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『西郷どん』第12回 運の強き姫君

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第11回の感想はちょっと時間が取れなくて書けずじまいとなってしまった😅。
印象深かったのは、吉之助の失態でしたね。今回の大河の西郷は失敗を繰り返して成長するっていうテーマがあるということだったので、その一端かなとw。ろくに証拠もないまま斉興と由羅に突撃していったのは本当にハラハラしましたよ😓。

そしてなんといっても、クライマックスでの、斉彬キックが豪快に吉之助に炸裂した場面は実にセンセーショナルでしたな😱。謙さんも本気で突っ込んでいってたので、めちゃめちゃ迫力ありましたww。ガッチリした体型を作ってた亮平くんだから耐えられたのかも😅。
吉之助にはこれを糧にまた頑張ってもらいたいところです。

それを経ての第12回。斉彬さんも毒殺されかかりましたが何とか無事に全快した模様。
回復と同時に取り掛かったのが、お由羅騒動で処罰されていた人たちに特赦令を出すこと。吉之助が頼み込んでからずいぶん時が経ってしまいましたが、ようやくそれが実現して本当によかったです。

長いこと島流しの憂き目にあっていた正助の父・次右衛門さんもついに家に帰ることができました😭。元気そうでよかった…。迎える正助も感無量の面持ちです。
ただ無念なのは、出迎えるはずだった吉兵衛と満佐がもうこの世にはいないことです…😢。西郷家の土俵で相撲を取ったあの時が今生の別れになってしまうとは…本当に切ない。土俵を見つめて涙ぐむ次右衛門さんを見て思わずこちらもウルっときてしまいました😢。

一方、江戸では篤姫の輿入れが決まらないままイタズラに2年が経過してしまったということで・・・さすがの幾島も血相を変えて斉彬に面会を求めてやってくる。突然の幾島来訪にオロオロしつつも必死に止めようとする吉之助でしたが、

「ひかぁ~~えよっ!!」

と一喝され成すすべなしwww。南野さんの幾島、いちいち口調が面白い😁。鼻息荒くなってるところを篤姫に知られそうになって、咄嗟に近くの桜が綺麗だと言い繕っていたのも笑えたww。巻き込まれた形の吉之助の明らかに芝居がかった笑い方もオモロかったですww😁。

大河ドラマ『西郷どん』感想一覧

第12回 運の強き姫君

2018年3月25日放送 NHK総合

鈴木亮平・瑛太・北川景子・北山有起哉・高橋光臣・徳井優・南野陽子・泉ピン子・渡辺謙ほか

あらすじ

篤姫(北川景子)は江戸に来て2年たつが、未だ将軍家への輿(こし)入れが決まらない。吉之助(鈴木亮平)は幾島(南野陽子)と他の藩や大奥へ働きかけ、本寿院(泉ピン子)との接触に成功。ようやく婚儀が正式に決まる。しかし将軍・家定(又吉直樹)との間に子は授からぬ事を知った吉之助は、篤姫が背負う悲しき宿命に心を痛める。そんな夜、篤姫は吉之助にだけ秘めた胸の内を吐露することに…。

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斉彬に目通りが叶った幾島は、一日も早く篤姫の将軍家への輿入れを決めてほしいと直談判。斉彬によれば、ここまで決まらないことの要因には彦根の井伊直弼の横槍の力が大きいとのこと。昨年は主役だった「井伊」ですが、今年は敵対関係の立場なのでなんとも複雑な心境です😅。直弼は他藩の姫をと考えているようで、斉彬とは水と油の関係の様子。

そこで幾島が考えたのが、大奥に働きかけを頼むという一手。公方様が世継ぎを得ることを望んでいるのは大奥であり、その最高権力者で家定の母・本寿院だと睨んだようです。さすが幾島、策士ですな。そこを揺さぶれば篤姫輿入れも早まるかもと踏んだということです。
ということで、大奥の内側から働きかけを行うのを幾島、外側から働きかける役割を吉之助が担当することになりました。

