毎週リアタイしながら熱心に見てきたドラマ『~めおと日和』も最終回直前となりました。SNSにはクランクアップを迎えた皆さんの様子もいくつか上がってきてちょっと寂しいです。
꙳ ꙳ ꙳ ꙳
関谷家
クランクアップ꙳ ꙳ ꙳ ꙳
さつき役 #紺野まひる
篤三役 #高橋努
はる江役 #森カンナ
あき奈役 #咲妃みゆ
ふゆ子役 #小川彩 ( #乃木坂46 )… pic.twitter.com/W6uv8tf75h— 『波うららかに、めおと日和』4月期木10ドラマ【公式】 (@meotobiyori) June 18, 2025
関谷家の皆さん、撮影お疲れ様でした!
時代はなつ美と瀧昌が結婚してから1年後の昭和12年になりました。関谷家ではあき奈姉さんの出産の時を迎え大あらわ!このエピソードは原作第5巻32話に登場します。瀧昌がなつ美の父・篤三と対面して色々誤解が解けた直後って感じでしたね。原作ではなつ美が瀧昌と関谷家に里帰りした時のタイミングでしたが、ドラマでは応援要員として呼ばれて駆けつけたといったような描写になっていました。
第6話でなつ美と瀧昌が関谷家を訪れた時にあき奈さんが妊婦さんではなかった為このエピソードはカットされてしまったのかなと思ってしまい残念に感じていたのですが(汗)、このタイミングに挟んでくるとは恐れ入りました。なつ美と瀧昌が身も心も夫婦になってから生きてくるストーリーであることから、原作よりドラマの”初夜”が後ろに来たことも影響していたようです。
以下、さらにネタバレ感想となります。
第1話からの感想レポはこちら
ドラマ『波うららかに、めおと日和』第9話
公式あらすじ(引用・抜粋)
2025年6月19日(木)放送
結婚して1年を迎えた江端なつ美(芳根京子)と瀧昌(本田響矢)。二人はなつ美の二番目の姉・あき奈(咲妃みゆ)の出産を手伝うため、なつ美の実家に来ていた。布団の中で苦しむあき奈の姿を見て、なつ美は自分の出産の時には瀧昌は仕事のため不在で、一人で産むことになるかもしれないと心細くなる。
一方、とんとん拍子で見合い話が進む芳森よしもり芙美子(山本舞香)と深見龍之介(小関裕太)。深見が喫茶店で待っていると、芙美子は妹の蓉子(白山乃愛)と弟の柊一(石塚陸翔)と一緒に現れる。深見を敵視する蓉子と柊一に対し、笑顔で要領良く答える深見。そこへ蓉子が厳しい質問を投げかけ…。
原作漫画は第5巻32話・第6巻41話~42話・第7巻46話~49話。
※本放送時は人気のため紙版の欠品が出ているようなので、確実に読むには電子がおススメ
ドラマ感想(原作比較あり)
あき奈の出産エピソードと同時展開されていたのが、深見が芙美子の弟と妹から尋問を受けるシーンw。これは原作第7巻46話に登場します。妹ちゃんと弟くんのビジュアルが原作とほぼ同じだったのでビックリ!めっちゃ忠実に寄せてきてて可愛かったな。
#めおと日和【先行】切り抜き
今夜10時 第9話放送✨✨
今夜放送の本編映像から
少しだけ公開しちゃいます===========
芙美子の妹と弟に会うことになった深見。
深見の粗探しをする気満々な妹弟の様子に、
不安そうな表情の芙美子深見は無事に… pic.twitter.com/mZoIbbi0Gk
— 『波うららかに、めおと日和』4月期木10ドラマ【公式】 (@meotobiyori) June 19, 2025
色々と深見の”粗探し”をするため根掘り葉掘り質問攻めにしてくる二人でしたが、深見本人はニコニコとしっかり受け答えしていてなかなかボロが出てきません(このやり取りもほぼ原作通り!)。どちらかというと弟君のほうが深見さんに懐柔されかかってるのが面白い(笑)。あと妹の蓉子ちゃんは「この人胡散臭い!」と頬を膨らませた表情が原作そっくりでこちらも萌えましたw。
