いよいよ愛莉の反乱が頂点にまで達した回でした。原作漫画でもかな~~りセンセーショナルに描かれていましたが、ドラマではオリジナルの肉付けも多く丁寧に描かれていた印象があります。
それにしても、お金持ちっていうのは本当にああいう生活してるんだろうか…って思ってしまう😅。東京の一等地のビルを買い占めてあるとか、簡単に貸切にできちゃうとか、次元が違いすぎてアップアップww。
以下、原作のネタバレも含めた感想レビューになります。あしからず。
『花のち晴れ~花男 Next Season~』第4回
📕 サブタイトル:恋の逆襲は大波乱!!新ライバル登場!?四角関係スタート
TBS系列(視聴区域はRSK)5月8日(火)22:00~
原作:神尾葉子(ジャンプコミックスPLUS)
今回のストーリーの元になった原作は、第3巻(一部第2巻エピソード有)
ドラマ感想
友達?
もんじゃ焼き屋での楽しいひと時を過ごしていた晴たちの前に突然現れた愛莉。てっきり復讐するのかと思いきや、「ごめんなさいっっ」と思いきり謝られて動揺してしまう音たち。そりゃ、これまでの仕打ちを考えたらビビってしかるべし😅。
で、面白かったのが内野謙太さん演じるミータンの合いの手www。愛莉の音に対する数々の悪行を聞くたびに
「エッグ!!美少女、えっぐ!!!」(注:「えぐい」って意味www)
「(最後は泣けばいいと思ってると聞いて)めめしぃ~~!!」
とか、もう、めっちゃ高いテンションで・・・イッちゃってる感じでもう、思わず吹き出しちゃったよ😂😂。そりゃ、原作のミータンもけっこうチャラい感じだけど、ドラマ版も負けてないわ(笑)。内野さん、最高っす!!
晴は愛莉の態度に不信感ありありでしたが、音は戸惑う中で結局愛莉を許してしまいます。
「ありがとうっ!!」
と、音に抱きつく展開はマンガと同じく可愛い。でも、「友達になる」っていう点で音が戸惑った理由はドラマでは曖昧になってましたね。
音的には、今まで付き合ってた友達が素性を知った途端に離れていったことがけっこうトラウマになっていて・・・それが原因ですぐには友達を作る気持ちになれないっていうことになってたんです。ドラマではそこの部分はあまりもうこだわってないのかも?
翌日からやけにベタベタと音に擦り寄ってくる愛莉。ああも急に来られたら逆に気味が悪いって思っちゃうよなぁ、普通は😅。怪しいと思っているのは音だけでなく晴も同じのようでw、どうしてもその真意を確かめたい。
そこで取った行動が、変装して二人の席に近づく作戦www😅。ちょろっwww!!!
しかも今回は海斗まで巻き添えになってるし(笑)。マスク姿に眼鏡って・・・それかえってめっちゃ目立ってますからww。海斗くん、ご愁傷様です😅。っていうか、C5じゃないブレザーはあの短時間でどこから調達してきたんだよww。
お昼ご飯を食べる段階となり、愛莉が出したのは「食べ物」ではなく「サプリメント」。しかも、化粧箱のようなものに色んな種類のものが分かれて入れられている😱。愛莉、それだけで生きているのか!!音じゃないけど、逆にめっちゃ体悪くなりそうだよ😵。
ビビった音に、愛莉は昔の自分の話をはじめます。
やっとできた子供だから甘やかされて育った、という話になっていましたが、原作ではニュアンスは同じながらも「年を取ってから産まれた子供」という設定になってます。
で、ぽっちゃり愛莉さん、与えられるものは全て手に入っていたからか甘やかされ放題で挙句に態度もめっちゃデカい😅。ありゃ友達離れていっても仕方ないね。甘いものも食べ放題で動かないからどんどん巨大化。態度悪いうえにおデブさんになってしまったら・・・学校では孤立してしまうのも当然の流れ(苦笑)。それ以来友達はいらないと思い続けていたわけですが・・・ある遠足の日にその考えが一変します。
体が重くて途中で倒れておいていかれた愛莉をただ一人見捨てずにいてくれたのが、晴だった。
晴は動けなくなった大きな愛莉を必死に背負って目的地まで運んでくれる。
「やるっていったら、やるんだ!!これは、俺の問題だ」
少年・ハルトくん、カッコいいじゃねぇか😆。こんなことされたら、愛莉がキュンと来てしまうのも分かる気がする。っていうか、普通に少年ハルトは美少年だしねw。
