大河ドラマ『麒麟がくる』第13回感想 帰蝶のはかりごと

「自分を殺そうとした土岐と戦う」と宣言した利政と、「土岐と戦う父を討つために手を貸してほしい」と頼んできた高政との板ばさみになってしまった光秀は大いに悩み自室にこもりきりとなってしまいました。高政に「何でも話は聞く」って約束しちゃったことの仇が降りかかってきたねぇ。

煕子は引きこもりきりの光秀を心配してるようでもありましたが、相手にしてもらえないことへの寂しさも感じている様子。そんな彼女に対して母の牧さんは長刀を振っていざという時のために備えていました。
そんな男前な武家の女子・牧さんがカッコよくて好き!!石川さゆりさんがめっちゃハマってますね!

それにしても、OP前に悶々としながら寝転がってたら鉄砲抱きしめたことに気づいてハッとするハセヒロさんの光秀が可愛すぎたww!

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以下、第13回を見て気になったシーンもろもろネタバレあり

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『麒麟がくる』第13回 帰蝶のはかりごと

2020年04月12日(日)放送 NHKBSプレミアム 18:00~18:45

長谷川博己、本木雅弘、染谷将太、川口春奈、伊藤英明、尾見としのり、木村文乃、佐々木蔵之介、ほか

あらすじ

暗殺を企てた頼芸(尾美としのり)を攻めると息巻く道三(本木雅弘)。高政(伊藤英明)は、戦になったときには実の父と慕う頼芸側につくと明言し、光秀(長谷川博己)にも決断を迫る。道三を訪ね、この戦は身内同士が殺し合う、国をほろぼす戦になると訴える光秀。すると道三は、本当は戦をするつもりはなく、頼芸は追い出すが、あくまでもこれは国衆にカツを入れるための芝居だったと白状する。その一方、頼芸を総大将に担ぎ出すべく鷺山城に集まる高政らの目前で、頼芸は恐れをなして早々に逃げ出してしまう。

悩みに悩んだ挙句、単身稲葉山城の利政のところへ直談判しに行くことを決意した光秀。その口実として「銃」をダシに使うとは、やっぱり頭が良いね。ストレートに「土岐様のことで」って言ったら会ってくれないかもしれないけど、「銃のことで」って言えば銃に興味津々な利政なら会ってくれる率が高い。実際その通りになったわけで、光秀の作戦勝ちです。

しかし、その後種明かしして嘘をついたことを正直にお詫びする当たり、光秀の真面目さがうかがえて好印象。そういうところが憎めない。

光秀は決死の覚悟で利政に「土岐様に味方し、殿と一戦交えるべきかどうかを迷っている」と告げる。もしそういうことになれば、大の利政イエスマンでもある叔父の光安とも戦うことになってしまう。さらに多くの国衆も敵味方に分かれて殺し合いをする羽目となり、恨みだけが残り、美濃はいつまでたっても一つにはなれないだろうと訴える。

そんな彼に、突然センスを催眠術のように動かしながらビシっと指し示す利政。あれはいったい何のまじないだ!?ってか、もう、キマっててカッコよかったからいいや(笑)。と思ってたら、高政はどっちに就く気なんだ?っていう動かし方だったようですww。

高政も土岐に就こうとしていると知った利政は光秀に対し、一番応えづらいであろう質問を投げかける(苦笑)。

「みな、さほどに儂が嫌いか!?」

私はモックンの利政(道三)、大好きなんだけどねww。でも、ドラマに出てくる人はそうじゃないようでねぇ(汗)。こんなストレートな質問、光秀には酷すぎるでしょ。とりあえず「嫌いとか好きとかの問題ではございません」と誤魔化そうとしましたが、逃がすものかと言わんばかりに「正直に申せ!」と迫ってくるw。ここまで言われたらもう、言っちゃうしかないでしょ。

「どちらかと申せば、嫌いでございますっっっ!!!」

ついに正直に本当のこと言っちゃったよ、十兵衛君(笑)。あっぱれ!!そんな君が好きだよw!この本音には利政もちょっとショック受けてたみたいですねぇ。内心、光秀のことは買ってるし頼りにしてた部分もあったから。
でも、そのあと光秀は「殿には御恩があります」と自分のもう半分の気持ちを吐露します。これまでいくつか自分の願いを叶えてくれたのも…、さらに明智家の者を重用(じゅうよう)してくれていたのも利政です。そこにはとても感謝してたんだよね。