篤姫自身も輿入れが遅れていることが気になっていいるようでしたが、吉之助としては斉彬から「お篤は不幸になる」という言葉を聞いているだけに婚礼を進めていいものかどうか迷いがある。
想い余って「篤姫様は、まっこて、どげなことがあろうとも御代所になろうとお思いでございもすか?」と聞いてしまった場面は切なかったな…。篤姫は薩摩のために輿入れすることに一点の迷いもない。家定の事情を知らないだけに、まっすぐな篤姫の想いは吉之助の心をさらに切なくさせるのでした…。

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ということで、さっそく裏工作のために磯田屋へ潜入して情報を探りに行くわけですが、


幾島さまの気合がハンパねぇww。まるでくノ一のように見えたよ😁。

さらに遊女の皆さんを集めてあっという間に溶け込んでしまう幾島w。突然声が高くなって宿屋の女将を演じ切っていた姿には吹いたwww。まさに百戦錬磨って感じで…こういうことするの初めてじゃないな、と思ってしまった😅。

あまりにも鮮やかな幾島の変かに吉之助もビックリww。グイグイと根掘り葉掘り聞きだしていく調略術は実に見事。これは負けていられないよw。

ということで、幾島を見習ってどこぞの藩のお偉いさんを熱血御接待ww。お目付けには山田様もついてきていて吉之助が脱線しそうになるのを軌道修正。こちらは連係プレーで勝負のようです(笑)。
さらに接待レベルは上がっていき・・・


宴会芸にまで発展www。しかも、かなり全力(笑)。挙句楽しそうww😂。

その見事な熱血御接待の甲斐もあり、多くの人の心はつかめた模様。ですが、これあくまでもかなりお酒が入った席でしたから、ちゃんと輿入れの件サポートしてくれるかどうかは不透明だったりもします😅。

へとへとになって帰ってくれば、嫉妬に燃える格之助と俊斎の質問攻めにあうというオマケまでついててwww吉之助さぁ、お疲れ様です😅。

ちなみに、SNSでの迫どんショーによりますと、格之助と俊斎のコンビは常にアドリブ飛ばしまくっているらしいですね(笑)。それを聞くともっと3人のドタバタ劇が見たくなってしまうよww。

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一方薩摩では、正助が吉之助に追いつこうと必死にもがいていました。先に城勤めできたのに、蓋を開けてみればあっさりと吉之助に先を越された形になってしまいましたからね…。その悔しさは分かる気がします。
前回ちらりと面識を持つことができた島津久光に上手い具合に密書を届けたあたりは策士ですな。その手紙には父の赦免に当たって久光が尽力してくれたと聞いたことへの熱い感謝の気持ちが述べられてありました。これはいわゆる、褒め殺し作戦ってところでしょうか😅。さらに久光への忠義を誓うとまで書かれてあり・・・これはお坊ちゃまの久光からすれば「こいつはちょっと優遇してやらねば」って気持ちになっちゃうかもねww。

江戸では裏工作(賄賂含むw)が効を奏したようで、ついに幾島が家定の母・本寿院と対面できることになりました。
『篤姫』の時の本寿院は高畑淳子さんが演じていてかなり強烈な印象を残してましたが、今回もそれに引けを取らない…というか、むしろそれを越えてくるような方がキャスティングされました(笑)。

ついに、泉ピン子さんの本寿院様が、キターーーーww😂😂。

期待を裏切らない存在感っぷり(笑)。っていうか、また更に外見的にも大きくなったような・・・ww。いやぁ~~、この人は姑にしたくない感がのっけからすごいっす😅。

さらに、猫背椿さん演じる乳母の歌橋も一筋縄ではいかない雰囲気で目を惹きます。完全に本寿院の懐に入っちゃってる感がこれまたすごい(笑)。

幾島は本寿院に充てて贅の限りを尽くした贈り物を進呈。そのうえで、改めて篤姫の輿入れの話を進めるよう尽力を要請します。幾島も肝が据わってますなぁ~。
それに対して本寿院は「母として」家定の妻として最も望むことがあると告げる。それは、息子よりも長生きする嫁であること。家定は過去に2回妻を迎え入れていましたがいずれも若くして亡くなってしまっています。病弱な息子を残して先に逝ってしまった妻たちを見送ってきた母親としては、こういう考えになるのも自然な流れですよね…。

