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NHK朝ドラ『カムカムエヴリバディ』第92回感想 サラバ記念日

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これまでの『カムカムエヴリバディ』感想レポ

カムカムエヴリバディ
カムカムエヴリバディ
2021年度後期NHK朝の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』の感想レビュー

1993年7月20日、ついに桃太郎くんがサードのレギュラーを獲得しました。そのことを一番伝えたかった相手は小夜子。部活が終わってから息を切らせながらさっそく報告しに行きます。

「サードに入れと監督が言ったから、7月20日はレギュラー入り記念日!」

桃太郎がここまで頑張れたのは、野球が好きっていう気持ちよりももしかしたら小夜子に喜んでほしいという一途な恋心のほうが大きかったのかもしれないね。小夜ちゃんも「おめでとう!」と笑顔で祝福してくれたし、さらには一緒に帰ろうとまで誘ってもらえて桃太郎のテンションも爆上がり。

この時までは彼の幸せ絶頂の時だったんだけどねぇ…。まさかそのあと思いもよらぬことになろうとは。

桃太郎は意を決して小夜子に「もし、来年甲子園に出られたら…その時は小夜ちゃん…」と長年の熱い想いを告白しようとします。 しかし、その先の言葉を告げようとした瞬間。

「小夜子」

というめっちゃイケメン声が響いてきた。桃太郎の片想いの相手の名前を呼んだのは、吉之丞くんだった!!やっぱりなぁ、そうなる展開になるんじゃないかと思っていたら案の定でした。甲子園で松井選手が敬遠された試合を見ていた時に”相手チーム”を思いやっていた二人。感性が同じというか、共鳴するものを感じたんですよね。それってとても大切なこと。

ラブラブな雰囲気で映画館デートの打ち合わせをする小夜子と吉之丞。見ているこちらとしては微笑ましいわ~って感じだったんだけど、桃太郎としてはまさに寝耳に水の出来事。体中に衝撃が走り、ショックのあまり「え!?」という言葉しか浮かんでこない。

小夜子は桃太郎から何かを告げられようとしていたこともすっかり忘れたように彼の前から立ち去ろうとしましたが、ふと振り返って「ひなちゃんにはまだ内緒にしておいてね」と恥ずかしそうな笑顔を浮かべていた。桃太郎の気持ちに1ミリも気づいていなかったことが明らかになった瞬間だったな…。
小夜ちゃん、けっこうそのあたりは鈍感なのだろうか。まぁ、幼いころから見てきたから桃太郎との間に「恋愛」が成立するなんてこと自体彼女の中では全く想像できなかったというのもあったかと…。

あまりにも残酷な展開に言葉を発っすることができず、嬉しそうに吉之丞の後を追いかける小夜子の背中を呆然と見送るしかなかった…。

サードのポジションのレギュラーを獲得した「レギュラー入り記念日」は哀しい「サラバ記念日」へと変わってしまいました。それで”サラダ記念日”が登場したのかと納得!桃太郎くんには申し訳ないけど、上手い!!と思っちゃったw。

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一方のひなたは、外国人のお客さんと満足なコミュニケーションをとることができない焦りを感じたからか、今度は山ほどの英語の参考書を購入していましたw。あ~~、こういうこと、あるよねw。私もそれと似たような経験あったなと思い出した(1ヶ月持たずに挫折した苦い思い出ww)。

やみくもに参考書をペラペラめくっていると、ある1枚のPR紙が落ちてきた。

そこには、”ただ聞き流すだけで気が付いたらペラペラに”という夢のような文言が踊っている(笑)。出た、この手の教材www!!!かつてCMでよく見かけた「スピー〇ラーニ〇グ」的なやつですよねww。たしかに英語は聴きまくるのが良いって話は聞きますが、これはちょっと胡散臭い。教材費がえらい高額なやつだと思うし(苦笑)。

ひなた、騙されるなよ!!と思って見ていましたが、一刻も早く英語力をと焦っていることもありあっさりと心奪われてしまった模様(笑)。うん、気持ちは分かるんだけどね…ww。

さっそく桃太郎の部屋に行ってCDプレーヤーを持っていないか尋ねるひなた。カセットテープ版もあるらしいのですが、繰り返し聴くとなるとやはりCDのほうがいいかもと思い立ったらしい。ま、カセットはテープ伸びちゃう可能性あるしね。でも、彼女の場合はそこまで続けられるのかどうかがちょっと不安だったりする(笑)。

ところが、桃太郎は小夜子への失恋ショックで部屋で日干しのようになって無気力に転がっている。CDプレーヤーを持っていないとだけは答えられたものの、他には何も言いたくなさげ。さすがにひなたもちょっと心配になったようでしたが、桃太郎は「何もない」としか答えなかったのであまり重くは受け止めませんでした。