「それゆえ、殿には弓引けませぬ!!しかし、何故土岐様と戦われるのかと…」

利政への複雑な思いを吐露するうちに感情が抑えきれなくなりついには泣きだしてしまう光秀…(涙)。人間的には大嫌いなんだけど、でも裏返せば利政に対して大きな魅力も感じていたんだよね。結局は、好きってことでしょう。

あんな涙ながらに想いを訴える光秀見てたら…そりゃ利政も「もうよい(気持ちは分かったから)」って言いたくなるよね。あそこまで自分のことを評価してくれたことに対して内心、嬉しかったんじゃないかなと。

「戦はせぬ!初めから戦などするつもりはない」

と意外な本音を打ち明ける利政に驚いた光秀。涙も引っ込んだようですww。
利政は、戦をせずに頼芸に国から出ていってもらうことを最初から考えていたようです。戦をすると宣言したのは、美濃全体に緊張感を与えたいためだったと種明かしする利政。その意図を理解できた人って…あの場では誰もいないような気がするんだけど(汗)。

利政は光秀に「鉄砲組を作りたい」と話し、その鉄砲指南を任せたいと告げる。「良い話だと思わぬか!?」と生き生きとした表情で語るモックン利政がなんだかカッコいい。光秀のことは息子のようにも思ってるんじゃないかな。
でも、それよりも光秀は土岐を追い出すって話のほうが気になる様子w。そもそもそっち系の話で着てるからねw。すると利政はため息をついて「戦はしたくないから、穏やかに美濃から出ていってもらう策を打ってある」と言いながら去っていきました。「穏やかに」・・・なんだろうか!?

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利政が何やら不穏な策を立てているらしいことなど夢にも思っていない頼芸は、この日も元気に鷹狩りをしに出掛けようと準備を整えていました。

ところが、真っ青な顔をした鷹匠が「御屋形様の鷹が…すべて…!!!」と頼芸のところへ駆け込んでくる。ただならぬ気配を察し慌てて鷹の檻に向かうと…頼芸の愛鷹たちが無残な姿で抹殺された光景が目の前に…。これは非常にショッキングなシーンだったなぁ(涙)。

鷹さんたちには罪はなかったのに…(涙)。

しかも頼芸さん、一匹一匹にちゃんと名前を付けていたらしく…その名前を呼びながら嘆き悲しんでいる姿が本当に痛々しくて辛かった…。

そんな悲しい場面だったわけですが、一つ気になったのが舞い散る鷹の羽。

あんなに大口を開けて嘆き悲しんでいたのに、大量に舞い散る羽根は一枚も頼芸さんの口の中に吸い込まれていかなかったように見えました(髭どまりw)。それがなんか、すごいなって・・・こんなこと想いながら見てたの私だけかw。

愛鷹をすべて無残な形で失ってしまった頼芸さんは完全に戦意喪失状態に。高政が訪れて戦準備を意気揚々と語っていても全くその言葉は頼芸の耳には届いていない様子。すべてが恐ろしくなったからか、ついに「わしはここを出る」と告げるしかありませんでした…。
結果的には利政の言うように「穏やかに出ていってもらう」ことになりそうなわけですが、頼芸にはかなりお気の毒な形となってしまいました。ま、鷹に毒を塗って利政を抹殺しようとしたのがそもそもの誤りだったんだけどね。

この出来事に怒り心頭な高政は深芳野と戯れている利政のところへ押しかけ怒鳴りこむ。しかしそんな息子に対して「置き去りにされた哀れな忠義者か」と火に油を注ぐようなことを言ってしまう父(苦笑)。あんなこと言ったら、ブチっとキレられるに決まってるじゃないのーーー!!
感情がどうにも抑えきれなくなった高政は、

「そうさせたのは、おまえではないかーーー!!」

と利政を「お前」呼ばわりして罵倒してしまう。すると息子から「お前」と呼ばれた利政もプチっときたようで…

「言葉は刃物ぞ…!気を付けて使え!!!」

と一喝する。この利政の言葉、すべての人に聞いてほしいかも。特に殺伐とした今の世の中、人を傷つける言葉がネット上には横行しているように私には思える。「言葉は刃物」なんだよ、ほんとに。利政さん、良いこと言ってくれました。
が、このシーンの場合は・・・利政さんのほうにも非があるので何とも言えませんがね(苦笑)。

