2日間限定で行われた感謝の恩返しスペシャル企画 朗読劇「半沢直樹」。朗読が終わった後にトークショーが開かれました。
※朗読劇感想レポはコチラ↓
今回は9月12日ソワレの公演後に行われたトークについて少しレポしたいと思います。
トークショー参加者:尾上松也、山崎銀之丞、佃典彦、角田晃広(東京03)
ゲスト:伊集院光
(伊集院さんはラジオ番組での半沢企画をやっているということでゲスト出演していました)
座り順は下手から、伊集院さん、松也くん、角田さん、銀之丞さん、佃さん。
Q1.朗読劇を終えての感想は?
松也くん
昼の部を終えての2度目の夜の部だったので少し気持ち的に余裕があったんですけど、その分ちょっと不備もありまして(噛んじゃったとこかな?笑)。でも楽しませていただきました。
角田さん
朗読劇は初めてだったので読むバランスとかが難しかったです。佃さんとはドラマで会っていないのでどんな感じになるか未知数でしたが、ストーリーも面白くて余韻が残る面白いものができたと思います。
銀之丞さん
ドラマでは3月末に撮った第2話でほぼ出演が終わっている状態だったので、役名すら忘れかけてました(ちなみにコロナ後に撮った最後のワンシーンは、セリフ無しで南野さんとの写真を撮られる場面だったらしいww)。朗読劇で広重を演じたことであの時の興奮が蘇ってきました。
佃さん
台本がコント的だったので角田さんに全てお任せしてやらせていただきました。客席にお客様がいる光景にとても感動しました。
伊集院さん
角田君は声を出すほどコントになってましたね(笑)。
Q2.『半沢直樹』の出演が決まった時の気持ちは?
松也くんは「ただびっくりした」と言ってました。それと同時に前作が超話題作だったこともあり不安も大きかったそうです。それは角田さんも同じで「見るためのスタンバイをしていたら出演の話が来てビックリしたと同時に興奮した」そうですが、あとから緊張度が増していったと言ってました。
銀之丞さんは「とうとう来たか」と思ったそう。俳優として、舞台のような芝居をしていい現場に行けることが嬉しかったとのこと。ところが、本読みの時点で前作に出演していた役者と今回から出演する役者との熱量が全然違うことに愕然としたんだとかw。そこで初めて恐怖を感じたと。
この本読みの時に特に熱いテンションで本読みしてたのが大和田常務事香川照之さんだったそうで(目に浮かぶww)、初めて組はそれを目撃してビビってたらしいw。また、松也くん曰く「香川さんの挨拶が異常に長かったですよね!!」とwww。「あれは演説でしたね!顔合わせしなきゃよかった」と銀之丞さんも角田さんも思い出してビビってました(笑)。
佃さんは生まれも育ちも名古屋で、この日も終わったらすぐ名古屋に帰りますとコメントw。佃さんの出番はこの1回限りでしたからね。事務所にも所属していなかったことから、ある日突然携帯に見慣れない番号が表示されているのを見てまずビビったそうw。改めてかけ直したら『半沢直樹』のプロデューサーだったとのことでしたが・・・
「話したいことがあるって言われたときは、新手の詐欺かと思いました」
このコメントは笑ったww。「なんで僕!?」という驚きしかなかったというのは分かる気がします。でも話をよくよく聞いていくうちに、自分は脚本家でもあるのでドラマの本を書いてほしい依頼だと思うようになったと。それはそれでめちゃめちゃプレッシャーだったので、出演だと知った時にはちょっと安堵したそうです。
ところが、原作を読んでみたら自分の役柄である曾根崎の出番がめちゃめちゃ多くてプレッシャーがハンパなくなってしまったとw。しかもキャラの外見が伊集院さんみたいな体格とあったのでただただ不安しかなかったそうw。ちなみに曾根崎へのアプローチ方法は、普段下げてる前髪をオールバックにすることだったと微笑んでらっしゃいました(笑)。
伊集院さんから「土下座するシーンのプレッシャーはありましたか?」と聞かれた佃さんは「土下座ができる!!と嬉しかった」とのことでした。ちなみに、土下座しながらバックしていく場面はテイクを重ねていくうちに大和田役の香川さんが自分の傍に寄ってきて最終的には完全に前をふさがれた状態になったことで、「後ろしか逃げ場がなくてあのようになった」らしいです(笑)。
Q3.(佃さんへ)さぁ、さぁ、と詰め寄られたシーンの心境は?
これにはニコニコしながら「ものすごく気持ちよかったです」と。ほんとに嬉しそうだったw。本物の歌舞伎役者さんが横で歌舞伎調に言ってくれたのがとにかく最高だったそう。リハーサルがなくて本番テイクを重ねていく手法のなかで、最初は香川さんだけのセリフだったのが堺さんも交じってやるようになってああなったと(笑)。これは生放送の特別番組の中でも触れられてましたね。
このシーンを見た歌舞伎役者の松也くんは「まさか半沢で歌舞伎の手法が使われると思っていなかった」と笑ってましたww。
ここで伊集院さんから角田さんに「伊佐山に頭掴まれた時のメガネのズレはやりすぎとか言われなかったの?」と質問があって。これに対して角田さんは「あれは猿之助さんが狙ってやってた」と笑ってましたw。
基本的に福沢監督は”やりすぎ”の芝居の方がOK出やすいそうで、銀之丞さんも「一度はちょっとやりすぎって言われて抑えたんだけど、やっぱり前のに戻してって言われたことがある」と苦笑いしてましたww。
Q4.(角田さんへ)ドラマとコントで演技の違いはありましたか?
