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毛利博物館企画展「大江広元」 栗原英雄さんステージトーク in 防府

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山口県防府市の毛利博物館が企画した「毛利氏の祖・大江広元」展のオープニングイベントとして、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で大江広元を演じている栗原英雄さんがゲスト出演されステージトークが行われました。

まず最初に前置きを。もしかしたら気分を害される方もいらっしゃるかもしれないので、危険を感じた方はこのあたりを華麗にスルーして本題に進んでいただければと思います。さらに、この1ページ目はトーク前の導入的なことばかり書いてるのでw「そんなんタラタラ読めないよ!」という方は一気にすっ飛ばして次のページのトーク内容レポへ進むことをお勧めします。

--どうでもいい個人事情(スルー案件)ここから--

『新選組!』は大好きで夢中になって見たんですが、『真田丸』は実は…序盤から中盤前あたりまではリタイア寸前という状況に陥りました(苦笑)。特に女性の描き方が全く個人的な好みに合わず…、推しキャラが登場しなければ離脱した可能性すらあったほどだったんです。

『鎌倉殿~』は果たして私にとって吉と出るか凶と出るかちょっとハラハラしたんですが…、残念ながら後者の部類に入らざるを得ませんでした(汗)。別に言葉遣いとか史実がとかそういうことはさほど気にならないんですが(そもそも今生きてる人は誰も鎌倉時代前後のことなんて実際に見てないわけだし何が史実か分かりませんから)、物語のテイスト、特に”コメディ的”な場面が全く受け付けない。ここには書けないような辛辣な感想すら持っています(SNSでもタイムラインに載らないよう設定してしまったほど 苦笑)。

三谷風コメディシーンさえなければ、見応えがあると思えるシーンもちょいちょいあるので視聴を続けているという感じです。ネットニュースとかで”爆笑”とか書かれてるシーンとか見ても私としては一笑すらできないわけで、妙な軽いノリの場面が出てくると正直かなりしんどい。あれさえなければこの展開にもっと感情移入できたのにと思うことが多い(苦笑)。興味のある時代だったが故に残念至極というのが正直な今の感想です。私はもっと深みのある人間ドラマで見たかった…。まあ、こんなこと考えながら見てるのは少数派…もしかしたら私しかいないかもしれないのであしからず。

--どうでもいい個人的事情(スルー案件)ここまで--

あくまでも個人の見解なので苦情は受け付けません。

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そんな私がなぜ今回のトークショーに申し込んだのかというと、眉をひそめながら見ている大河のなかで唯一私が救いだと思って興味を寄せているのが栗原英雄さんが演じる大江広元だったからです。

首を傾げたくなるようなやり取りもあるなかで、他に染まらず粛々と参謀としての任務を遂行していく栗原演じる大江はとても魅力的で、彼がどういう人物なのか大いに興味が湧きました。ミュージカル俳優としての栗さんも大好きなので、ここはぜひ話を聞いてみたいと思ったのが大きなきっかけでした。

ちなみに、今年の大河はNHK主催のイベントが多数開かれているのが特徴的ですが、このイベントは毛利博物館が主催となっていました(共催はほうふ歴史観光推進協議会)。個人的にドラマ寄りな話は今回に限ってはあまり…だったので、そういった点でも相性が良かったです。

山口県は岡山県と同じ中国地方。NHKのニュースも同じエリアに入っているわけで、今なら行けるんじゃないかと思い切って応募w。ただ、抽選結果が出るのが開催の5日前だったので判明するまではけっこうドキドキものでした(汗)。私たちは車で行ける距離だったけど(宿泊はしましたが日帰りも可能な感じだった)、遠征の方は交通や宿泊のこともあるはずなので、もう少し早く発表したほうがよかったんじゃないかなとは思いました。

当選したことは書類が来る前の週末にメールで通知がきたのですが、「応募者多数で抽選になった」旨が書かれてありました。倍率的にどのくらいだったのかは分からずじまいだったけど、参加人数はたぶん予定されていた50人~60人ほどだったと思います。あとは招待客と取材陣。カメラは2台(おそらくコミュニティチャンネル系)と新聞社がいくつか。
この中にNHKはいなかったと思います(スタッフ的な方はいらっしゃったようですが)。翌朝の山口新聞と中国新聞には栗原さんの記事が掲載されていました。

