NHK朝ドラ『なつぞら』第83回感想(2019.07.05放送)手紙

なつと咲太郎は急ぎ柴田家に向かいましたが、千遥はその時にはもう姿が見えなくなっていました…。それにしても、柴田家の皆さんは千遥がいなくなったことに関してあまり深刻には受け止めてる風ではなかったな(汗)。富士子さんなんか何事もなかったように普通になつとハグしてて(苦笑)、あれ見た時にちょっと「え!?」って思ったよ。

しかも暢気に食卓囲んでほのぼのムードになってたし…みんな千遥のことは他人事!?と少しさみしい気持ちになった。なつは写真を撮ったノブさんのことを責めることしかしないしね。なんだかなぁって感じの第82回だったなぁ。

ただ、咲太郎と照男のやり取りはちょっと癒された。


「咲太郎兄さん」「照男兄さん」っていうお互いの呼び方がなんだかちょっとこそばゆい感じがしつつも可愛い(笑)。

照男と砂良は千遥がいなくなったことを本当に申し訳なさそうにしてたし、ここだけは納得できる場面だった。咲太郎と照男が良い関係だっていうのも二人のファンとしては嬉しいしねw。

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千遥が姿を消してから2日後、突然柴田家に手紙が届きます。そこには、なぜ失踪してしまったのかなぜ写真が嫌いだったのか・・・千遥の辿ってきたこれまでの人生が丁寧につづられていました。

この手紙を読むのは、個人的には兄の咲太郎であってほしかった気がするんだけど…まぁ、このドラマはなつを立てなきゃいけないから(主人公だし)仕方ないかw。

預け先から飛び出した幼い千遥を救ってくれたのは、顔も思い出せない復員兵だった。置屋に売ったのもこの人だったみたいだけど、東京まで連れて行ってくれたことを考えると…本当は悪い人ではないのかなとも思います。時代が時代だから、お金も必要だっただろうし…なにより千遥はこの人のことを恨んでいなかったのも救いだったかな。

そこの女将さんが運よくとても良い人だったのは幸運だったね。


千遥を引き取り、自分の養女にまでしてくれたのは光山なほ子さん。つまり千遥はもう「奥原」姓ではなく「光山」姓になったということです。

演じてるのは原日出子さん!心の優しい母親的な役を演じるのが本当に上手い女優さんですよね。今回も、厳しさのなかにも温かい優しさが垣間見えてる雰囲気が素敵でした。
で、どっかで最近原さんのお芝居見た気がするな…と思い返してみたら…清原翔くんがカッコいい執事で出演していた映画だった!!あの役もすごく良かったんだよねぇ。

さらに手紙には、千遥と結婚したいという人が現れたということも綴られていました。その人はかなり立派な家柄の出だそうで、千遥としては「自分とは不釣り合いだ」と乗り気な感じではない様子…。

このタイミングで、なほ子は千遥にある手紙を差し出します。それは、親戚の家を飛び出した時に持って出た咲太郎からの手紙でした。そこにはなつの預け先の住所が書かれてあった。しかし、その当時は字が読めなかったため何が書いてあるのか分からなかったらしい。そのまま手紙の存在も忘れてたようで…、なほ子から「北海道の住所が書いてあった」と知らされ驚く千遥。

なほ子は、そこに書かれてある住所に連絡をしようと思いつつも・・・本当の家族に会うことが千遥の幸せに繋がるのか答えが出なかったこともあり、ずっとそのままにしてしまったことを詫びる。
千遥の幸せを考えたっていうのも本当かもしれないけど、実際のところは千遥への情が深まりすぎて手放せなくなったというのが本音だと思います。養女にするくらい可愛がっていたんだもの…その想いは責められないよ…。

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しかし、なほ子は「もし結婚を考えているのならば、昔の家族とは縁を切らなければいけないよ」と忠告します。

この時代はまだ差別感情が強く残っていて、もしも千遥が戦争孤児で浮浪児だったという過去が知られてしまったら…結婚の話は破談になってしまう可能性が極めて高かった。今でさえ、家柄のことで差別される風潮が残っているところもあるわけですから、まだ戦争の影が色濃く残っていた昭和30年代はなおさらだったかと思います。
なほ子はその現実を、親として心を鬼にして千遥に伝えたのです…。