それ以来心を入れ替えて節制した生活をした愛莉は見事にダイエットに成功。晴のことは恩人として慕っているのでC5は絶対に守りたい、と音に話します。
ダイエット成功後の愛莉も可愛かったけど、
おデブ時代も可愛かったよ😊。
この様子に居ても立ってももいられなくなったのが晴。すぐに変装脱ぎ捨てて「その話は黒歴史だから黙ってろって言ったじゃないか!」と食って掛かる。周りの生徒もビックリww。変装の意味、ほとんどなかったよね😅。
それに対して「自分をさらけ出さないと音が信じてくれないから」と健気な自分を演出する愛莉。これには音もかなり信じさせられてしまった様子。それに対し晴は疑いながらも「こいつは妹みたいなもんだからな」と軽口をたたいてしまう・・・。その様子を見て「オイ!!」と心の中でツッコミ入れてたのが海斗。愛莉の気持ち、知ってるからハラハラするよねぇ、あれは・・・。
案の定、愛莉のその時の表情は一瞬めっちゃ怖くなりましたがな😱。晴、鈍感というか無神経というか・・・(苦笑)。
と、ここまでの展開・・・原作ではほぼ、もんじゃ焼き屋さんでのみ展開してました(笑)。
なので、晴が愛莉のおデブ過去話を変装して聞くこともなかったしw・・・紺野さんとミータンのカップルも「私むかし太ってたの」という愛莉の過去を聞いてしまっていたのでした😅。
愛莉が少年ハルトに救われたっていう詳しいエピソードは、音が庶民狩りに合う直前に出てきていたので、ドラマでは上手いこと繋げたなと思いました。ただ、「むらさきの花のひめ」は愛莉は読んでいません。
あと、愛莉のサプリメントは・・・色んな事態が解決した後に発覚するのでww、こんな早くに出てきてちょっとビックリしました(笑)。
親の存在
愛莉の行動がどうしても信じられない海斗は個別に愛莉を尋問。それでも彼女は本性を明かしません。「晴に嫌われないように頑張ってるんだ」と健気な発言。さらには「音と話してみたらけっこう良い子だったから落ち込んじゃった」とまで…。
これにはさすがの海斗もそれ以上問い詰めることはできないよね。愛莉的には・・・”敵を欺くにはまず味方から”ってことなんだろうけど😓。だけど、音に対する気持ちはこの時ちょっとだけ本音も入っていたようにも見えました。それが後半生きてくるかなぁと。
その頃、音の家には天馬から大きな花束が届いていました。たぶん、お見舞いって意味合いがあったんだろうね、音は勝手に退院しちゃったから。これに対して大喜びしたのが貰った本人ではなく・・・浮世離れしたおかあさんっていう、ねww。音の反応が鈍いのを見て
「そういうの、塩リアクションっていうらしわよ」
とかwww。とても音の母とは思えないはしゃぎっぷりwww。さらには遠洋漁業に行ったきりの父さんの写真を見て「昔は私も・・」と乙女な心に浸っております😅。
まぁでも、音はこんなお母さんだからこそ・・・気持ちの面でちょっと救われてるっていうのはあるかもね。
一方、天馬の豪邸には近衛が訪ねてきていました。前にも書いたけど、原作に近衛が出てくるのはかなり後のほうなんでw、こんなに早い段階で出てくるとちょっとビックリしてしまうよ。
どうやら、近衛は天馬が音のために英徳に多額の寄付をしたことを確かめに来たらしい。英徳と桃乃園は今のところまだ対立関係にあるのでその点敏感になっている様子。そんな彼に
「学校同士、敵も味方もないでしょ」
と釘を刺す天馬くん、そういうところ…本当に人ができている。だけど、この展開出てくるのは原作ではけっこう後のほうなんだけどね(汗)。
それよか、天馬が寄付したって話をこっそり聞いてた継母の方が怖いんですが😱。原作では未だにハッキリとは登場してないキャラなだけに今後が恐ろしいw。
そして恐いといえば、晴のお父さんです。愛莉を自宅に呼んで「開運グッズ」でじゃれ合っている現場を目撃されてしまった晴😵。っていうか、あの脇に挟むと幸せが来るっていうカメレオンみたいなやつ・・・ハルトくん、ほんとに信じてるのかwww!?どう見ても胡散臭い(笑)。ほんと、ヘタレだよねぇ~~😅。
しかし、それを目撃した父親の「はぁ・・・・・」というため息が怖すぎる😱😱😱!!!
