NHK朝ドラ『エール』第50回感想(2020.06.05放送)君の夢は僕の夢

これまでの『エール』感想レポ

エール
エール
2020年前期・朝の連続テレビ小説『エール』の視聴感想

妊娠初期の悪阻がいよいよ辛くなった音は学校も休みがちになってしまいました。そんな状況に共演者たちは千鶴子にヴィオレッタの準備をしておいたほうがいいと勧めますが、それに対して彼女は「私がやるべきことは、今自分に与えられている役を磨き上げることだけよ」とキッパリその申し出を断るのでした。
カッコいいよ、千鶴子さん!!彼女は音のことを仲間として認めてるんだよね。ヴィオレッタ役はあくまでも音のものだと思っての発言だったと思います。

一方の裕一は、どのように音に接していいのかわからず鉄男のおでん屋に足を運び意見を求めることにしました。
そこに居合わせていた久志は、音楽学校でみんなが気を遣った空気になっていたことが彼女を追い詰めていたのかもしれないと指摘。鉄男は「母親になるんだからまずは体を大事にするべきだ」とアドバイスしますが、それを言って音をさらに追い詰めてしまっていることからどう言葉をかけるべきか悩んでしまう。

すると奥で話を聞いていた藤丸が「赤ちゃんの母親である前に奥さんだって一人の人間ですよ!」とピシャリ。父親になることに浮かれる前に、きちんと音の心の内に寄り添うべきだとアドバイスしてくれました。
藤丸さん、かなり酔っぱらっていたようでしたがw・・・言ってることは至極まともで頼りになりますね。やっぱり女性の心理は同性が一番理解できるのかもしれません。ところで藤丸さん、かなーりあのおでん屋さんが気に入った様子ですね。今後鉄男か久志かと何かあるかな!?

おでん屋でアドバイスを聞いた裕一でしたが、家に戻ると音の姿がどこにも見当たりません。必死に探し回り、そしてついに思い当たった場所を訪れる。夜、誰もいない音楽学校の教室に音は居ました。

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暗い教室で楽譜を広げながら必死に歌おうとしていた音。しかし、悪阻の苦しさから声も出にくく息継ぎも上手くすることができません…。思うように歌うことができず苦悩する音の前に立った裕一は「作曲家として声楽科の君に伝えたい」と意を決して言葉をかける。

「君は舞台に出るべきじゃない。息が続かないのは致命的だ。美しいメロディーも表現できないし 聴く人を不安にさせる。そんな歌しか歌えないんじゃ、お客さんにも失礼だ」

思いがけない裕一からの厳しい言葉に、音は思わずその頬を叩いてしまいました。でも裕一は「作曲家」のプロとしての視点から敢えて彼女に現実を突きつけたんですよね。それも彼なりの優しさだったと思います。
そして、裕一の頬を叩いてしまった音も、きっとその気持ちを分かっていたんじゃないかな…。彼の指摘を誰よりも思い知っていたのは、他ならぬ音自身だったから…。

音は泣きながら「子供ができたのは嬉しいけれど、なんで今!?ってときどき思ってしまう自分が嫌だ」と心の中にためていた想いを吐露します。環からプロになる覚悟を問われたとき、自分には子供を見捨ててまで舞台には立てないと思ってしまった音…。その覚悟ができていなかったことにもショックを受けたんじゃないのかな。

「この子を失うなんて絶対に嫌だって。この子に会いたい、歌も諦めたくない!覚悟もできんくせに、どうしていいのか分からん…」

裕一の前で号泣しながら素直な自分の気持ちを打ち明ける音の姿を見ていたら…自然にこみあげてきてしまって思わずもらい泣きしちゃったよ(涙)。彼女の心の慟哭がひしひしと伝わってきて本当に切なかった。二階堂さんの芝居、魂こもってるんだよねぇ…。

そんな彼女の言葉を、裕一は一つ一つ噛みしめるように静かに、そして優しく受け止めていました。そして泣きじゃくる音に自分の想いを伝えます。

「その夢、僕に預けてくれないか?君がもう一度夢に向き合える日がちゃんと来るまで、僕がその夢預かって大事に育てるから。君の夢は、僕の夢でもある」

「君の夢は、僕の夢でもある」っていうセリフ、泣きました(涙)。今は叶えることができない愛する人の夢を、再び持てるようになるその日まで自分が預かって大切に育てるって・・・なかなかこんな素敵な言葉言えないと思う。いざという時の裕一は本当にカッコイイよ!!