この話を聞いた幾島は自信満々に篤姫のことをアピール。

「篤姫様の最も優れたところは、お体が丈夫なこと、そのうえ、恐ろしく運がお強い」

体が丈夫だけでなく「運の強さ」も一緒にアピールしてしまうところが幾島の凄いところ。子の機転、吉之助には到底真似できないところでもありますなw。
本寿院はこの「運の強さ」という言葉に大いに惹かれたようで、篤姫を家定に推挙することに同意してくれました。幾島、グッジョブ👍。

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そしてついに、家定の御代所選びが本寿院主導で始まります。その席には阿部正弘井伊直弼の姿も。篤姫を推したい阿部に対して他藩の姫を輿入れさせたい直弼・・・この二人は対立関係にあるので緊張感がさらに高まっている雰囲気に😅。
そんななかで半ば強制的に「妻を決めろ」と母に迫られてる家定さん、お気の毒です。っていうか、ピン子さんの息子が又吉先生っていう構図のインパクトがすごかったなww。なんかえらい貴重なコンビを見せられているような😁。


家定の前にずらりと並べられた候補の女性絵。この中からめぼしい姫を選べという事のようですが、これじゃ、篤姫選ばれる確率かなり下がっちゃうんじゃないの!?と思ったのですが・・・よく考えてみると、本寿院は『篤姫の運の強さ』をこれで試したわけですね。家定がここで選べば「運の強さ」を証明できると。

で、家定が「これにする」と選んだ相手というのは、なんと・・・


井伊直弼さんでした!!おめでとうございまーーす👏👏!って、ヲイwww

しかし、直弼さんも「わたくしめを御代所に?」と若干嬉しそうに見えたんですがwww。なんか、この反応がちょっと可愛かったりして😂。

と思ったら、家定は直弼の方には目もくれずに一直線に庭の池へ。行動が全く読めません😅。直弼さんも肩すかし状態にw。
家定が目を付けたのは、庭の池で可愛がっていた一匹のアヒルの姿でした。ぐったりとしていてすでに息絶えてしまったアヒル(というか、カモ)を池に入って取り上げ・・・

「死んだ…死んだ…また死んだ…。皆、なぜ余を残して死んでしまう・・・」

とうわごとのように呟く家定。そこに言いようのない孤独の影が見えて切なくなってしまった…。人間ではなく動物だけにしか心を開いていない人なんじゃないかな…。それ故に「余は死なない御代所がほしい」という言葉は重く聞こえます。
その家定の足元に、一枚の姫の絵が落ちていました。本寿院はここですかさず

「体が丈夫で運の強い姫は、この方です」

と告げます。その人こそ、篤姫でした。


「おお、これか。では、これにする」

母親の言葉を信じた家定は、あっさりと御代所を篤姫にすると決めてしまいましたw。ここで本寿院は篤姫の運の強さを実感したようです。井伊直弼はこういう決め方はどうなのかと異議を唱えますが、「公方様が決めたことだ」と本寿院に一喝されて何も言えず撃沈。あの迫力で「控えよ!!」と言われたら、そりゃもう何も言えませんわな😅。
それにしても、2年も待たされていたのに…決まるときはこうもあっさりなものなんですなぁ。まぁ、そんなもんなのかも。

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その年の秋、正式に篤姫が将軍家へ輿入れすることが決定。斉彬の知らせに涙を流さんばかりに大喜びする篤姫でしたが、吉之助は素直にそのことを喜ぶ事ができない。それでも悟られないように必死に笑顔で祝いの言葉を送る吉之助の姿は何だかとても切なかったです…😢。
吉之助としては、あんなに無邪気に大喜びしている姫がこの先どんな辛い体験をしていくのかと思うと我がことのように胸が痛んでいたに違いありません。いつも「西郷、西郷」って慕ってくれていたからなおさらですよね…。

斉彬は「公方様がどのようなお方か気にはならぬか」と思わず尋ねる。それに対してキッパリ

「他の何物とも比べることが出来ぬお方、どのような方などと口にすることすら許されぬお方でございます」

と言い放つ。まさにあっぱれな心がけ!幾島も「育てた甲斐があった」とばかりに感無量の様子です。しかし、篤姫の覚悟がしっかりしていればこそこの先のことを考えると胸が痛んでしまうのが父親の斉彬です。ここにきてそういう感情が沸きおこってきたんでしょう…。
篤姫と幾島が下がった後、吉之助は斉彬に「真実を告げた方がいい」と涙ながらに進言します。何も知らないまま輿入れさせるのはあまりにも気の毒だと…。心が揺らいでいた斉彬は「いずれ話す」とポツリと告げます。