滝藤さん、本当に朝ドラのお父さんとは別人なんですもの~~。こういうメリハリついた芝居が上手いですよね。あんなお父ちゃんにため息つかれたら、プレッシャー凄すぎて息が詰まりそうになる気持ちもよく分かる。
あ、そういえば、前回登場しなかった志賀廣太郎さんが今回登場されてました。少しホッとしたけど、やはり体調面は気になります。無理されませんように・・・。
実は、海斗が愛莉を問い詰めてから晴が父親にため息をつかれるまでの場面ですが・・・ほぼドラマオリジナルの展開になります。なかなかに面白い肉付けだったと思いますが、桃子お母さんの場面はどちらでもよかったような気がww。
ちなみに、愛莉が晴に「音のどんなところが好き?」と聞くのは、原作ではカタがついた後に出てくる場面です。ドラマではその答えが出ていませんでしたが、原作では晴は音の良さをちゃんと分かっていました。今後その答えはドラマでも出てくるのかな?
鈍感ハルト
後日、愛莉と一緒に買い物に出かけることになった音。そこにはなぜか「奇跡的に予定が空いた」と言い張る晴も一緒についてきてるwww。好きだねぇ、音に会う理由に「奇跡的に空いた」って言うの😂。本当は音と一緒にいたい気持ちが漏れてるっていうのwww。
ちなみに、原作では・・・なんと、もんじゃ焼きデートの後にこの場面に繋がります。ドラマでは夜遅くまでバッティングセンターにいたことになっていましたが、実は原作では案外早い段階で晴がホームラン打ってしまっててww、もんじゃ焼きはお昼・・・みたいな展開だったのです😅。
なので、晴が一緒に来ていたのは原作では流れ的なものだったので「奇跡的に予定が空いてる」と誤魔化さずに済んでたというわけ(笑)。ドラマのハルトくん、頑張れ😁。
愛莉の父親は不動産王でもあるので、高そうなビルはだいたい彼女の父のものらしい。その話だけでも音はビックリしすぎてついていけない。
そのあと、お腹がすいたという晴を置き去りにして愛莉は強引に音を洋服屋に案内する。原作では一緒に連れて行ってもらえてたのにねぇww・・・不憫なり、ドラマの晴くん😅。
さらに強引に高そうな洋服を選んでもらった音は流されるまま試着室へ。
戸惑って着替えようとしていたら、天馬との関係について微妙な反応をしたことに対し「話せば楽になることもあるんじゃないかしら?」と促される。ここまでのいきさつで愛莉のことを信用してきていた音は、つい、素直に天馬の元へ飛び込めない自分がいるという胸の内を話してしまいます。すると、「晴と仲良くなって気を遣ってるからじゃないかな」とアドバイス。その言葉にまたちょっと納得してしまう音。
うーーん、この流れはやはり、音ちゃん、信じてしまっても無理ないよねって思ってしまいます。愛莉ちゃんも、けっこう楽しそうに見えたし…。なんだかんだで、心の奥では音と話すことに居心地の良さも感じてしまっていたのかもしれないよね。
外で待ちぼうけを食らってスネていた晴でしたが(ドラマ版の扱いはほんと気の毒ww)、すっかりドレスアップして髪型もおしゃれになった音を目にして固まってしまいますww。
可愛いすぎかよ、ドラマ晴www😂😂!!