起死回生を狙った蓉子は奥の手として”芸者遊び”について切り込んでいきます。しかし深見は全く動じず過去の芸者遊びをあっさりと認めたうえで「芙美子さんに出会ってからは他の女性がマネキンのように見えてね。君たちのお姉さんは罪深い人だよ」とクールに回答。こう切り返されては姉弟ももう反撃の糸口を見いだせないよね(笑)。
帰り道、芙美子は深見に最後の質問(芸者遊びについて)を上手くはぐらかしてくれたと告げますが、これに対して深見は意外な答え方をする。
「多少のからかいは混ぜましたが、真面目に答えたつもりです。だから、”はぐらかした”なんて、さすがの僕も怒るよ」
マンガでのクールな深見もいいけど、小関くん深見の真剣モードな表情にもめっちゃドキリとさせられてしまった!この言葉を聞いて芙美子は彼の自分に対する気持ちが本物なんだなという想いを強くしたと思います。「撤回します」と謝った直後の舞香さん芙美子の照れた表情がこれまためっちゃ可愛らしくて萌えました。
このあと深見は「いいところに行きましょうか」と3人をある場所に案内します。ドラマでは美しい川辺でしたが、原作では上野動物園に訪れてました。ここで描かれてる動物たちの絵がとても奇麗で可愛いのでぜひ見ていただきたい。
川辺で遊ぶ二人を見つめ微笑んでいる芙美子に、相変わらずクールでスマートな物言いをしてくる深見。でも、彼女の周りにハチのようなものが飛んでくると咄嗟に帽子で追い払う。ここのシーン、原作では「サッサッ」って感じに軽く追い払ってたんですが、ドラマではめっちゃ一生懸命追い払ってたので可愛すぎて思わず笑っちゃったよww。
その様子を目撃した蓉子は「一矢報いる時が来た!」と芙美子に深見がハチを追い払おうとしていたことを教えにやって来るのですが(要するに彼を動揺させたいんだよねw)、芙美子はその意図を先回りして察していて「それ以上はダメよ」とそっと口止めする。このシーンの時の彼女、めっちゃ色っぽいーー!!
ハチを追い払っていた自分に気づかれていたと知った深見は流石に動揺。クールでいられなくなって「かっこわる!!」と珍しく違う素顔を出してしまうシーンは原作でも大好きだった一コマですが、ドラマの小関くんの表情もとても良かった。原作よりもちょっと感情豊かになってたのがまた可愛らしい。このエピソードで二人の関係がまた一つ進展しましたよね。
芙美子の妹と弟を家に帰した後、すっかり日が暮れた川辺で二人は線香花火をしながら語り合います。その時深見は「もし、僕が死んだらどうします?」と踏み込んだ質問をする。
静かに手持ち花火をみる芙美子と深見
二人の会話の内容は...#めおと日和 pic.twitter.com/zzcfybAZex— 『波うららかに、めおと日和』4月期木10ドラマ【公式】 (@meotobiyori) June 19, 2025
以前も自分が危険な任務に就いていていつ何があるか分からないといったことを仄めかしていたことがありましたよね。深見はやがて来る大きな戦争の気配を敏感に察していたのかもしれない。
それに対して芙美子は表情を変えずに「別の人生を考えるだけです」とだけ答えました。その後落ちた線香花火が彼女の不安を象徴しているようで切なかったな…。深見くんもきっと彼女の気持ちの揺れを察してくれていたはず。
ここのシーンは原作にはないドラマオリジナルのエピソードでした。とても繊細で美しくどこか悲しく…とても印象深かった。