ちなみに、今回のオープニングイベントでは23日から始まった「大江広元」展を栗原英雄さんと一緒に内覧するという驚きの企画もありました。ただ、そこに参加できるのは15人とごくわずか。ダメ元で抽選申し込みはしてたのですが…案の定それは落選ということに。
60人近くの中からの15人ですから(2人で申し込んでも一人だけの可能性ありと前置きがあったほど)、選ばれた方は相当幸運だったと思います。

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開催場所は旧毛利家本邸の毛利庭園。雨が降った場合は本邸1階にある大広間ということになっていました。ところがこの日は天候が非常に不安定で、庭園でのトークショーができるのかどうかは微妙な感じだったんですよね。現に高速道路で防府市近くに来たときにはかなりの雨が降っていたので、「これは庭じゃ無理だね」と一緒に参加するダンナと話したほどでしたw。

ところが、防府市内に入ってみると雨の気配はなく薄日も差している状況。時間が経つにつれて曇り度合いが濃くはなりましたが、集合時間になっても降り出す気配がなかったので庭園での開催となりました。

会場である毛利庭園は有料になっていたので、まず最初に券売所で入場券を購入(博物館内の見学と併せてのセットだと1人1000円)。庭園入口の受付で名前をチェックしOKが出てから引き換えに座席番号用紙が配られるスタイル。

座席番号はあらかじめ決まっていたので並ぶ必要がなかったのが良かったです。番号の区分けはアルファベットと色でかなり細かく指定されていました。たぶん色は全部で6色くらいあったんじゃないかな。

この日のイベントは会場となるゾーンを含めいっさいの撮影が禁止となっていました。始まる前の時間や終わった後もしばらくはカメラをしまうよう指示されます。これまで参加してきたイベントでは看板などの撮影のみ許可されるパターンが多かったので、それに比べるとかなり厳格に規制がかかっていた印象がありました。
ということで、現地を撮影できたのはイベントが終わってすべての看板や機材の撤収が終わった後ということに。今回掲載した写真はイベントが終わってからかなり時間が経った後のものです(汗)。

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会場になっていたのは、庭園入口入ってからすぐのところにある旧毛利本邸前の庭園広場。

この敷地内に人数分の椅子がアルファベットと色で分けられた座席順に並んでいました。コロナ禍ということもあり、椅子と椅子の間隔はかなり広く開けて配置。横一列にというよりも旧本邸を囲むようにお椀型に並んでいたので、後方席だった私でも前の人の頭と被ることもなくかなり快適に前が見えたのはよかったです。

イベントが始まる5分前くらいには内乱ツアーに参加されていた皆さんが着席。皆さん、栗原さんと一緒に資料見学できていいなぁ~なんてちょっとうらやましく思ってその様子を眺めていた私ですw。

まず最初に司会担当のコミュニティラジオ(FMわっしょい)のパーソナリティ・船本佳子さんがご挨拶。綺麗な着物をお召しでバッチリ気合が入っている様子がうかがえたのが微笑ましかった。
その後、来賓の皆様によるご挨拶がありました。
毛利報公会長の毛利元敦さん(お兄様が長州藩毛利宗家31代当主だったようです)、防府市長(毛利氏庭園内では代官と名乗られてるとのこと)、さらには山形県の寒河江市教育委員会教育長さんもいらっしゃっていました。

1189年の奥州合戦で大きな功績を上げた大江広元は、源頼朝から寒河江荘の地頭に任命されました。それ以後1584年に最上氏に滅ぼされるまで、約400年にわたり寒河江は大江氏が統治していたそうです。
寒河江市のPRポスターで使われている大江広元の肖像画は防府の毛利博物館に収蔵されているものとのことで、今後も大江氏繋がりとして交流をしていきたいと語られていました。

ということで、前置きがかなり長くなりましたが…次のページからトークショーについてレポしていきたいと思います。

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