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ラジオが75回大会の甲子園開会式がもうすぐ始まると告げる頃、桃太郎は一人フラフラと外へ出て行ってしまいました。あんなに毎年楽しみにしていた甲子園に興味を示さずバッティングセンターへ行くと言って出ていった桃太郎にるいも錠一郎も違和感を抱いたようでしたが、それ以上言葉をかけることもありませんでした。

桃太郎が家を出てすぐ、「あかにし」の初美が店にやって来て「来年は桃太郎くんも甲子園に出られたらええな」とウキウキしながら言葉をかける。この時初めてるいたちは桃太郎が野球部のレギュラー入りを果たしたことを知り衝撃を受ける…。
レギュラー取った日と同時に小夜子に失恋しちゃったからなぁ…。そのショックが大きすぎて家族に告げる気力すら失ってしまったのでしょう。

桃太郎のことを気にしつつ受付の仕事に精を出すひなた。するとそこへ数人の外国人客が興奮気味にお化け屋敷から出てきました。「ありがとうございました、またのお越しをお待ちしております」と彼らに言葉を掛けたいひなたでしたが、なかなかその英語が浮かんでこない。必死に思いを巡らせていた時、なんとか英会話で学んだ「expect」の単語を思いつき…

「I ’m expecting!Thank you!!」

と笑顔で告げてしまう。これに対して外国人客の皆さんは「Congratulations!!」(おめでとう!!)「That's grate!!」(それは素晴らしい!!)と祝福しに近づいてきたw。

ひなたがそのことに困惑していると、あとから小夜子がやって来て「I ’m expecting」は「私は妊娠してます」っていう意味だと教えてくれた。お化け屋敷からドキドキして出てきた直後にそんなことを告げられて、皆さんさぞびっくりしただろうね(笑)。でもあんな我がことのように喜んでくれるなんてめっちゃ良い人たちじゃないか。

ひなたの仕事と一恵の仕事がひと段落したところで、小夜子は吉之丞と結婚することを報告しました。

あ、付き合うことになった…レベルじゃなくて「結婚」まで行ってるのね!?小夜ちゃんは婚期を見定め波に乗ったということか。実は私もそれと似たような感じだったので気持ちは分かる。

その報告を聞いたひなたと一恵の反応が面白かったww。

特にいっちゃんは、驚きすぎて惚けちゃってたよwww。まぁ、あまりにもまさかな組み合わせだからそりゃビックリするよね(笑)。でも、「問題は相手が吉之丞ということや!!」とビビって正直なことを口にするひなたに「ひなちゃん、問題はあかん、問題は」と即座にツッコミを入れてたのはさすがでしたww。

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どういうきっかけがあったのかと聞かれた小夜子は、1年前に大月家を訪れた際に吉之丞が「一度は他のところに就職したけど、親の気持ちを考え店を継ぐために戻ってきた」という話をしたことだと話す。やっぱりあの時がターニングポイントだったんだねぇ。小夜ちゃんは吉之丞の優しさに気づいてそこから彼に惹かれていったわけです。小夜ちゃんも心の優しい子だし、いい夫婦になれると思う。

嬉しそうに吉之丞のことを話す小夜子を見たひなたと一恵は笑顔で彼女を祝福しました。でも、一恵はそれと同時に桃太郎のことが心配だと告げる。「桃ちゃん、子供の頃から小夜ちゃんに夢中やん」という言葉を聞いてひなたは初めて弟の恋心に気が付いたようでした(汗)。
しかし小夜子は「そんなん、本気なわけあらへんやん」と全くその心配はないと信じ込んでいた。あぁ…これは、桃太郎には絶対に見せられない場面だったな(汗汗)。もう少し早く彼が自分の気持ちを小夜子に伝えられていれば…と思ってしまうけど、先生と学生という立場ではやはり難しかったよね…。

その頃桃太郎は、「あかにし」から吉之丞が配達に出掛ける姿を目撃していた。その姿を見た時、彼の心の中にメラメラした黒い嫉妬心がこみ上げてくる。吉右衛門も席を外し店にはしばし人がいない状態に・・・。いくら人が来ない店とはいえ、もう少し防犯意識高く持ったほうが…と思っちゃったよ(汗)。

憮然としながら家に戻ってきた桃太郎は、弟を心配して慌てて家に戻ってきたひなたにCDプレーヤーを無造作に手渡す。それは…「あかにし」の店頭にあった7200円のポータブルCDプレーヤー…!!

