の貫きたい信念という壁があって結ばれなかったのは切なかったな…。小松原は澪の気持ちを受け止めて自分の望まなかった結婚をすることに。二人の間の事情を知らない種市さんたちは激怒していましたが、そうやって悪役を引き受けて身を引いた小松原は優しい素敵な男性だと思いました。

森山未來くんはやっぱりいい演技をしますね~!個人的に大河ドラマ「いだてん」は全く好みに合いませんでしたが、彼の芝居は惹きつけられるものがあった。「みをつくし~」では飄々とした中にも澪への思いやりが溢れた芝居が光っていてグッとくるものがありました。

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後編のあらすじは以下の通り。

ある日、吉原の大店・翁屋伝右衛門(伊武雅刀)が、又次(萩原聖人)と一緒につる家にやってくる。実は、登龍楼の采女宗馬(松尾スズキ)と伝右衛門が手に入れた吉原の売り店の件でひともめした際、翁屋の桜の宴の料理が不味いと馬鹿にされ、「腕のいい料理人ぐらい知っている!今度の桜の宴の料理を食べてみるがいい!不味かったら売り店は登龍楼に売ってやる!」と伝右衛門が采女に啖呵を切ってしまったのだ。鱧の一件以来、澪の料理人としての腕を認める伝右衛門だったが、吉原の上客、摂津屋(中原丈雄)たちに振舞う花見の宴の料理を澪に作ってほしいと頼みに来たのだ。もちろん、采女も客の一人だ。

ただし、店の信用と評判を下げない為、女が作ったと悟られないよう又次が作ったものとして料理を出したいと伝右衛門が条件をつけてくる。まだまだ、女料理人を評価しない時代のことである。「そんな話があるか!」と声を荒げる種市だが、意外にも澪はあっさり引き受ける。それは、小松原との約束、また、あさひ太夫、幼馴染の野江(成海璃子)へ会えるかもしれないという思いからだった。

公式HPより抜粋

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後編の物語は吉原が舞台。シリーズ本編を見ていないし原作も呼んだことがないので背景など細かいところはよくわかりませんでしたが(汗)、料理の道で生きていくと決めた澪が伝右衛門の頼みによって吉原の桜の宴での膳を任されることになる展開。
しかしながら、この当時は「女料理人」が下に見られていたこともあって澪が作ったものはすべて又次がこしらえたものとして表に出ることになっていました。それゆえ、澪はこっそりと襖の外から客の反応をうかがうことに。

きめ細やかな料理の数々に招待客の殆どは感激していましたが、采女だけはそれが又次が作ったものではなく澪が作ったものだと見抜いて彼女を無理やり宴の場へ引きずり出してしまう。
「女料理人の料理を出すなど言語道断」とばかりに店を自分だけのものにしようとした采女。さらにあさひ太夫ももらい受けるということまで言い出したものだから、澪の怒りが爆発。

この采女という人物がシリーズ放送の時にどんなキャラだったのか知らなかったゆえに、澪が彼の横暴さに食って掛かるシーンとかはちょっと分かりづらかった(苦笑)。澪にとってあさひ太夫こと野江は生き別れた大事な幼馴染ということもあったからかなとは思いましたが。采女は野江を見世物にしようとしてた節がありましたしね。

ちょうどそこへあさひ太夫がやってきて機転の利いた歌を詠む。そこで雰囲気ががらりと変わり采女は退散。場の空気も和やかになり一件落着と。
そして宴が終わった後、澪は襖越しに野江と久しぶりの会話を交わします。これもシリーズを見ていないので二人がどれほどの想いで言葉を発していたのかが分からなかったんだけど、それでも、繊細なやりとりはグッとくるものがあったな。いつか二人が笑って顔と顔を合わせられるようになればいいのに…って思ってしまった。