一方のなつ美はあき奈のお世話に付きっ切り(第5巻32話)。初めて目の当たりにする出産の様子にその厳しさを痛感させられていました。一方の瀧昌は出番がなくそわそわしっぱなし。こういう時の男子の身の置き所がない感じ、これも辛いだろうなと(汗)。父の篤三は既に経験してるからか落ち着いてはいるんだけど、目の下にはめっちゃクマができてて(汗)。何度経験してもやっぱり娘の一大事は心配でたまらない親心だよなぁと思っちゃいました。
なつ美は陣痛で苦しむあき奈に付き添いながら、「姉が強くいられるのは夫が翌朝に駆けつけられる距離にいるからなのではないか」と不安が過ってしまう。もしも自分が出産を迎えた時には…もしかしたら瀧昌は海の上の可能性が高い。そう思ってしまった自分を責めてたけど、なつ美の不安な気持ち、めっちゃ分かってしまってとても切なかった(涙)。独りであの苦しみに耐えなければと思うと…どうしてもそう感じてしまうよね。
なつ美が一旦部屋の外に出ると、廊下で寝落ちしてしまった瀧昌の姿が。響矢くん瀧昌、眠ってしまってる横顔がめっちゃ美しくて思わず惚れ惚れしてしまった!!なつ美の気配を感じ飛び起きた時の反応も実に誠実。瀧昌はあき奈の出産のことも心配だけど、やっぱりそれよりもなつ美への気遣いが第一なんだよね。それが全くブレていないところがいい。なつ美が思わず瀧昌に甘えて寄りかかってしまう気持ちも分かるよ。
明け方、あき奈の出産時の絶叫で慌てて廊下で目を覚ました瀧昌、この時の慌てっぷりのお芝居が響矢くん、可愛すぎるんよっ(笑)。
あき奈姉さんの壮絶な恨み言オンパレードは原作通り。咲妃みゆさんのよく通る絶叫声がめっちゃ迫力ありましたねぇ。その様子を障子の外からしか見守ることができない男二人(汗)。篤三はここで出産の痛みについて「鼻からスイカを出すくらい痛いらしいよ…。そもそも鼻にスイカを入れる時点ですでに痛いと思うんだけどね…」と遠い目をしながら告げます。原作でもこのやり取りはあって、瀧昌が「子供を作ればなつ美さんにそんな痛い思いをさせてしまうことになるのか」と悩むシーンも描かれているのですが、ここの反応はドラマの方が深刻に捉えてる雰囲気が強かったですね。さらに瀧昌の気持ちを追い詰めてしまうのが、その時が来た時に自分は付き添えない可能性が高いという事…。
なつ美は無事にお産の立ち合いを終え、縁側で瀧昌と子供について語ろうとします。しかし瀧昌はその先を聞きたくないようで「やめましょう」と立ち去ってしまいました。ここの展開は原作にはなかったのでちょっとビックリ。なつ美への想いが深く真っ直ぐであるが故の葛藤でもあり、めちゃめちゃ切なかった。響矢くん瀧昌、ほんっとに繊細過ぎるよーーー(涙)。
そんな彼の態度を見たなつ美は「瀧昌さま、子供欲しくないのかな…」と誤解してしまいます。言葉で行ってくれないと分からないものね…。
瀧昌が出かけた後、枝豆を届けに来てくれた郁子さんに不安を打ち明けるなつ美。その話を聞いた郁子は邦光との結婚エピソードをそっと彼女に語りました。郁子は体が弱い体質で子供ができないと言われていましたが、邦光はそれでもいいと結婚を申し込んだんですよね。「子供が欲しいのではなく、貴方と共に年を取りたいと思っています」という若き日の邦光のプロポーズは本当に感動的です(涙)。めっちゃ愛されてるんですよね、郁子さん。
このエピソードは原作第8巻61話に登場。ドラマでは再現がちょこっとだけでしたが、漫画ではほぼ当時のものとして語られてて…郁子さんと邦光さんの愛らしい交流が温かく描かれています。まさかここで発売されたばかりの第8巻エピソードが挟まって来るとは思わなかったので嬉しかった。ちなみに、郁子さんがなつ美にこの話をするきっかけはドラマと原作とでは全く違います(原作ではなつ美が瀧昌との子供のことで悩む描写はほぼないので)。