原作では試着した直後に目撃して照れてしまう感じでしたが、ドラマでは待ちぼうけ食らっていた分衝撃はそれ以上だったかと思われます(笑)。で、衝撃が大きすぎて二人で愛のダンスを踊る妄想までしてしまってるよwwww。やっぱりドラマ晴はヘタレ度高いわ😅。
ところが、晴が音にドキドキしまくっていた現場を・・・天馬の継母である利恵に目撃されてしまっていた😱😱😱!!これ後々トラブルの種になるかも・・・。
ようやくレストラン(当然貸切ww)に入れた3人ですが、コースメニューをチョイスするのも妙に息が合って同じものを指差してしまう音と晴。「真似しないでよ!」とお互いに文句ブーブー言い合ってましたが、デザートは音が違うものを2種類食べられるように気を遣おうとする晴。こういうところは本当に優しい子だよね。音もちょっとキュン、ときた様子。
でも相変わらず晴は愛莉のことを妹扱いしかしない。音とのやりとりも目の前で展開されていて・・・愛莉の心中が穏やかではなくなるのが伝わってくるようで恐ろしい・・・。
食事が来るまでの間愛莉は晴に「幼い時に家出した時に秘密基地にしていた工場を覚えているか」と尋ねます。ところが晴はすっとぼけて「覚えてねぇな」とそっけない。あまりにも素っ気ない態度に本気で激しく絶望を覚える愛莉・・・。
晴、優しいところはあるんだけど・・・こういうところは本当に無神経というか・・・鈍感なんだよねぇ(苦笑)。全く愛莉の気持ちに気づいていないからなんだけど、彼女がどんな気持ちでこの話を持ちだしたのかを思うと・・・これはこれで気の毒に思えてしまいます。
ショックを受けた愛莉は思わず水をひっくり返し音の服にひっかけてしまうわけですが…今から思うと、あれってわざとそういう風にやったのかなぁと(苦笑)。急いで洗面所へ音を連れていく愛莉。
結果、再び一人残されてしまった晴は「・・・また待ちかよ!」とツッコミwww。このタイミングがけっこう絶妙で面白かったよ😁。
ここまでの一連の流れですが、原作では少し違っています。
晴は一緒に買い物に付き合っているため、音の変身した姿も早い段階で見ていますが・・・実は、音が着替えている最中に愛莉が話しかけていたのは原作では晴のほうでした。「幼いころに家出して二人で籠った工場」を切り出したのがこの時です。
ドラマでは工場そのものを覚えていないようなことを言ってしまっていた晴でしたが、原作では工場での出来事についてはしっかり覚えていました。愛莉としては、その後「工場で私が言った言葉」を覚えていてほしかったわけですが、ちょうどそのタイミングで音が試着を終えてしまい聞けずじまいとなったのです。
なので、レストランへ行くという展開は原作には出てきませんし、音も工場での二人のエピソードはこの時点では知らないことになっています。
愛莉の本性
服の汚れを取りにと愛莉に連れて行かれた場所はなぜか化粧室とは思えないような場所…。「従業員用のトイレ」という愛莉の言葉を信じてしまう音でしたが、連れてこられた場所はなんと冷蔵室。そんなところにトイレがあるはずがないと思った時は時すでに遅し。
「あんたなんかと友達になれるわけないじゃない!」
ついに愛莉のドス黒い本性が露わになってしまいました😱。
ちなみに原作では、高級洋服店からの続きになっていて「地下に私のクローゼットがあるから音にあげるための洋服選んで」と強引に誘い込み、その倉庫に閉じ込めるという展開になってます。
そこは地下3階で誰にも気づかれない場所っていう設定になってましたが・・・ドラマの冷蔵室閉じ込めっていうのもかな~りエグいです😵。
まぁ冷凍室じゃなかっただけマシか(かつて『ガラスの仮面』でマヤたちは月影先生に冷凍室閉じ込められてたからなw)。
携帯も通じない暗い冷蔵室で困惑しながら彷徨う音の目の前に、もう一人の人物が…。なんと、天馬も上手いこと呼び出されて冷蔵室に閉じ込められてしまっていた!
あんなに賢く聡明な天馬くんでも音に関わることを持ちだされると正気を失ってしまうものなのかもね…。っていうか、音よりも先に閉じ込められてたって…天馬くん、大丈夫なのか!?
そんなことに音が巻き込まれているとは露思わない晴は、愛莉が一人で戻ってきたことを不思議に感じている様子。しつこく聞くと「どっか行ったよ」とそっけない答えが…。
この時ようやく晴は愛莉が音をハメるための罠を仕掛けたことに勘づきます。愛莉は天馬と音をわざと閉じこめて二人きりにして、それを隠しカメラで撮影して晴に見せつけるのが目的だったらしい。
愛莉、こわっっ😱!!!