千遥が信哉の写真を嫌ったのは、その写真がきっかけで自分の過去が知られてしまうかもしれないことを恐れたからだったんだね…。

それに対し、千遥は「兄と姉の記憶はほとんどないから大丈夫だ」と告げる。でも、


「お母さんが望むことなら、私は喜んで結婚します」という千遥の言葉が引っかかります。

なほ子への感謝の気持ちが強く、結婚することが「母さんの幸せ」って納得させているようで…。千遥は、結婚を申し込んでる相手のことを愛していないって感じなんだよなぁ…。なほ子もそこは不安に思っているようで「私の望みはおまえが幸せになることなんだよ」と念を押しますが、千遥にはその意味については響いていない様子。
こういう形で結婚しても、千遥は幸せになれない気がするよ…。相手も結婚した後に気が付いてしまうと思うし…いずれは素性もバレてしまうのではないだろうか。そうなったら相手も千遥も不幸だよ。すごく不安…。

結婚する決意を固めた千遥は、最後に一度だけ、本当の家族である姉に会う決意をしました。姉が不幸な生活をしていないか確かめたい気持ちがあったようです…。
千遥ちゃん、お兄ちゃんのことはそこでは考えなかったのかな(汗)。まぁ、一緒にいた時間はなつのほうが長かっただろうから仕方ないか。

そして実際に北海道を訪れ、柴田家に対面した時に姉が幸せな環境で育ったことを知った千遥。さらに、東京のなつと咲太郎と電話で話したことがきっかけで辛い時期を共に過ごした姉と兄の存在もまざまざと蘇ってきた。
柴田家の温かいもてなしに心を開き幸福感を感じていた千遥でしたが、いざ、なつと咲太郎に会ってしまったら別れられなくなってしまうのではないかという恐怖を感じてしまったようです。おそらく、その現実と向き合うきっかけになったのは…信哉が写真を撮ったことだろうね。あの時に夢から覚めた気持ちになってしまったのかもしれない…。


千遥はなつが北海道で着ていた服のまま、柴田牧場を黙って後にしてしまいました。着替えることなく柴田家を出たってことは(鞄だけは持って行ったようだけど)よほど追い詰められた気持になってしまったということだよね。悲壮な覚悟が伺えてなんだか切なかったなぁ…。

手紙の最後に、千遥はなつと咲太郎には別れの言葉を…柴田家には感謝と謝罪の言葉を綴りました。

「一生会うことはもうありません。会えません。お兄ちゃんも元気でいてくれて本当によかった。私は一生自分の過去とは別れません。柴田牧場で過ごした短い時間も、忘れることはありません。どうか皆さん、お元気で。お世話になりました。さようなら。ごめんなさい。千遥」

”一生会わない”という言葉が哀しい…。なほ子さんを喜ばせたい一心で結婚する覚悟を決めてるんだとしたら…そこは思い直してほしいよ。千遥にはこれ以上不幸になってほしくない。

分かれの言葉を綴った時、ふいに千遥の中で記憶に残っている姉と兄の顔が蘇る。千遥は懐かしそうに微笑みながら、最後の紙に二人の「絵」を描きました。


この「絵」が出てきた時、思わず涙がブワっと込み上げてきて泣いた(涙)。千遥の記憶に残っていたなつと咲太郎は、こんなにも良い笑顔を浮かべてる…。一生会わないと決めた姉と兄に対する溢れんばかりの愛情が込められてるように感じられて、涙せずにはいられなかったよ…。

それを見て、「上手いね…、上手だね…、千遥」と涙を流すなつと咲太郎にも泣けた…。

それにしても、奥原家の絵の才能はすごいですね。お父さん、咲太郎、千遥、なつ・・・きっとお母さんも絵が上手かったんじゃないだろうか。DNAで繋がってるって思ってしまった。

千遥の行く末はかなり気になるので、この先は、なつの話じゃなくて「ちはる」ってタイトル変えてやってほしいw。東京でのなつはあまりにも重宝され過ぎてて気味が悪いのでね(苦笑)。

 

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