瀧昌はなつ美とうまくコミュニケーションを取れなくなったことで悩んでしまいます。その時、深見がやって来てさらりと婚約したことを打ち明ける。初耳の瀧昌はビックリ仰天!この場面は第7巻47話に登場します。瀧昌はドラマとは違い仕事先でなつ美に買って帰るお土産のことで悩んでましたんw。
深見の婚約相手がなつ美の友人である芙美子だと知った瀧昌は「それなら良かった!なつ美さんも喜ぶ」とニッコニコww。「おまえ奥さん中心にもほどがあるだろう」と深見にツッコまれるのも納得(笑)。
深見が結婚するという話題に聞き耳を立てた仲間たちは興味津々に集まってきます。彼らはそれが真実だと知ると大喜び!!それは同僚の結婚が嬉しいという純粋なものじゃないんだよねww。「妹が(深見と)結婚したいと騒がなくなる」とか「知らない女学生からの手紙を託されなくて済む」とか果ては「深見が義理の父になる可能性を回避」というトンでもない理由までwww。どんだけMMK(モテてモテて困る)だったんだよ(笑)!!
さらに男たちの詮索欲はアップし、そのうちの一人(おそらく原作の熊谷君)が芙美子の印象についてあれやこれや無神経なことを言い散らかしてくる。このあたりがもう男子っぽいというかねw。ところが、深見は彼らが芙美子について面白おかしく茶かしていることに無性に腹が立ってしまう。瀧昌はその雰囲気を察し体を張って仲裁し事なきを得ました。座った後ニマニマしてた響矢くん瀧昌、可愛かったなぁ~。
深見は少しバツが悪そうに「らしくないのは自分がよく分かっている」と憮然としている。瀧昌はそんな彼に「俺は嫌いじゃない、今のおまえ」とニンマリ。
#めおと日和 第9話切り抜き
〖 らしくないのは自分が1番わかってる 〗
深見の同僚の1人が、芙美子の事を悪く言うような発言をしてしまい...
それを聞いた深見は思わずムッとして、
珍しく感情をあらわに芙美子への愛が伝わるこの場面
是非本編でチェックしてみてくださいね✅… pic.twitter.com/pa503bsjW7— 『波うららかに、めおと日和』4月期木10ドラマ【公式】 (@meotobiyori) June 23, 2025
いつも深見にしてやられてる瀧昌が初めて彼より優位に立てた瞬間でもありましたがw、親友を思いやる気持ちも滲み出ていてとても印象深かったです。深見くんもちゃんとそのこと感じ取ってくれてたしね。
ちなみに原作でもほぼ同じやり取りは出てきますが、ここの登場人物の中に深見に片想いしていた芸者さんも入ってきてます。ここの駆け引きのドラマがけっこう面白かったのでぜひ原作も呼んでいただきたい。
このあと瀧昌の様子が少しおかしいことに気づいた深見がアドバイスするシーンは、ドラマオリジナルですね。「お前はいつも言葉が足らない。奥さんに思っていることをちゃんと伝えろ」と告げる小関くん深見の真摯な言葉に胸打たれるものがありました。
意を決して帰宅した瀧昌はなつ美に「誤解をさせるようなことをしてしまって」と自らの態度を謝罪。そんな彼に対しなつ美は「子供は欲しくありませんか?」と勇気を出して聞いてみる。瀧昌はなつ美と出会い結婚するまではそう思っていたと前置きしたうえで、今では戻る場所もあることを知ったし子供がいたらと希望を持つこともできると語る。
それでも、彼は怖かったのです・・・なつ美が産みの苦しみを味わうことが・・・(涙)。