そして愛莉の思惑通り、隠しカメラの映像には音を抱きしめる天馬の様子がハッキリと映し出されていた。
天馬のきもち
自分の体よりも音を気遣って抱きしめて温めてくれる天馬くんは本当に王子様のよう。天馬は音を抱きしめながら二人の思い出話を嬉しそうに語っていて…あぁ、本当に彼は音のことが大好きなんだなって分かって切なかったな。
だけど、音はただ天馬に対して「申し訳ない」という想いばかりが強くて…二人の心の在り方には温度差がハッキリと出てしまっているわけで😞。どんなに王子様でもこういうところは本当に報われなくて気の毒だなぁと思いました。
音は天馬に対して「初恋の人だった」と告白しますが、貧乏暮らしになった後からはその気持ちに揺らぎがあることを正直に話す。
でも、天馬は自分の母親が亡くなった時にずっとそばにいてくれた音のことを忘れることはできない。音がいたから、天馬は葬儀の時に泣くことができたんだろうね…。そう思ったらなんだかものすごく切なかった😢。ちなみにこのエピソードは原作第6巻にちょこっと出てきます。
ドラマはシビアな展開でしたが、二人の撮影はけっこう和やかに進んだようですね😊。
ここまでの一連のことを、晴は隠しカメラ映像上映のせいでしっかり目撃してしまい動揺を隠す事ができない。そんな晴を見越したように「入り込むすきなんかないんだよ」と言い放つ愛莉。
さすがに今回ばかりは怒りがこみ上げた晴は愛莉を怒鳴りつけますが、「怒鳴られても名前を呼ばれる方が無視されるよりもずっとマシ」と返される。彼女のやってる行動は犯罪まがいで許されるものではないけれど、好きな人から無視されるよりも罵られてもいいから相手にされた方がいい…って考えるのはなんだかちょっと気持ちが分かる気がします。
だけど、愛莉の想うように晴は動いてくれない。
「愛莉、おまえクソだな。吐き気がするぜ…!二度と俺の前に現れるな」
この晴の台詞は原作の通りでしたね。欲を言えば平野くん、もうすこしハキハキ言ってくれるとありがたいんだけど・・・とは思ってしまったカモ😓。
孤独になった愛莉は高笑いをしますが・・・その表情には哀しみと虚しさしか浮かんでいない。人を愛する方法を知らない愛莉の、哀しすぎる愛情表現。そのやり口は本当にひどいんだけど、不器用すぎて逆に哀れにも思えてしまうんだよな…。
ちなみにドラマでは晴は天馬と音の二人きりの様子を長いこと見せられていましたが、原作ではスマホ映像で、天馬が音にかぶさりかかっている現場しか見ていません。天馬が音に被さりかかったのは、暗くて躓いて倒れそうになったという・・・いわば自己的なものだったんだけど、晴にはそれが衝撃映像として頭にこびりついてしまう。
これを見せられたことで、晴は愛莉を罵って音を探しに飛び出してしまうという展開でした。
音と天馬の倉庫内でのやりとりは倒れて見つめ合うだけで、天馬が音を抱きしめるという行動を取ったのはドラマオリジナルの設定です。
音を探しにやってきた晴は冷蔵室の前が騒がしいことに気付く。どうやら冷蔵機能が故障して大騒ぎになっているらしい。そこにきっと二人が閉じ込められてると勘づいた晴は強引に中に入っていく。
冷蔵室内は故障したためか雨のように水が降り注いでいて…そんななか、天馬は音が濡れないように自分を盾にして守っていました。そんな二人の現場を晴は目撃してしまい近寄ることができない…。
「なんど音を危険な目に遭わせれば気が済むんだ!!」
そう天馬に責められ何も言い返すことができずずぶ濡れのまま立ち尽くすことしかできない晴がまた切ない…。そんな晴を音は庇おうとしますが、天馬に連れられて外へ出て行ってしまいます。これは晴くん、辛いねーーー😢。
っていうか、あの土砂降りみたいな環境の中、みんなよく芝居できたなって思ってしまった。相当激しい水の降らせ方してたので😓。お疲れ様でした。
愛莉の孤独
冷蔵室からの帰り道、音はふと天馬に昔読んだ絵本「むらさきの花のひめ」を覚えているかを尋ねる。
忘れてしまった天馬に音はストーリーを聞かせますが、最後の部分だけ思い出せない。音はその「ひめ」と愛莉を重ねて気になってしまう。天馬は「そんな優しい音が好きだ」と自分の気持ちを語ってくれるんだけど、それに素直に応える事ができない音…。
音を送り届けた天馬は、アパートの前で改めて音に自分の素直な気持ちを伝えますが・・・やはり音はそれにハッキリと応えることはできない様子。あんなに真っ直ぐに愛情を伝えられると、逆にちょっと重い…って感じてしまう部分はあるかもしれないよなぁ。
と、こんな二人のやりとりを途中から目撃してしまった母・由紀恵さん😅。ちょっと~~、ここではなんかお邪魔虫的存在になったんじゃないかw??