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村上新悟さん登場シーン

村上さんが演じたのは吉原の上客の上州屋。釣具屋さんではないはず(笑)。

「吉原の料理を食べにきた」と話す采女に対して「膳を相伴??」と訝しげな目を向ける上州屋。隣にはしっかり御贔屓の遊女さんがいらっしゃりますw。

次々と運ばれてくる膳に「ほぉ~」と感心していた様子でしたが、基本的にあまりライトが当たらない立ち位置だったのでちょっと姿が見えづらいw。まぁ、人物紹介のテロップも出てこなかったので仕方ないかなとは思いましたが。
食事シーンもなぜか上州屋だけ抜かれずに、舌鼓を打つ声がなんとなく入ってくる程度(苦笑)。

最後に出てきたお椀にお酒が注がれると「茶碗に注ぐのに茶ではなく酒なのか!?」と戸惑う上州屋ww。これを見たとき、”上州屋はしめしめ思ったんちゃうか!?”とほくそ笑んでしまった(笑)。村上さん、かなりの酒好きですからねww。

で、酒を注いだ後に蕾だった花がふわっと開くと…

目を閉じてじっくりとその香りに酔っておられましたww。ここはなんか、はんなりした雰囲気が出ててちょっと和んだ。

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このあと、采女が料理を作ったのが澪だと暴いてしまい宴の席が一気に冷え切った雰囲気に。その間、招かれたお客さんたちはただ事の成り行きを見守っていたので、当然上州屋の出る幕はなし。

で、あさひ太夫が歌を詠んだことで采女が引き下がると…「なぜ急に素振りを改めたのでしょう?」と不思議がる上州屋の声が。ここできっかけのセリフを言うのが上州屋だったのはなんかよかったなと思いました。

歌の解説を丁寧に語るのは摂津屋さん。中原丈雄さんの渋いお芝居が効いてます。摂津屋さんの見事な語りのおかげで再び和やかな雰囲気に戻る桜の宴。さすがです!そのうえで、改めて澪に料理を作ってくれたことへの感謝を告げます。すると、列席していた皆さんも一斉に頭を下げたのですが…

ひと際ふか~~~~くキッチリとした頭の下げ方をしていた上州屋が目を惹きました。実に美しい型だったわけですが、ほかの皆さんは背中を丸めて中くらいまで頭を下げる程度。上州屋さんだけなんか、武士みたいだったぞ。そこは他の人と合わせなくてもよかったのだろうか?とちょっと気になってしまった。

そしてここで出番終了。シーン的には長めだったけど、お客のメインは采女と摂津屋さんということもあってかほとんど目立たないまま終わってしまった(苦笑)。まぁ、田中要次さんも勿体ない使われ方してたなと思いましたが。

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ということで、2019年の村上さんが出演するお仕事はこれで終わりになるようです。

個人的に総括して思うのは…ちょっと仕事が少なすぎたなということ。特に前半はほぼ出演情報がなく空白期間があまりにも長かった。体調を崩してしまったのではないかと心配したほどだった(汗)。

夏ごろからは少しずつドラマのお仕事を聞くようになってホッとするところではありましたが…、個人的にはちょっと消化不良と言いますか…けっこう複雑な心境になりました、正直。役者のお仕事、ほんとに、もっと、がんばってほしいです。

来年はせめて今年よりも出演作品が増えることを願っています。村上さんには「声」よりも「存在感や芝居」で注目される役者になってほしいと思ってるので、そのためにはやはり多くの作品に呼ばれるようになることが必須かなぁと。
私はちょっと引いた目線で辛口気味な感想を言ってしまうことが多いのですが(苦笑)これでも応援する気持ちはすごくあるんです。だからなおさら今年はモヤっとしてしまったというか、もどかしくて仕方なかった(汗)。

2020年こそ、良い波に乗ることができますように。私は私なりに今後も応援し続けていこうと思います。1年間、こちらのブログを訪れてくださった皆様、ありがとうございました(文句ばっか書いてんじゃないよとツッコミも多々あったかと 汗)。

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