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NHK朝ドラ『カムカムエヴリバディ』第60回感想 ギャンブラー

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これまでの『カムカムエヴリバディ』感想レポ

カムカムエヴリバディ
カムカムエヴリバディ
2021年度後期NHK朝の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』の感想レビュー

前回の衝撃の入水未遂事件から時間が経過したところから物語が再開しました。あの海での出来事の直後がどうなったのかちょっと気になってるんだけど…、二人の関係が良好な方向に進んだみたいだから結果オーライということで納得かな。このドラマ、すごいスピードで進むしねw。

それにしても、既にるいと錠一郎がそれぞれ荷造りの最終段階に入っていたのは驚いた(汗)。竹村家も、小暮さんのお店も、めちゃめちゃ二人のことを支えてくれた素敵な場所だったので、こんなにあっさりお別れの前日シーンが突然やってくるとは思わなかった。

平助さんは思わず「寂しくなるな…」と口にしてしまい和子さんから「それは言わない約束」とツッコミを入れられてしまう。でも和子さんも同じ気持ちのはずですよね…。でも、るいが出発しづらくなると思って寂しさを表に出さないようにしてるんだと思う。優しい方たちだから…(涙)。
そんな二人にるいは「東京じゃなくて京都に住むんだからいつでも会えます」と笑顔を見せました。大阪と京都…この時代だったら移動はだいぶ楽になってる頃かな。

一方「night and day」では、小暮さんが荷造りをしている錠一郎に「京都ならベリーちゃんもいるし、私も安心だ」と優しく言葉をかけてくれていました。錠一郎はあれからいくつかの病院にもちゃんと行ったようで、環境を変えるのも方法のひとつだと言われたと告げました。トミーが紹介してくれた病院にも行ったのかな。皆親身になって心配してくれてたものね。
るいも「いつか必ずジョーさんがトランペットを吹ける日がくるはず」と信じていました。その想いはみんな一緒です。

旅立つるいに竹村夫妻は『妖怪七変化』のポスターの裏に書かれた錠一郎のサインを、小暮さんは錠一郎に預かっていたトランペットを手渡しました。そこにはそれぞれの深い愛情が込められていたように思います。

るいも、錠一郎も、温かくて優しい人と出会えて本当に良かった(涙)。

大阪出発の直前、るいと錠一郎はを入れました。「錠一郎の戸籍に初めて家族が加わりました」という城田優くんのナレーションにグッときてちょっと涙がこみ上げてしまった…(泣)。心から信頼し愛せる人と出会えた錠一郎、もう孤独じゃないよね…!るいも共鳴し合える錠一郎と出会って幸せを掴むことができてホント良かった…!!

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京都にやって来た二人は、まずベリーこと一子の元を訪れました。なんと彼女はお茶の先生の娘さんだったのです!どうりでツンツンしててもどこか気品を感じたはずだわ~。ジョーはこの日初めてベリーの本名を知ったらしく目を丸くしてるのがめっちゃ可愛かった(笑)。

しかし、一子は京都では「ベリー」と呼ばないでと釘を刺す。「あれは大阪での仮の姿や」というコメントがまたカッコいいww。大阪での学生時代はもう終わったのだと割り切ったようですね。でも錠一郎はうっかり「ベリー」って呼んじゃいそうwww。

点てたばかりのお茶をるいにだけ差し出す一子。そのすぐ後に「ジョーは飲まんとき」とバッサリw。「なんで!?」と子供が駄々こねるみたいに聞き返す錠一郎に「こぼすさかい」とご尤もな理由で返り討ちにする一子さん、さすがです(笑)。ずっと追っかけてた相手だから、その辺ホントよく分かってるよねw。

そんな二人ですが、京都に来たはいいものの住むところも仕事もまだ決まっていないという。「貯金はあるよ」とのほほ~~んと答えてる錠一郎ですが、どのくらいあるのかと思えば…「切り詰めたら二人で三か月くらい」という驚きの数字がw。さすがの一子も「それだけ!?」と口あんぐりです。いやぁ、私もちょっと心配になっちゃったよ~。

それでもるいは「新しい気持ちで一から始めようと思ったらこれが一番いいんです」と全く危機感を感じていない様子。岡山から出てきたときもそんなものだったからと、慣れっこになってるみたいなこと言ってて…いやぁ、逞しいわ、ホントw。
一子はため息をつきながら「あんた、意外とギャンブラーなんやな」と告げました。たしかにその通りだわと納得w。だけど、錠一郎はちょっとオドオドしてて心配になっちゃうよ~~。るいちゃん、しっかり彼を支えてあげてほしいぞw。

帰り道、るいが掲示板に貼られた求人広告を見ていると…錠一郎がいつの間にか人の流れを見つめていて、それが「天神さん」に向かっていると知ると無邪気にるいを誘ってくる。自由だわ~~(笑)。はしゃいでる表情はまるで子供のように純粋。オダジョーくんのお芝居、ホント魅力的で癒されます。
るいも錠一郎と一緒に「天神さん」の方へ行ってみることに。ここで彼を諫めずに同じ行動をとるところがるいちゃんなんだよね。やっぱりこの二人は波長がピッタリだなって思ってほのぼのする。

多くの人でにぎわう縁日を見て楽しいひと時を過ごす二人。しばらく進んだ時、るいは「回転焼き」を売っている店に目を留める。

最初「回転焼き」とはなんぞやと思ったのですが、よく見たら「今川焼き」ですね。これの呼び名は地方によって色んな種類があることを今回初めて知りました。関西には「御座候」っていうお店もありますよね。