さらには家に招いてパートの実践料理の手伝いまでさせちゃうって・・・けっこう図々しいw。な~んか、桃子さんのテンションも妙な感じで見ていてむず痒くなってしまったカモ(苦笑)。原作ではこんな展開なかったもので、よけいにね(苦笑)。
あと原作になくて驚いたのが、C5の海斗以下男子3人が音に頭を下げたことです。けっこうプライドが高いはずの彼らが、こんな素直に音に謝るなんてとちょっとビックリ😅。原作だと海斗なんかはまだこの時点で音に心を開いてる感じなくてちょっと上から目線で話してたりするものでね。
この時音は、晴が愛莉を完全に見放してしまったのだということを知りとても複雑な心境になってしまいます。彼女は愛莉の気持ちに勘づいてましたからなおさらでしょう。
翌日、コンビニでバイトをしている音のところへ海斗が血相を変えてやってくる(原作では音の自宅に来る設定)。愛莉が2日間姿を消しているという。でも音には心当たりが思い浮かばない…。考えているうちに脳裏に浮かんだのは、絵本のラストで「ひめ」が毒で死んでしまうというストーリーでした。不吉だ!!
諦めて帰ろうとした海斗に、音は愛莉がかつて秘密基地とした古い工場のことを話していたことを思い出して伝えます。もしかしたらその場所にいるのではないか…。
晴の自宅を訪れた音と海斗はなんとかして晴からその工場の場所を聞き出そうとしますが、「あんな奴のことなんか知らない」とあくまでも素っ気ない態度を取られるばかり。それどころか、天馬と二人きりになれたことで愛莉に感謝しているんじゃないのか?と馬鹿にしたような顔で告げられてしまう。
晴よ・・・この状況でそんなことを言っちゃダメでしょ!!ホント、こういうところ、子供っぽいんだよねぇ😅。嫉妬心が渦巻いてる気持ちはわかるけど(苦笑)、緊迫した中で言うことではないよ。
そんな晴の態度にキレた音。
「あんたって、本当にしょうもない・・・!愛莉さんのことは好きじゃないけど、可哀想!こんなバカのために一生懸命になって!!」
と吐き捨てて愛莉を探しに飛び出していきました。
ドラマの音は晴に甘いですねーーー!!原作では天馬のことを持ちだされたときに音は引っ叩いてましたから。ドラマでもそのくらいやってほしかったよ。
ちなみに、原作で音が晴と愛莉の工場エピソードを知るのはこの会話に至るまでの出来事の中です。音は愛莉の気持ちを察してましたが、晴がそれを全く察していなかったことを知って呆れかえってました。そのあとで天馬との一件持ちだされたので、キレる気持ちはよく分かる😅。
場所が分からない中、必死に愛莉がいそうな工場を探す音。夜、暗い時間になってようやく廃工場で倒れている愛莉を発見します。2日間も娘を見つけられない親御さんたちはどうなっていたんだろうか!?というのは、この作品ではスルーということですかね。原作にも特に出てきませんでしたし。
倒れて動けないながらも、音に対して「嫌い…大嫌い!!」と憎しみの言葉を呟き続ける愛莉。それでも音は冷たくなった愛莉の体を温めるために上着を着せて、そして思い切り抱きしめます。
この時きっと、初めて愛莉は人の温もりを感じたのではないでしょうか。
「元気になったら、いくらでも罵っていいから!!相手になってあげるよ!!でも今は言うことを聞いて!!」
たぶんこんなことを言ってくれた人は今までいなかっただろうね。だから、抱きしめられて音の言葉を聞いたとき、抑えきれずに涙があふれたんだと思う。
この場面は原作にも出てきてとても印象に残ったんだけど、ドラマでもすごく良いシーンでした。
雨が降りしきる中、必死に愛莉を背負って外へ出る音。「あんたなんかに同情されたくない」と強がる愛莉に
「やるっていったらやる!絶対助ける!これは私の問題なの!」
と叫ぶ音。それはかつて幼いころにおデブだった自分を背負ってくれた晴と同じ言葉だった…。それを聞いたとき、きっと愛莉は自分の負けを認識したのかもしれないね。
そしてついに、晴がその場に駆けつける。「遅いよ!」って音が言ってたけど、それは彼が来てくれるって信じていたから出た言葉だろうね。「忘れた」と言いながらもやっぱり晴は愛莉との思い出の工場のことをしっかりと覚えていました。
「ごめんな、愛莉・・・おまえの気持ちに気付けなくて。気持ちに応えられなくてごめん・・・」
やっと、やっと、愛莉の気持ちに気づいてくれたよ、ハルトーー!!遅いよ、ホント(苦笑)。だけど、愛莉にとってはその言葉だけできっと十分だったんじゃないかな。そこで気持ちに整理つけられたんだと思います。
ちなみに原作では愛莉は廃工場で音を罵る言葉を言う中で「ハルトを傷つけないで」と最後に呟いた後意識を失ってしまっていました。ドラマでもこの言葉は聞きたかったかもな~と。なぜならその言葉で音は”もしかしたら晴は自分を好きなのでは?”と意識する展開になるので。
ドラマはどう気付かせるんだろう?