この二人のやりとりを偶然聞いてしまった幾島は衝撃を受け、ある覚悟を持って例の巻物を破り燃やしています。


まさか、あの巻物がこんな切ない末路を辿ってしまうとは…なんとも複雑な心境であります😵。これを燃やしたということは、幾島は「篤姫に世継ぎを生むということは叶わない」と覚悟を決めたという意味でしょうね。

その翌日から、幾島は篤姫との剣術稽古に最も力を入れるようになっていきます。あまりの激しさに立ち上がれなくなった篤姫の前に思わず飛び出して行ってしまう吉之助。しかし幾島は容赦しようとしない。

「倒れとうなかったら、強うおなりなさいませ!これからは篤姫様は一人で戦ってもらわねばあかんのや。身も心も強うなってもらわな、誰も救ってはくれませんえ!!」

これから辿るであろう篤姫の行く末を想うからこそ、幾島はその心を鍛えようと必死になっている。まさにこれは「母心」からくる稽古なのです…。必死に篤姫を守ろうとする吉之助でしたが、

「なんもできひんくせに、おいたわしいなどと口にするのはおやめなはれませ」

と告げられたら何も言い返せない。どんなに「守りたい」と思っても、吉之助は大奥に一緒に上がることはできないのです。これから先辛い想いを味わうであろ篤姫の傍にいてやれることはできない。だからこそ、無責任なことを言わないでほしい・・・その幾島の想いは痛いほどわかる😢。
吉之助も、篤姫が大奥に上がった後に多くの試練に直面するであろうことを悟っているだけに、幾島の言葉に言い返すことはこれ以上できませんでした。

突然厳しさを増した事情は分からないものの、大奥に上がるための鍛錬だと信じ篤姫は厳しい幾島の稽古に必死に食らいついていく。

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安政2年10月2日、この日、斉彬はついに篤姫に真実を告げる決心をします。神妙な面持ちでそれを見守る吉之助と幾島・・・。

「公方様は、御病弱であらせられる。おそらく、子は授からんであろう。公方様は、夫婦のことも分からぬ御生まれつきだそうじゃ」

どのような公方様でも、国のために自分は尽くすのみだという確固たる信念を持っていた篤姫でしたが、さすがに世継ぎを望むことはできないとハッキリと告げられたことは相当大きなショックだったようです…。
この時代の女性は、いまよりもさらに「子を産む」ということを重要視していたと思うので、嫁ぐ前にそれが叶わないだろうと知らされた篤姫の衝撃は相当なものだったと推測できます。それだけに、一気に不安な表情に変わっていくのを見るのは何とも心が痛みました😫。

さらに追い打ちをかけるように斉彬は篤姫の果たすべき役目を告げます。

「江戸城大奥に入り、次の将軍は一橋慶喜公にお決めくださるよう、公方様の御心を動かすこと・・・覚悟してくれ・・・!!」

次の将軍の子供を産むという使命を思い描いてきた篤姫にとって、この任務はあまりにも惨いものですよね…。最初から斉彬は篤姫の子供を将軍にと思っていたのではなく、一橋慶喜を次期将軍にと考えていたってことですから…その真実を知ったことも相当大きなショックだったと思いますよ😫😫。
この残酷な現実を聞かされた篤姫でしたが、必死に平静を装おうと自分を奮い立たせるように決意を述べます。

「お父上様、私は不幸になっても構いません。お父上のためなら、篤は、喜んで不幸になります。この命、ただ幸せになるためだけにあるのではございません。薩摩の姫になった時から、覚悟はできておりました…!」

