2021年~22年にかけて放送されたNHK朝ドラ『カムカムエヴリバディ』の岡山ロケ地を散策していた4月初旬、ずっと行ってみたかった岡山後楽園にも足を運んできました。
朝ドラ「カムカムエヴリバディ」岡山ロケ地レポはこちら↓
本当は昨年訪問したかったのですが、新型コロナの影響でかなり長い期間閉園になっていて叶わず。感染状況も落ち着かずなかなか行くことができなかったのですが、今回ようやく訪れることができました。
岡山後楽園は江戸時代を代表する大名庭園で、日本三名園のひとつにも数えられています(ほかに、金沢の兼六園、水戸の偕楽園)。岡山藩2代目藩主の池田綱政が”安らぎの場所”として作らせたとのこと。昭和の時代には水害や戦火に見舞われてしまいますが、江戸時代の地図を参考に復旧が行われ今に至っているそうです。
詳しい歴史的背景などは公式HPを参照してみてください。
香川県の名勝「栗林公園」につづき、岡山県で名勝「後楽園」を見ることができたのは幸運だったなと思います(ダンナの転勤による引っ越しが多いのですが、こういう楽しみがあるのはよかったなとw)。
訪れた4月初旬はちょうど桜の花が満開になる良い時期だったので、きれいな写真がたくさん撮影できました。そのいくつかを紹介したいと思います。
入園料は大人(15歳~)410円、シニア(65歳~)140円です。お得な共通券もあるそうなので公式HPをチェックしてみてください。
開園時間は3月20日~9月30日までは午前7時30分~午後6時、10月1日~3月19日までは午前8時~午後5時(15分前が最終入園可能時間)になります。
アクセス
500台以上停められる駐車場あり。岡山駅からはバスも出ていますし、タクシーを使っても10分前後ほど。ただ、お花見時期やイベントがある時は周辺道路がけっこう混雑します(訪れた日もかなり詰まってました 苦笑)。
後楽園内はかなり広大な敷地で高い建物もないので見晴らしがとても良いです。香川の栗林公園よりも広々とした印象が強かった。
池田綱政の息子・継政が作ったとされる「唯心山」からは後楽園内の美しい敷地を一望することができるのでお勧めです。
大きな池が多いのも後楽園の特徴かもしれません。青空と緑の木々のコントラストが奇麗でした。他にも要所要所に日本を感じさせる風景を楽しむことができます。
後楽園を作る前に住んでいた名主が植えていたと伝わる「平四郎の松」の美しさも印象深かったです。初代は樹齢300年だったそうですが枯れてしまったということで、現在は2代目が佇んでいます。
また、しだれ桜の脇の池にある巨石「大立石」も見応えありました。
元禄4年に池田綱政が運ばせた庭石とのこと。花崗岩を約90個に割って運ばせ、それを組み立てたものだそう。これは一見の価値ありです。
後楽園の桜エリアも見事でした。訪れた日はちょうど満開だったこともありお花見客も多かったです。
ソメイヨシノのエリアから少し離れた能舞台があるところでは美しい枝垂れ桜を楽しむことができました。新しくできたという橋の景色ともマッチしていて見応えがあります。
自然豊かな場所でもあるので、可愛い鳥たちの姿を楽しむこともできて癒されました。
秋から冬にかけては早朝にタンチョウを放すイベントもあるそうなので、その時期に訪れてみるのもおすすめです。ただ、コロナの状況によって中止される日もあるので…時期がきたらこまめにHPなどをチェックしたほうがいいかもしれません。
ちなみに現在は8羽が園内で飼育されています。普段はゲージの中にいますが、ほとんどが雌だったのでちょっと驚いてしまった。訪れた春先の季節には、みんなのんびりと草を食べて過ごして可愛かったです。
ゆったりとした時の流れのなかで自然に癒されるには最適の場所だと思います。朝ドラ『カムカムエヴリバディ』のロケ地からも近いので、ぜひ後楽園にも立ち寄ってみてください。