そしてさらに裕一は「君にもいつか僕の夢をかなえてほしい」と告げます。それは…

裕一が作曲した曲を大きな会場で音が歌うこと…!

なんて素敵な裕一の夢!!音のことを思いやっての提案だよね。愛に溢れてるよ…。これはほんと、音じゃなくても泣いちゃうわ(涙)。

「音は何一つ諦める必要ないから!そのために僕がいるんだから!」

そう力強く励ましてくれる裕一の優しい言葉に、音の心は救われていくのでした。 泣けるほどカッコイイよ、裕一!!音はそんな裕一が愛しくて仕方ないんだよね。泣き崩れる愛する妻を裕一は優しく抱きしめました…。

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その翌日、音は『椿姫』を降板することを正式に申し入れ、退学届も提出しました。頑張ってたけど、今は仕方がないよね。裕一が諭してくれてよかったよ。ということは、結局繰り上げで千鶴子さんが主役のヴィオレッタを演じることになるのかな?

音は環の家を訪れ借りていた『椿姫』のレコードを返却します。

「残念ね、あなたには期待していたんだけど」と環から告げられた音は頭を下げて謝罪する。そんな彼女に環は謝る必要はないと言ったうえで…

「 ほとんどの人が茨の道ではなく平穏な幸せを選ぶ。あなたもその道を選んだ。それだけのことよ」

と、少し棘のある言葉を告げました。しかし音は「歌手を諦めたわけではありませんから」と力強く答えます。

「夢も子供も夫婦2人で育てていきます。彼がいてくれたから選べた道です」

音の決意を聞いた環は心の動揺が走ったかのような表情を一瞬浮かべます…。「また会える日を楽しみにしているわ」と最後に告げたものの、何か過去の出来事を思い出しているかのようだった…。おそらく、とてもつらい経験をしてきたのではないでしょうか。次週それが明かされるようなので注目したいと思います。

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それから半年後、音のお腹もすっかり大きくなり臨月を迎えていました。洗濯をしながらもお腹の子供に向かってモーツァルトの『魔笛』の音楽を聞かせているところが音らしいw。クラシック音楽に興味を持つ子供に育つかも!?

そんな彼女に千鶴子から一枚のはがきが届きます。彼女は今、ジュリアード音楽院へ留学しているらしい!!あの実力があればそりゃ行けるよね。かつて海外留学が流れてしまった裕一は「いいなぁ!!」とかなり羨ましそうでした。

その手紙には、音の様子を気遣いながらも「ラフマニノフ先生による特別授業を受けた」旨も報告されています。そうかーー、ラフマニノフもこの昭和初期の時代の人だったか!!ピアノ協奏曲第2番は名曲中の名曲だもんね~。そりゃ、音だって「いいなぁ~~!」と言いたくもなるさw。
さらにその先には「早く音楽の世界に復帰して下さることを願っています。あなたに負けたままでは納得がいきませんから」と綴られてある。その文章を読んだ音は「千鶴子さんらしい」とほほ笑むのでした。

音楽学校ではバチバチなライバル関係しか描かれてなかったので、二人がそこから一歩進んだ音楽家の”同志”のような関係になっていたことがとても嬉しかったです。

すると、音に突然陣痛が襲い掛かってきました。

「来た…!!!来た…、来たぁーー!!!」

もう、この陣痛のシーンの時の二階堂さんの表情がすごすぎて思わず笑ってしまったw。いや~、実に男前だったよ(笑)。

そしてその夜、無事に女の子が生まれました。

裕一、音、本当におめでとう!子育てもドタバタ楽しいものになりそうだけど、どうなのかな?ということで、第11週へ続きます。そういえば今週は5回すべて感想書いたわww。

それにしても、次週から登場するキャラのラインナップがすごい!特に金子ノブアキさん、楽しみです。