いよいよ新型コロナの影響が深刻さを増してきました…。
私の住んでいる香川県は人口が少なく感染者もあまり出ていないのですが(実際の数字よりはいると思ってます)、2月末から近所のスーパー以外は殆ど外出しないように心がけています。
日本一小さな県だし人口もかなり少ないからか分りませんが、感染症対策をしている病院も少なく香川県内では24しか現在のところ病床がないらしい…。いざという時の対策は考えだしたようですが、それでも都会に比べたらだいぶ遅れていると思います。そう考えると恐ろしいし、私も生き残れるか不安です(汗)。
どうかどうか感染する人が増えないことを祈るのみ。手洗いやうがい、マスクの着用などももっと徹底して推奨してほしいところです…。
そんな状況下なので桜もほとんど目にしてない状況で(苦笑)、今年はお花見は無理だなと諦めてました。そんな時、あるテレビ番組で国と連携してるお偉いさんが「散歩はジョギングは人と接することに注意すれば行っていい」と発言しているのを耳にして…。散歩はいいのかということで、思い切って人気の少ないお花見スポットを訪ねてみることにしました。
今年も2か所訪問。ちょうど満開から散り始め当たりの時期でギリギリセーフといった感じ。久しぶりにカメラを持てたので張り切ってバリバリ撮影w。そのいくつかをご紹介します。
※写真はクリックすると大きくなります。
青海神社(煙ノ宮)・西行法師の道
昨年も訪れたちょっと穴場のお花見スポットです。
保元の乱の折で後白河天皇との戦に破れ讃岐(現在の香川県)に流されてしまった崇徳上皇。そのまま不遇の人生を送りこの地で失意のまま息を引き取られました。
白峯山で荼毘にふされた折の煙りがこの地でひとつの玉となったという伝説から、この地に青海神社(別名・煙ノ宮)が建てられ崇徳上皇をお祀りしています。
私は崇徳上皇(天皇)といえば未だに2012年の大河ドラマ『平清盛』で井浦新さんが演じられた印象がとても色濃く残っています。今回は訪れませんでしたが、白峯御陵の脇にある小さな小屋には新さんのサインも大事に飾られているんですよね。年に数回お参りに訪れていますが、そのたびについつい覗いて見てしまいますw。
青海神社の敷地入り口の鳥居を潜り抜けたところには少し広めの広場があります。そこには多くの桜の木が植えられていて毎年お花見で食事をする人がけっこう見受けられます。が、今年は新型コロナの影響もあってか去年よりだいぶ少ない印象でした。
この桜の広場を過ぎて少し坂を上ったところに青海神社、その少し奥に西行法師の道があります。
崇徳上皇が崩御されてから3年後に、上皇と親しくしていた西行法師がこの道をたどって白峯御陵へ御参りしたとされています。西行法師は2012年大河ドラマ『平清盛』で藤木直人さんが好演されてました(御陵へ参るシーンは出てきませんでしたが)。
道は整備されていて歩いて登れるようにはなっていますが、けっこう急な山道が途中出てくると思われます(我が家は車でしか行ったことがないw)。その入り口の緩やかな坂道に植えられた桜並木がとても美しいのです!
駐車スペース近くの枝垂れ桜も奇麗でした。
来年もまだ讃岐にいたら…また訪れたい場所です。
白峰園地展望台
四国霊場第81番札所である白峯寺へ向かう途中にある白峰展望台に足を延ばしてきました。青海神社からは車で10分ちょいくらい。ここからちょっと先へ進んだ白峯寺手前に崇徳天皇の御陵があります。
※81番白峯寺は秋がおススメ
展望台からは坂出の町が一望でき、瀬戸内海にかかる瀬戸大橋も眺めることができます。
瀬戸大橋は天気が良くても霞んでしまうことが多いのですが、この日は空気が澄んでいたからか比較的よく見えてラッキーでした。
こちらもちょっとした穴場のお花見スポットで、人も少なめでゆっくり桜を眺めることができました。瀬戸内海と桜のコラボが美しく癒されました。
桜のほかにも小さな春の花もチラホラ見受けられました。
以上、比較的まぁまぁ映りがよかった写真をアップしてみました。少しでもお花見気分を味わっていただければ幸いです。
香川県にはほかにも奇麗なお花見スポットがけっこうあるのですが、今年は殆どが立ち入り禁止となってしまい寂しい春となってしまいました。緊急事態宣言は出ていない地域ではありますが、緊張感をもってこの先も乗り切っていこうと思います。
来年の春は、心穏やかに楽しいお花見ができますように…!皆様もどうぞ健康には十分留意されてください。
最後に、4月7日と8日のスーパームーンの写真を添えときます。