余裕をかましてひたすら揶揄してくる利政に対し、どんどん怒りが沸き上がり抑えきれなくなってしまう高政。その気持ちは痛いほどわかる…!あれは神経逆なでされるよね(汗)。そしてついに、

「真の父上を失ったのじゃ!!この高政にはもはや父上がおらんのじゃ!!その口惜しさが、お分かりになるまい!!!」

と叫んでしまう。「真の父はここにおるではないか」とじりじり迫ってくる利政に対し「わしの体には土岐家の血が流れておるのじゃ!!高政の真の父は…!!」と反論する高政。ずっとずっと心の中に引っかかっていた想いをついにぶつけてしまったか…。
そんな彼を見た深芳野は息子を「血迷う出ない!!」と一喝し必死に利政に頭を下げさせようとしますが、高政はついに最後まで謝罪の言葉を口にすることができませんでした…。母の胸中も複雑でしょう…。たとえ土岐家の血が流れていたとしても、今は利政のほうについていたほうが得策だと考えている節がある。息子を守るためにはそのほうがいいと思っているのではないだろうか。

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一方、駒と東庵は駿河のほうへ向かっていましたが、結局彼女は美濃には寄らなかったみたいですね。知るのがちょっと怖かったというのもあるのかしら?

そんなある日、二人は今川の軍に遭遇した折に風変わりな男と出会っていました。

佐々木蔵之介さんの藤吉郎(後の秀吉)、キターーー!!!!

もっと後に登場すると思ってたから油断してたわ(笑)。肩には大量の瓢箪を背負っているところが…後々の彼を想像させますねw。この頃はまだ農民で成り上がるために必死に働きながら勉学にいそしんでいるようです。

笑い方もエライ豪快ですが・・・木登りする姿も非常に迫力があります(笑)。っていうか、これまでいろいろな役者さんの演じる秀吉を見てきたけど、そのなかでもダントツにデカいですよね、今回の蔵さん@藤吉郎www。
しかも、どことなく品が滲んでいるので「下品なサル」という目ではどうしても見れないw。めっちゃイケメンな秀吉になりそうな予感(笑)。これも新しい秀吉像ということになるのかも。この先が楽しみです。

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天文22年、織田では身内同士の内紛が続いている中でその仲裁をしようとしていた平手が切腹するという事件が起こっていました。あらー・・・平手さん、そんな気の毒な最期だったのね(涙)。しかし信長は「腹斬って誠意を見せれば心を開くという連中ではない」と冷ややかです。平手が呆気なく死んでしまったことで、信長の人間不信はまた少しずつ積もっていっているように思います…。

帰蝶はそんな信長に、父の利政が対面したがっていることを告げます。婚姻が整ってからまだ一度も婿殿とは会ったことがないということで、同盟を組んでる相手を探る意味でもここは一度対面したほうがいいだろうと利政は思っている様子。
ところが信長は、もしかしたらこの誘いは自分を抹殺するための罠かもしれないという疑いを抱く。身内からのゴタゴタも多く人間不信に陥りがちだったことから、そういう警戒心を抱いてしまうのも仕方がないか。

「会いには行かぬ、そう伝えてくれ」とあっさり断ってきた信長に対し帰蝶は「断れば臆したとみられ和睦の儀は消え失せまするぞ」と告げる。

「私は美濃へ戻らねばなりませぬが、それでもよろしゅうございますか?」

信長が今一番心から信じられる相手は帰蝶しかいません。その彼女が自分から離れてしまうかもしれないなんて、彼には耐えられないでしょう。帰蝶はその心理をうまく突いてあえてこの言葉を告げたんじゃないかなと思いました。さすがは蝮の娘・・・策士の血を受け継いでいる。それに、帰蝶自身も信長から離れたくないって思ってるだろうしね。

その夜、帰蝶は信秀が懇意にしていた旅芸人の伊呂波太夫に頼んで「雇い兵」を集めさせてはどうかと提案する。兵を多く引き連れていけば、利政との会談で信長側に有利に働くのではないかと考えてのことでした。帰蝶、ほんと、最高の信長の相棒じゃないか!