暗い顔で部屋に籠ってしまった桃太郎を心配するるいと錠一郎。そして突然高額なものを手渡されて困惑するひなた。そこへ吉右衛門が血相を変えて「怪しい奴が来なかったか!?」と大月家に飛び込んでくる。

桃太郎、やっぱりあの時…踏み越えてはいけない一線を越えたんか…!!!

ひなたは慌ててCDプレーヤーをるいに託すと、桃太郎の部屋に入りベッドでヤサグレている彼を無理やり起こして一緒に謝りに行こうと諭しました。しかし、闇落ちしている桃太郎はひなたの言葉を鬱陶しく思いその場から逃げてしまう。
そんな弟に憤りを感じたひなたは「あんた、めちゃめちゃ格好悪い!!」と怒鳴りつける。

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小夜子に失恋した哀しみ、吉之丞に取られてしまった悔しさ…それらは野球でぶつければいいじゃないかと叱りつけたひなた。しかしそれに対し桃太郎は、レギュラーからはとっくに外されたのだと驚きの事実を告げる。部活にもしばらく行っていないのだという…。

 おそらく、小夜子に振られてしまったショックで何もやる気が起こらなくなって練習にも身が入らずレギュラー外されてしまったんだろうなぁ…。それに、桃太郎がレギュラー入りを目指して必死に練習してたのは小夜子が喜んでくれるからっていうモチベーションがあればこそだったしね。
だけどひなたは、そんな弟の気持ちを知る由がないので「野球と失恋、関係あらへんやない!!」と怒りをぶつけてしまった。

そんな姉に、桃太郎は長年抱えてきた小夜子への想いを打ち明ける。

「ずっと好きだったんだ。子供の頃から。早く大きくなりたかった。小夜ちゃんのために」

小学校の頃には小夜子はもう高校3年生で、中学に上がった時には学校の先生になっていた。年齢差を痛感させられるたびに「早く大人になりたい」と焦りを感じてきた。「なんで待っててくれなかったんだ…」と涙する桃太郎にるいや錠一郎も言葉を失ってしまう。
幼いころから一途にずっと恋焦がれ想い続けてきたけれど、年齢や立場の違いが大きな壁となって立ち塞がっていた。ようやく高校生になって、小夜子にちょっと近づけたと思っていた矢先に全く予期せぬ相手に取られてしまったわけで、その絶望感はいかばかりかと同情する点も多い。でもだからといって、吉之丞の店のものを盗むのは絶対ダメだよ!!

失恋のショックから抜けられずに涙する桃太郎を見たひなたは、自分の方がよほど不幸だと告げる。文四郎と7年間付き合ったのに、ある日突然振られてしまったトラウマが蘇ってきた模様(汗)。何とか立ち直って仕事に打ち込んではいますが、今度は英語のことで諸々お金を使いこんでしまった。結局聞き流すだけ英語もお金が無くなって断念することになったらしい。それだけは良かったねと思うぞ(笑)。

「惨めさだったらお姉ちゃんのほうが上や!!」といつの間にか不幸自慢になってるひなた。彼女としては弟を励まそうとしたところだったはずなんだけど…語ってるうちにそうなっちゃったね(笑)。するとそれに対して桃太郎が勢いで言い返してきた。それは…

「僕の桃太郎という名前はどうなんだ!?どんなセンスであんな名前つけるんだ!!」

あぁ~~~~、やっぱり気にしちゃってたんだねぇ(汗)。思春期の男の子としては、やっぱり違和感覚えるよねぇ、”桃太郎”はw。子供の時にはノホホンと受け止めてるように見えたけど、年齢を重ねるごとにモヤってきたのかも。もしかしたら学校でからかわれることもあっただろうしね…。私も、なんでモモケンの「剣」じゃなくて「桃」にしたんだろうって思うよ(苦笑)。

これに対してひなたは「可愛いじゃない!」と猛反論。モモケンに謝れ!と弟に突っかかっていつの間にか失恋とは関係ないところで姉弟ケンカに発展してしまうw。るいは慌てて二人を止めに入るのですが、その瞬間、驚愕の光景が目に入る。

錠一郎が、トランペットを吹こうとしている!!!

るいは衝撃のあまり固まってしまいましたが、かつて父がトランぺッターだったことを知らない二人の子供たちはキョトンとしている。いったいこの状況の何が彼を動かしたのだろうか?果たして錠一郎は音を出すことができるのか!??

いろいろ気になることを抱えながら次週に続く。さらにはまたあの人が再登場するとのことだし、カムカムの物語もいよいよ佳境に入るようです。どう繋がっていくのでしょうか。

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