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ドラマ『ガラスの仮面2』第三章 BS再放送感想

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速水さんが謎の青年の正体を知って「どんな手を使ってでも引き離せ!」と躍起になっている頃、そうとは知らずにがっつり遭遇しちゃってるマヤ(笑)。そして彼女もこの時に衝撃の事実を聞いてしまう。

「放っておけるか!妹が怪我してるのにっ!!」

しかし、マヤはと言えば「兄がいた」なんて全く寝耳に水の話なのでこの話をすぐに信じることができず「私にお兄ちゃんなんかいませんっ!」と言い放ってその場を立ち去ってしまう。まぁ、突然すぎたし逆にすぐに信じるほうがおかしいとも思いますから仕方がない。

ここから、ドラマオリジナルの展開が始まったといえるかな。原作ではマヤには兄はいない設定なのでね。

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ドラマ『ガラスの仮面』再放送に併せての雑感・ツッコミ

以下の感想・ツッコミは基本的にネタバレありです。ご注意を。

ドラマ『ガラスの仮面2』第三章

2020年02月16日(日)23:00~23:54 BS朝日にて再放送

<本放送は1998年04月27日(月)>

サブタイトル:再起を賭けた舞台! 危険な兄の秘密…!?(脚本:江頭美智留)


真澄の部屋には再び紫織が訪れていて呑気にウェディングドレスの選定を行っている。しかし、テンション高めな紫織さんに比べると・・・速水さんは明らかにアウトオブ眼中状態www。この二人の温度差が今見るとけっこう笑えますw。

それよか、よく見てみると・・・速水さんの髪型がなぜかウェーブ仕様になっとるわけですよww。

前回もちょっとウェーブは薄くかかってましたが、第3話になると一目でわかるレベルにw。これ、本放送の時にもパソ通で「どんな突然変異!?」とざわついて盛り上がったんですよね(「迷走してる」とも言われてたな 笑)。田辺さん、この頃髪型ウェーブになっちゃってたのはなぜなのでしょうかw。ちょっと聞いてみたいかも。

そこへ、謎の青年を尾行していた名探偵・水城冴子から連絡が入りマヤと接触したことを知ってしまう真澄。二人が親密になっていないことを聞くと、今回は泳がせておくという決断を下す。

ところが、この電話の会話の中に「マヤ」の名前が出てきたことで紫織センサーが素早く反応ww。電話が終わったところを見計らって「マヤさん、どうかしたんですか?」と探りを入れてくる。この時は上手いこと「なんでもありません」とかわす真澄でしたが、マヤが劇団つきかげの「真夏の夜の夢」に出演する情報をシレっと話してしまう。
劇場の名前までご丁寧に言ってしまって…それあかんやつww。もう、この時の紫織さんの「良い情報ゲットしたわ」な顔つきがヤバいのなんのwww。あれは何か企んでる顔だよ(笑)。速水さん、この時点では全く彼女の本性に気づいてませんからねぇ、危なっかしくて仕方ないw。

さらに取り繕うように急にドレスに関心を持った真澄に対して、「紫のバラをモチーフにしていただけないかしら?」とカマかけてきた!!その言葉に明らかなる動揺の表情を見せる真澄。こりゃ紫織さんのほうが一枚も二枚も上手だわ(笑)。

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亜弓は次回公演の一人芝居「ジュリエット」に並々ならぬ思いを抱いている様子。自分がこの演目に挑むのはマヤと戦うためでなく自分への挑戦だとかなり気合が入っていました。芝居以外のことに気を取られてしまっているマヤとの対比が興味深かった。

月影先生が入院中ということで、マヤのテニスボール特訓は3方面から投げられるシステムに変更。しかし枠が一つ減ったとはいえ、飛んでくるボールは容赦ない。劇団つきかげのみんな、自分の稽古もしたいだろうにここまでマヤのために時間割いてくれるなんて…ほんとに良い子たちだよなぁ。
でもマヤ、最初に比べるとだいぶボールよけられるようになってるね。

亜弓の稽古も順調に進んでいるようで、演出のハスキー・小野寺wも大絶賛。
しかし、稽古の休憩中に

「世の中に二世タレントは履いて捨てるほどいるけど、亜弓くんほど見事に両親の血を受け継いでいる女優は他にはいない」

と調子に乗ってヨイショしてしまい…「私は競走馬じゃありません!!」と激しく反論されてしまう。小野寺さん、そこ、一番亜弓さんが気にしてる部分なんだから触れちゃダメでしょーw。マヤと出会ってから、二世だからじゃなくて自分の実力で役を勝ち取ることにこだわってる亜弓さんのこともっと分かってあげなきゃ。
思わぬ反論を受けて「あ、いや、わたしはそういうつもりでは・・・」としどろもどろになるハスキー・小野寺には笑ったけどww。