さっそく伊呂波太夫の元を訪れた帰蝶は商談を開始。強ければ強いほど値段は高くなると伊呂波太夫も臨戦態勢で臨んでいましたが…それでも全く後に引こうとしない帰蝶。それどころか、鉄砲の数も揃えたいとどんどん注文を出してくる。

そして極めつけは・・・「こんだけ金持ってきたぞ」作戦ww!!

どんどん砂金の入った袋を伊呂波太夫の前で落としてみせる帰蝶、めっちゃ男前!!さらには袋の一つを開けて証拠の砂金をサーーーっとその場にぶちまける。

「手付じゃ!!」

帰蝶様のあまりの男前っぷりに伊呂波太夫も陥落したようでした。いや~~、あの思い切りの良さ、本当にかっこいい!!今現代の日本政府に爪の垢を煎じて飲ませてやりたい気持ちになったよ!!

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そのころ、光秀と光安は利政から登城を促されたようでまた稲葉山城を訪れていました。相変わらず利政と対面する前はブチブチと愚痴の多い光安さんww。もはやこれ、対面前のルーティーンですな(笑)。

利政は二人に信長と対面しようと考えていることを告げる。光安さんは相変わらずの超イエスマンで「なるほどっ」とヨイショしまくってます(笑)。でも利政的には光安に…というよりかは光秀に対して話をしているようにしか見えないんだけどねw。本心では光秀だけに登城させたかったんじゃないかねぇ。

尾張の聖徳寺で10日後に会う約束を取り付けたという利政。その言葉を聞いて光秀は何かピンと来た様子…。利政は信長の顔を知っている光秀に供をするようにと申し付ける。本物かどうかを見定めたいという。

「人の心は分からぬものじゃ…」

利政もまた、人間不信的なところがあるからなぁ。もしも自分が信長なら、毒入りの茶を出されてるかもしれないと疑うだろうと笑う。そんなことをするつもりは毛頭ないのに、とは付け加えましたが、信長の心理は見抜いていたようですね。

信長と対立している織田の身内が利政の元へ「信長を殺さないか」と唆しに来ていたようで、織田家の内情が今とても危ういことを察したという。その使者に対し、利政は「婿殿に会うてからじゃ」と回答したらしい。美濃が生き残るためには、信長との対面は必要不可欠なことかもしれません。

光秀は対面が終わると光安に帰蝶から「信長さまを良しなに頼む」と書かれた手紙が届いたことを告げる。その意味をようやく理解したと語る光秀。あの時ピンと来てたのはこのことだったのね。

そしていよいよ利政と信長の対面の日。

帰蝶は信長に超派手な着物を着させてできるだけ目立ち喜ばれるよう画策。「ノブナガをプロデュース」ってやつですな(どっかのドラマのタイトルかww)。こういうところも実に蝮の娘らしい。信長的には「いつも通りではないか!」と疑問に思っているようでしたが、全面的に帰蝶を信頼しているようで素直にそれに応じていました。ホントに大好きなんだね、彼女のこと。微笑ましいわ~。

「これは、父上とわたくしとの戦じゃ!」

そんな彼女に「わしの戦を横取りするつもりか?」といたずらっぽく笑う信長。二人の関係が本当に心から築かれていることが伝わります。

一方、利政は聖徳寺へ行く前に一足早く小さな小屋に隠れて信長がくるのをひっそりと待ち伏せしようとしていました。道三と信長の最初の出会いエピソードでは必ず出てくるシーンですね。

利政は「もしも見てつまらぬやつだと思ったら寺に遅れて入り、連れてきた兵に寺を囲ませ事を決する」と光秀に囁く。さすがは蝮!!腹黒いww。その話を聞いた光秀にもなお一層緊張が走ります。

そしていよいよ信長の隊列が利政の目の前に現れる。

予想以上に大量の兵を引き連れてきているのを目の当たりにして、落ち着いて座って待っていられなくなる利政さんwww。もう、立ち上がって信長の隊列に息を飲み釘付け状態です。これはまさに帰蝶の作戦勝ちでしょう!

そしてその後ろから、馬の上で派手な着物を着て胡坐をかきながらなにやら食ってる信長の姿が!!光秀はあまりにも予想外の光景にただただビビッて声が出ないw。いや~~、染谷君、抜群のバランスで馬乗ってるな~~、と思ってたら次へ続く。ここ、音楽もすごくカッコよくて盛り上がってたのにーー!!次回までのお楽しみ(汗)。