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天神さんを抜けて川辺の椅子に座る二人。ぼんやりと何かを考えているるいの横で「何考えてるの?さっきから…」とめっちゃ不安そうな表情を浮かべてる錠一郎が可愛すぎたっ!!置いてけぼり食らった子供のよう。母性本能をくすぐられるよ、あれは。すごいな、オダジョー君。

するとるいは突然「回転焼き屋さん、やってみない?」と提案してきた。あれなら最低限の設備でできるはずだと、かなり前向きなやる気を見せている。しかし錠一郎は店をやることなど考えてもいなかったようで戸惑いを隠せないw。

「できるかなぁ…」と不安な表情を浮かべる錠一郎に、るいは少し言いにくそうにしながら「お母さんとやってたことがある」と告げました。
忘れたいと思っていた母との記憶を取り戻そうという気持ちが芽生えたのだろうか…。大阪で細々とおはぎを売っていたあの頃、安子もるいも心は満たされていた。しかし、あの事故に遭った日から二人の運命は暗転してしまった…。

事故の日のこと、額の傷のことを思い出してしまうとやはりまだ心に痛みを感じてしまうるい。そんな彼女に錠一郎はそっと「いいの?しんどくならへん?」と気遣いました。そういう優しい言葉をかけられるところが彼の素敵なところだと思います。るいのことをすごく大事にしてるのが伝わってきてジーンときちゃったよ~。

それに対して、しんどくなるかもしれないけれど「分る日が来るかもしれない、なんでお母さんが私を捨てたのか」と答えるるい。愛する人と一緒になれたことで気持ちに余裕が生まれたのかもしれないね。母との記憶を思い出したくないとあんなに強く思っていたけれど、やっと、少しずつ理解したいという想いが芽生えてきた。そういう意味でも、彼と一緒になれてよかったと思う。

そんなるいの肩を優しく包み込むように抱き寄せた錠一郎は「やってみよ、二人で」と笑顔で頷きました。その手のぬくもりはどんなにか温かかっただろう…!! このシーン、めっちゃ泣けました。錠一郎の純粋さがホント感動的。

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その後二人は「回転焼き屋」のための手ごろな物件を手に入れ、無事に居場所を確保しました。錠一郎に小豆を買ってきてもらったるいは、幼い日の記憶を頼りに「あんこ」作りを始めます。

るいは、幼い時に母が小豆に火をかけている時に呟いていた言葉を思い出し唱え始める。「たちばな」の心が、ちゃんとるいにも継承されているではないか!!金太お父ちゃんが焼け跡で夢見た「たちばな」の再建が、時を経てこんな形で実現しようとするなんて感動的!

「おいしゅうなれ、おいしゅうなれ、おいしゅうなれ…。その気持ちが、小豆に乗り移る。うんとおいしゅうなってくれる。甘ぇ、あんこが出来上がる」

その言葉を唱えているとき、彼女の脳裏に断片的に母との思い出が蘇って来たようでしたね。でもまだ受け止めるまでには時間が必要かもしれない。

そんなるいの後ろで不思議そうに眺めていた錠一郎。でも、「はっ」という謎の掛け声と同時に鍋を火から上げたのを見て、慌ててガスの火を止めてたのがツボった!!オタオタしながらもしっかり火消ししてたあの姿が可愛すぎ(笑)。

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回転焼きの作成は殆どるいが担当。

初めて作ってるにしては、めちゃめちゃ上手くできてましたよね!?あれは、彼女が器用だったというか、勘がよかったということなのでしょうか。普通の人も初めてでもあれだけ巧くできるものなのだろうか。

さっそく完成した回転焼きを試食してみる二人。味も上々のようでるいもほっと一安心。すると横に座っていた錠一郎が「これがるいとるいのお母さんの味かぁ…」と感慨深そうに呟きました。しかし、るいはまだその話に乗ることができない。錠一郎もあえてそれ以上は触れようとしませんでした。急がなくてもいいから、時間をかけてゆっくり向き合えばいいと思う。

すると、回転焼きを食べていたるいが突然思い出したように笑いだす。驚いた錠一郎がその理由を尋ねると…「これやったらジョーさんもあんここぼさへんわ」とのこと(笑)。苦笑いする錠一郎でしたが、いや、でも、もしかしたらかじった拍子にあんこが中から飛び出しちゃう…みたいなこともあるかもよww!?なんてちょっと思っちゃったww。

錠一郎はお皿に乗っていた回転焼きを見つめながら「なんか、お月さんみたいやな」と微笑みました。その言葉にるいも思わず笑顔になる。穏やかで幸せな時間…。ジョー、あの時海の中に消えていかないで本当に良かったねって思っちゃったよ。

その言葉がきっかけになったからか、店の屋号は「大月」に決定。自分たちの苗字でもあるし、分かりやすくて良いね。

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錠一郎は店の宣伝のためのチラシを作ろうと熱心に画用紙に向かっている。何やらえらい力の入れようだったのでどんな大作を描いているのかと思ったら…

想像の斜め上を行く不思議ワールド満載のデザインだったwwww!!!

るいの最初の反応が「何これ??」だったのがめっちゃ笑ったww。いやだって、あれじゃ「回転焼き」じゃなくてUFOの来襲か、目玉おやじの大群にしか(笑)。錠一郎の感性、おそるべし!!それでも彼を傷つけまいとるいは気を遣って「芸術的なセンスが溢れてる」と苦笑いしながら評価していましたw。あれが最大限の褒め言葉だよな(笑)。

これはもう、賭けだね。不気味がってお客が逃げるか、逆に興味を惹かれて来てくれるか。あのチラシの効果がどうなるのかは気になるわ~~。

平和な場面が多いと本当にホッとするよw。もうしばらくこの路線でお願いしたいかも。

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