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パックの動きをなかなかつかめないマヤは思い余って月影先生の病室へ。最初は「ただのお見舞い」を装っていましたが…

「私の目を節穴だと思ってるの!?」

とゾクッとするような視線を向けられたことで観念(汗)。あの月影先生の殺気めいた表情見たら…そりゃ逆らえないわw。こわっっ!!!!
しかし、アドバイスを求めるマヤに対して今回は突き放すことなく「訓練を続けることで気配を感じるのです」と助言する月影先生。この飴と鞭の使い分けがほんと絶妙ですな。マヤは再び稽古へ向かうべく病室を出ます。

その帰りの廊下で真澄と遭遇。月影先生の容態を聞く真澄に対して今回も「あなたの顔を見たら容態が悪くなるかもしれません」と冷たく悪態をついてしまうマヤ。彼女の中ではこの時点ではまだ「憎しみの対象」でしかないから仕方がない。
しかし真澄はマヤの元気のない様子に敏感に反応して「ずいぶん暗い顔してるな」と声をかける。マヤに関し手になるとほんとセンサーが優秀に働くよね(笑)。

そんな真澄の想いなど微塵も届かないマヤは「あなたには関係ありません!」と言い放ち、彼の心はまた少なからずダメージを受けた模様。それでも彼女のやる気を引き出すためなら何でもやってしまう速水真澄w。あえて亜弓の一人芝居の幕が開くことを告げたうえで

「君の再起をかけた舞台の幕は、ちゃんと開くのか!?」

この言葉に大きな不安感に襲われてしまうマヤ。一見すると逆効果にも思えるんだけど、速水さん的には「彼女なら亜弓のことで刺激すればきっと闘志を燃やして立ち上がってくれる」という希望的観測あっての言動だったと思う。
まぁ、言ってしまった後で見えないところで自己嫌悪になってそうだけどw。

月影先生の見舞いに訪れた真澄は嫌味を言ってくる彼女に「紅天女の上演権のためだったら何でもしますよ」と返してみせる。しかし月影先生も負けてなくて「父親の果たせなかった野望を息子が果たす、親孝行な息子さんですこと」と反撃ww。
ところが、「私は父親の野望など受け継いだつもりはありません!」という意外な真澄の反論(なんか膨れっ面が可愛いんだけどww)に月影先生はある想いが浮かんでしまう。

「あなた、お父様を憎んでらっしゃるの?」

ストレートな核心を突いた質問してくるなぁ、月影先生はw。この言葉には明らかなる動揺を見せて目が泳ぎまくる真澄。

そこは悟られたくなかった部分だろうからねぇ。返す言葉すら出てこなくて、「先日の返事をそろそろ聞かせてほしい」と目を逸らせて話題を変えるので精いっぱいだった(笑)。
でも、こういう脆いところが速水さんの魅力だったりもするんですよね。月影先生にはやっぱり敵わなくて目が泳いで動揺しちゃう田辺さんの芝居が絶妙で萌えます(←結局そこwww)。

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パックの動きに悩み夜になっても公演でぼんやりするマヤの前に亜弓が現れる。思わず弱音を吐いてしまうマヤに「できないなんて言わないでね!!」と挑むように突っかかる亜弓。彼女的には、マヤを励ますというよりも、自分が認めたライバルのふがいない姿を見たくないから!という闘争心のほうが強い気がします。
それにしてもあんな夜の時間に亜弓さんはなぜあの公園に現れたんでしょうw。マヤがいるっていうセンサーが反応したんですかねw。

亜弓の一人芝居の幕が開く日がくる。鏡の前で「サラブレッドなどとは言わせない!」と闘志を燃やす。
彼女がすごいのは、親がどんなに有名人で優れた人でも、その脛にしがみつくことなく自立してやるという確固たる信念を持ってること。本気でそう思ってる人が、生き残る世界なんだろうなと。

そのころマヤは一人テニスコートに。これ以上仲間を自分の特訓に巻き込みたくないという配慮もあったと思いますが、

あの打ちっぱなしマシーンはどこから借りてきたんだ!?誰かにお金借りたんかな。
さらにただそのボールをよけるだけではなくて、目隠しして挑むという仰天プランww。この目隠しといえば、奇跡の人でヘレンの特訓してた頃を思い出しますが、あの時よりも過酷かも!?いや~、ガラスの仮面に出てくる「稽古」シーンは予想を超えた無謀なものがバンバン出てくるので笑って…いや、ビビっちゃうよww。