本当の友達
雨に打たれたせいで微熱を出してバイトを休んでしまった音。どうやら学校は休みの日のようですね(原作では学校休んでしまったってことになってたのでw)。
そこへ突然現れた愛莉!!しかも、母親と仲良く談笑してるっていう(笑)。以前が以前だっただけにそれに驚くなという方が無理でしょう😅。
だけど家に靴のまま上がってるっていうのは原作通りだったなww。
一緒に食事はどうかと誘われた愛莉はまたまたサプリメントを出してくる。原作ではこの時初めてサプリメントが登場するんですがw、ドラマでは「またか」感が強いっすねww。
音は愛莉が今までと様子が違うことを察して、ここで初めて強く「サプリメントは体に悪い!」と注意します。それを素直に聞いて、音が作った食事を美味しそうに食べる。色々とあった二人だけど、やっと本当の友達になれたって感じかな。
食事の後、愛莉は廃工場を売りに出したことを報告します。晴がいつでもその工場に行けるように…そして大切な思い出の場所だったことでずっとそのまま放置していたと。だけど、やっと売り出す踏ん切りがついたよう。その表情は今までにないすっきりとした晴れやかなものでした。
愛莉、晴への想いはちゃんと自分で決着つけることができたみたいだね。それどころか、
「こうなったら、晴と幸せになってもらう!」
と宣言までしてくる(笑)。何でもかんでも突拍子ないw。だけど、愛莉にとって今一番大切なのはきっと、音という友達なんだろうね。
そしてたぶん音も愛莉と友達になれたことをすごく大切に思ってるのではないかな。
その後強引に外に連れ出す行動派の愛莉。微熱で休んでる事情はお構いなしっていうのがまぁ、らしいといえばらしい😅。
音の晴への気持ちをはっきりさせよう!ってことで連れて行かれたのが一茶の華道ショー会場。原作ではショーの様子も出てきたんだけど、ドラマではすでに終わった後みたいだったのがちょっと残念ですね。まぁ、大人の事情w?
ショーには晴たちC5も揃って来ていましたが、もう一人のキーパーソンも!!ここで本格的にメグリン登場です。
一茶くんはメグリンが気になっているようでしたが、なぜかメグリンは晴の元へ一直線。そして
「ねぇ、前にどこかで会ったことある??」
とほっぺを触れられながらニッコリと語りかけられる晴www。この時の戸惑い顔の晴くんが、めっちゃ可愛くて萌えた(笑)。でも、一茶くんはかなーり羨望の目を向けていたし、もしかしたらひと波乱起すのか!?
ほぉ~~~、晴とめぐみの出会いをこういう風に持ってきましたか(笑)。
原作では、風呂での遭遇が初めてでしたからねwww(これはぜひ原作で確かめてほしいw)。さすがにそれはドラマではできなかったか(笑)。
それはいいんだけど、ショーの前に海岸で晴と音が二人きりになって遭遇して、初めてお互いがお互いをちょっと意識するっていう流れになる展開がドラマで見られなかったのは少し残念だったかも。
そんなこんなで、次回も楽しみっす!
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