これには真面目な顔で「役者の顔としてやらせていただいたつもりです」と語ってた角田さん。ところが、ネットでエゴサーチしてみたら「コントみたいで笑った」って書かれてあって「一緒だったんだ」とガックリしたそうな(笑)。
Q5.(銀之丞さんへ)半沢に敗れたときの演技はどんな気持ちで?
あえて怒られに行きたかったと語ってましたね。なので、松也くん演じる瀬名からものすごい勢いで罵倒されたシーンの時は「嬉しかった」そうですw。そう思えてしまうこの現場は「特殊だと思う」と語っていたのが印象的でした。
銀之丞さん演じる広重のやられっぷりは伊集院さんも大絶賛。松也くんも「前半シーンの中では一番スッパリ気持ちよくやられてましたね」と。その時の現場の雰囲気は「カットがかかるたびに笑いしか起こっていなかった」らしいですww。
広重がやられるシーンは一日中撮影があったらしく、松也くんもその現場での銀之丞さんが面白くて仕方なかったらしいです(笑)。瀬名に広重が投げ飛ばされるシーンは事前に監督から銀之丞さんに「膝パット入れなくて大丈夫だよね?」という打診まであったらしいww。まさかそんな乱暴にはされないと思って余裕で「大丈夫」と銀之丞さんは構えてたらしいのですが、どんどんエスカレートして最終的にはかなり痛いことになってたそうな(笑)。
Q6.撮影中に一番心に残ったエピソードは?
佃さんは半沢に嫌味言いながら廊下を歩くシーンだそうです。
この撮影の時、堺さんが良い姿勢でめちゃめちゃ早く歩くので全然追いつけなくなってしまったという佃さん(笑)。撮影入ってから間もなかったこともあり、どうすればいいのか混乱していたら堺さんがやって来て「僕の肩を掴んでくだされば止まりますから」って言ってくれたと。それでシーン撮影は成功したとのことですが、終わった後にまた堺さんがやって来て「先ほどは差し出がましいこと言ってすみませんでした」と言われたことに驚いたそう。
「非の打ち所がないというのはこういうことを言うんですよ!本当にカッコイイ!!」
と、堺さんのことを大絶賛していらっしゃいました。堺さんはジェントルマンでもありますよね。
角田さんは撮影方法に驚いたそうです。
焼肉屋で食事したシーンの時、カメラが周りをまわって撮影する方式だったとのことですが「エキストラの皆さんがカメラが移動するのに合わせて一緒に動いて大変なことになってた」らしいww。その様子を見ながらセリフを言わなければいけないから「どうしても気が散ってしまった」と(笑)。
松也くんは撮影中ではなくついさきほどの話(笑)。
マチネが終わってソワレが始まる前、銀之丞さんに挨拶したつもりだったのが振り返ってみたら佃さんだったそうwww。「みんなスーツだからわからなくてww」とww。たしかにそうかもね。「佃さんと初対面だったのに失礼しました」とこの場で平謝りしてましたww。
ちなみに伊集院さんは土田さんを見かけたときにドラマと雰囲気が違いすぎて「誰なんだこの人は!?」と思ったらしいww。土田さんはだいぶ雰囲気違いますよね、確かに。
銀之丞さんは福澤監督とのエピソード。ジャイ監督とはもうかなり長い付き合いになるそうですが、今回久しぶりの対面だったそうです。
スパイラルでやり込められるシーンの時、何度やってもどうしても出てこないセリフがあったと。この話が始まった瞬間に向こう側で松也くんが笑いを抑えられない状況になってましたww。あまりに何度もNGを出してしまっていたところ、ついに監督がやって来て後ろから
「銀ちゃん、タックルしてもいいすか!?」
と迫って来たらしい(笑)。もう冷や汗が止まらなかったと思い出すだけでタジタジになってる銀之丞さんw。すると松也くんが爆笑しながら「スパイラルのソファで銀之丞さんがタックルされまくって股割きの刑をやられてたww」とエピソードを(笑)。「笑うしかなかったですよ!!」と松也くんも銀之丞さんも笑いが止まりませんでしたww。
Q7.出演してる他の役者さんの演じた好きなシーンは?
松也くんは「言いたくないけど」と前置きをしたうえでww香川照之さんと回答。名(迷)言連発してることから会うたびにドヤ顔されるんだそうww。そのたびに「悔しい!!」と思いつつ「面白い」と思っちゃうんだとか。
角田さんは同じ事務所のアンジャッシュ児嶋さん。芸人枠は他にないと思ってただけに児嶋さんの出演を知った時には「出るんかい」と思ったらしいのですがww、最終回で良い働きをするらしいので羨ましいと地団駄踏んでましたw。
銀之丞さんが印象に残っているのが、角田さんが演じた三木が伊佐山に見つからないようにファイルを持ち出そうとするシーン。結果は見えてるのにめちゃめちゃドキドキさせられたそうです。
佃さんは山西さん演じる永田が半沢から悪事を暴かれる場面。半沢のセリフ「あんたからは腐った肉の匂いがする!」というのを聞いた時に「なんじゃこのセリフは!?」とビビったそうな(笑)。あんなセリフなかなか書けるものじゃない、とかなり印象に残ってるらしいww。たしかにあれは強烈でしたなw。
と、ここでタイムアップということで終了です。〆の挨拶もなく(苦笑)促されるまま皆さん退場して終わってしまったのがちょっとポカーンでしたがw、楽しいトークショーでした。
13日マチネのトークレポはコチラ↓