亜弓が舞台を成功させている頃、マヤは打ちっぱなしマシーンをかわすことができず苦悩。倒れこんでいても容赦なくマシンはボールを出し続けてるんだけど・・・危なすぎだろうw!!いったいどんな設定してるんだよっwww!!「良い子のみんなはマネしないでね」のテロップが必要なレベルw。
結局ほとんど気配を感じることができず打ちっぱなしマシーンでの特訓は失敗(汗)。いろいろと無理があったから仕方ないと思うわ、正直w。

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ガックリしながら母のお墓参りに訪れると、偶然にもやってきていた拓矢と遭遇。稽古も上手くいかず気持ちが弱っていたマヤは拓矢に「前に言ってたことは本当なの?」と尋ねる。
それに応じた拓矢は、とあるラーメン屋でマヤに持っていた春の写真を見せる。そこで聞いた衝撃の真実とは…マヤの父は春と結婚する前に拓矢の母と夫婦関係にあったと。その後離婚して再婚した相手の子供がマヤだったわけ。つまり二人は、腹違いの兄妹だったと。原作にはない設定だけど、ありえない関係でもないなって当時思ったものですw。

拓矢と話しているうちに亡き母のことを思い出しつい涙ぐんでしまうマヤ。一人になって寂しいと思ったことはなかったと言ってるけど、心の底ではまだ母を失った悲しみから抜け出せていないのかもしれないね。その孤独な想いが、拓矢という兄の存在を知ってから湧き上がってしまった。それが切なかった。
帰り際に拓矢は「自分には何もないから妹に会いたくなった」と本音を告げる。「支えになるものが一つでもあることは幸せだ」という拓矢の言葉に再び元気を取り戻していくマヤ。彼女にとってその支えになっているのは「芝居」だけだったけど、この瞬間から「兄」も大切な存在になった気がします。

そして別れようとした瞬間、なぜか突然鉄パイプが崩れてマヤ向かって倒れてくる(汗)。すると・・・嘘みたいな俊敏さとジャンプ力でひらりとかわすマヤww。あんだけテニスボールをよけられなかったのに、咄嗟の鉄パイプには瞬時に反応するとは!!ありえねぇ~~~www!と思うけど、それがこの作品のおもろいところでもある(笑)。

その後、劇団つきかげのメンバーに協力してもらって体育館でテニスボール稽古を試してみるマヤ。すると・・・あんなによけられなかったのが嘘みたいな身のこなしっぷりww。突然変異のようなマヤの動きに驚愕する仲間たちww。いや、そりゃそうだろう、今までこうなる予兆すら見えなかったんだから(笑)。

さらにはバク転までマスターしているという進化っぷりww!!

ボールよけるだけでバク転なんてできるようになるものだろうか(笑)。もう、色々ありえない突然変異がマヤの中で渦巻いておりますw。まぁ、ともあれ、こうしてマヤは無事にパックの動きを習得したのでした。

一人芝居「ジュリエット」公演が終わり自主練をしている亜弓のもとにはハスキー・小野寺と真澄が訪れ「アカデミー芸術大賞の1つや2つもらっても当然だ」と励ます。ジュリエット役が候補に入っていると聞いて亜弓の心も踊ります。
しかし、「もう一人の紅天女候補は影も形も見えないからな」と黒い笑いを浮かべるハスキー・小野寺の言葉を聞くと「北島マヤはこのまま消える女優じゃありません!」と毅然と言い返される。小野寺さん、またしても余計なこと言っちゃったねww。ま、この人はそういう役回りなんだけどww。

マヤのパックの訓練も佳境を迎えていますが…演じてる安達祐実さんの身のこなしっぷりがすごすぎますな!!空中バク転はさすがに吹き替えだと思うけど、それ以外は彼女が実際にボールよけて演じてるわけで…素晴らしい身体能力に思わず拍手したくなります。
こっそり偵察していた源造の報告を聞いた月影先生も満足そうな笑みを浮かべていました。

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速水邸では紫織が英介を訪ね「なかなか会ってもらえない」と愚痴めいた言葉をこぼしている。それにしてもこのお部屋、床がミシミシ鳴ってますなww。あ、そこは目をつぶらなきゃいけないとこだったw。