あまりにも健気すぎる篤姫の言葉に、思わず斉彬も罪悪感からか顔をそむけてしまう。幾島も、吉之助も、涙が止まりません…😭。


「お父上の娘になれただけで、篤は幸せでございました…!」

精一杯の無理をした笑顔を作った篤姫が切なくてたまらなかったです😭。

たしか以前の大河ドラマだと、篤姫は嫁ぐ前は世継ぎよりも一橋を推す使命に燃えていたような気がしたんですが、今回はその逆の表現ですね。そういう違いもなかなか面白いです。

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篤姫が辛い告白を聞いたその雨の夜、さらに大きな出来事が起こってしまいます。

安政の大地震

あまりの揺れの大きさに動揺した俊斎が「桜島が噴火したか!??」とボケをかましww「んにゃ、ここは江戸じゃった!!」と自分でツッコミwwww。こんな状況で一人ノリツッコミをかますとは、俊斎、将来大物になりそうな予感😂。格之助はただただ混乱ww。

そんな二人には目もくれず(ヲイ 笑)、吉之助は一目散に斉彬の元へと駆けつけます。幸い、斉彬は山田たちが鉄壁のガードで死守していて無事でした。
それを確かめた後、吉之助はその場から一目散に別の場所へと走って行ってしまいました。以前の吉之助ならば山田たちを押しのけてでも斉彬のガードに専念するところだと思うのですが、今の彼には斉彬よりも守りたい人がいました…。

吉之助が駆けつけたのは、篤姫の寝所。あんな切ない場面を目の当たりにしたら、そりゃ、篤姫の方が気になってしまうのも無理はないか…。
でも、吉之助が駆けつけたのは正解だったと思いますよ。かなり篤姫のいた部屋は酷い状況になってましたから…。さらには太い梁までが篤姫向かって倒れこんできたじゃないですか😱😱!!間一髪のところで吉之助が庇ったからよかったものの、彼がいなかったら篤姫死んでしまってたかもしれないと思うと・・・こわっ😵。

吉之助は篤姫に逃げるよう説得しますが・・・それに対して

「西郷、一緒に逃げておくれ、できるだけ遠くに・・・」

と懇願してくる篤姫に動揺してしまう。父も公方様もいない、誰も知らない遠い国へ一緒に逃げてほしいと泣きそうな顔で訴えてくる篤姫…。斉彬の前では精一杯の強がった姿を見せていましたが、まっすぐに自分を想って助けに来てくれた吉之助の前では本音の部分を明かさずにはいられなかったんだろうね…。
そんな彼女の不安な心の内を痛いほど感じ取った吉之助は「わかりもした」とその心に寄り添おうとします。


「逃げもんそ。どこまででん、篤姫様をお守りして、どげな遠かところまででんお伴つかまつりもす…!」

吉之助の本気の気持ちに触れた篤姫は涙を流して礼を言う。

「ありがとう、西郷。そん言葉が、聞きたかった・・・!」

真実を知ったショックで孤独感にさいなまれていたであろう篤姫は、今自分に一番かけてほしい言葉を吉之助が言ってくれたことが何よりも嬉しかったんだと思います。孤独じゃなかったって思えただけで彼女は心が癒されたのではないだろうか。
そしてこの時、将軍家へ嫁ぐ覚悟を決めたのではないだろうか…。

一緒に本気で逃げようとする吉之助に対し、「もう、よかとじゃ」と顔をそむける篤姫。
そこへ心配した幾島が必死に篤姫を探しにやってくる。「ここじゃ!」と叫んだその顔にはもう迷いはありませんでした。そして吉之助に守ってくれた礼を述べた篤姫は荒波に立ち向かう覚悟をもったかのような凛々しい顔つきになっていました。吉之助の言葉を聞いた篤姫は、あの瞬間に生まれ変わったのかもしれません。
凛とした姿で立ち去るその後ろ姿を、吉之助は祈るような気持で見送るのでした…。篤姫の強い覚悟の気持ちを感じ取ったからこそ、吉之助はただ黙って見送ったんだろうね…。この夜の出来事は、きっと後半の大きな節目で伏線として生きてくるような気がします

さて来週は、本編ではなく特集番組になるそうな。今年から大河は短縮されるって聞いてましたが、早い時期に終わるんじゃなくて節目にSP番組入れて調節するって形式のようです。ということは、今後もあと3回くらいありそうな予感w。それはそれで楽しみです😀。

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