紫織と意気投合している英介は「紫織さんを幸せにできると見込んだ眼にも狂いはないと思っておりますよ」と自信満々に告げるんですが・・・えーと、それはどうも、節穴でっせwwwと思わずツッコみたくなりますな(笑)。
それに対して「真澄さまは私だけを愛してくださるはずです」と返す紫織。「どんなことをしても、そうさせてみせます」とまで言い切ってて・・・こわっwww!!!真澄さん、ほんと、とんでもなくヤバい女にロックオンされちゃってるよ~。

するとそのすぐあと、マヤたちが公演するはずだった劇場が突然キャンセルされたという知らせが入る。さっそくやりやがったな、紫織さんよww。そうとは全く知らないマヤは「こんな卑怯なことするのはあいつしかいない!」と確信して大都芸能に突撃。

マヤの突撃は真澄が仕事中だろうが何だろうが全くお構いなしです(笑)。劇場から公演をキャンセルされたのは真澄のせいだと決めつけて激しくなじるマヤ。しかし真澄としては寝耳に水な話。なかなか信じようとしないマヤに「つきかげのような小さな劇団の邪魔をする必要がどこにある」と冷たく言い放ってしまう真澄。さすがのマヤもこれには言い返すことができない。

「無駄な抗議をしている暇があったら、ほかの劇場を探したらどうなんだ!!」

真澄としては、マヤに亜弓と同じレベルにまで這い上がってほしいという思いが強いため、たとえ憎まれると分かっていてもきつい口調でマヤを諫めてしまうんだよねぇ。「このままでは引き離される一方だぞ!」っていうのも彼なりの励ましの言葉のつもりなんだけど…

「あなたがどんなに汚い手を使っても、私は負けないからっ!!」

と、マヤには全く信じてもらえてない(苦笑)。二人を引き離すためなら手段を択ばない紫織さんの思惑はある意味成功してるわけだけど…速水さんはそのことに全く気付いてない。劇場の名前を彼女に言っちゃったこと思い出してくれよーーーww。間接的にはマヤたちの劇場追い出しにかかわったことにされちゃってるんだからね(汗)。
でも、ドラマ版紫織さんの邪魔はこんなんまだまだ序の口ww。お楽しみにw。

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真澄の檄の効果からか、マヤたちは必死に上演させてもらえそうな劇場を当たるも公演2週間前ということもあってかなかなか見つけることができない。この探しているシーンでマヤが持ってたの…

ぴあのホール・劇場紹介ムック!!懐かしい!!この時代私も持ってて座席の参考とかにしてたわ~。

結局当たったところはすべて全滅。ガックリしてアパートに戻ってみると…ドアの入り口には紫のバラの花束が!!

「あなたの妖精パックを楽しみにしています。森の中を駆け巡るパックの姿が今から目に浮かぶようです。あなたのファンより」

”紫のバラのひと”からの心のこもったメッセージに心が躍るマヤ。
速水真澄としては厳しい言葉しか投げることができない代わりに、”紫のバラのひと”としてマヤを励ましてるんだよねぇ。マヤを傷つけるような言葉を言った後にはこうして決まって「紫のバラの花束」を送って優しい言葉で励ます。切ないわ、速水さん。

メッセージを読んだマヤは”森の中を駆け巡る”という文言に「野外ステージでの上演」を思いつく。無意識に書いたフレーズが役に立ったねぇ、速水さんw。

ところが・・・当の彼はというと、拓矢を大都芸能に呼び出して「彼女の前から姿を消してほしい」と言い放っている。有無を言わさず拓矢を遠くへ追いやろうとする真澄でしたが、拓矢はそれをおとなしく受け入れる気はない。
真澄がそこまでマヤから引き離したい理由は…拓矢の過去にありました。彼には”前科”があったのです。前科者の兄がマヤのそばにいれば、彼女の経歴に傷がつく。すべてはマヤのためなわけですが…これマヤが知ったら激怒するやつだと分かってしまうのでハラハラする。金で説得しようとしたもののそれも失敗しちゃった速水さん、難しいところだねぇ。

そのころ、マヤたちはようやく野外劇場確保に成功。無事に舞台をやることができるようになりました。
ところが、その報告をしに月影先生の病室を訪れたマヤは、月影先生が劇団オンディーヌの講師となって亜弓の指導をすることを決めたことを知ってしまう。さらに「劇団つきかげ公演は真夏の夜の夢をもって解散」という衝撃の言葉を告げられショックを受けるマヤ。月影先生もトコトンSな方だよねぇw。でもこの流れって、また速水真澄が企んだことっていうように受け取られちゃいそうw。真澄さんの受難はまだまだつづくw。

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