ここまで妻のことを愛し抜いてくれる男性、なかなかいないのでは!?胸の内の不安は全てなつ美を想ってのこと。あまりにも繊細でまっすぐで、瀧昌の葛藤を聞いていたら泣けてきちゃったよ(涙)。
それに対し、なつ美は瀧昌の不安を一蹴するかのように「私は大丈夫です!」と力強く告げました。あの彼を想い慕う本気の目の力強さ、芳根さん本当に凄いと思った。さらに「なつ美さんを一人にさせてしまうかもしれない」と瀧昌は不安を漏らしますが、彼女は笑顔さえ浮かべながら「一人でも大丈夫です」と告げる。なつ美・・・本当に強くなったねぇ(涙)。誰よりも大切な愛しい人との子供を産みたいと告げたなつ美はとても美しかった。
ようやく子供に対して前向きな気持ちになれた瀧昌は「なつ美さんがそこまで覚悟してるなら俺も覚悟を決めます」と力強く告げる。二人の絆がまたひとつ深く結びつくいいシーンでした。ちなみに、なつ美が出産時に「なんでこんな時にいないの!?」と叫んでしまうかもと告げ「いくらでも」と瀧昌が笑みを浮かべるシーンは原作第5巻32話のラストシーンにも描かれています。
素直な気持ちを伝え合うことができたなつ美と瀧昌
ふたりの絆がさらに深まりました✨#めおと日和 pic.twitter.com/n1bAXKW2w9— 『波うららかに、めおと日和』4月期木10ドラマ【公式】 (@meotobiyori) June 19, 2025
原作の瀧昌と違うのは、出産することに関してなつ美に負担が大きくなってしまうと悩む点ですかね。響矢くんが演じる瀧昌は原作よりも一歩踏み込んで繊細な印象が強いので、これでよかったと私は思います。
子供問題が解決した後、安心したように瀧昌はなつ美に風呂上がりでお酒を一緒に飲もうと誘います。きっかけは違いますが、二人が風呂上りにお酒を飲むシーンは原作第6巻41話で描かれています。ちなみに、最初に飲んだお酒が慣れなくて瀧昌がそれをそのままテイスティングしなつ美がドキドキする場面はおそらく原作第1巻7話のエピソードを盛り込んだものと思われますw。
瀧昌が変えたお酒の比率になつ美が喜ぶ場面、ドラマではサイダーで割ってることになってますが原作ではカルピスで割ってます。それにしても、酔うのが早いなつ美さん(笑)。でも芳根ちゃんのヘロヘロした顔はめっちゃ可愛らしい。瀧昌にお酒を注いだ後になつ美がふと我に返って「いや、よくない!」ってなるのも原作に沿ってて良かった。
酒の席は無礼講だからとなつ美に告げた後、瀧昌は寄港地での熊谷君に関する武勇伝を楽しそうに語る。自分もそれと同じようなことをしたって告げててなつ美がビビるのも原作にありますねww。響矢くん瀧昌がそれをやっちゃうのがなんか想像つかないんだけど(笑)見てみたい気はある(原作版はやっちゃうのも納得って思えるキャラなんだけどwww)。
瀧昌の「酒の席は無礼講」という言葉を聞いたなつ美が「今なら酔った勢いで何でもできるってこと!?」と妄想し始める展開も原作通り。妄想を打ち消そうとするごとにお酒をどんどん飲んでいくものだからなつ美はもうドロドロに酔っぱらってしまって(笑)。原作以上にヘベレケ状態になってたのが面白かったなww。
ただ二点違うことは、飼っている猫が登場しないことと・・・なつ美が「そこに座っても良いですか!?」と瀧昌にお伺いを立てることです(笑)。原作では「欲望のままに!!」と奈津美が積極的に座っちゃうのでwww、ドラマ版は酔っぱらっても律儀だなぁと感心してしまった(彼女の「やってしまったよぉーー」も原作では座っちゃったことを意味してますしね 笑)。
自分の大胆な発言に恥ずかしくなったなつ美はその場から立ち去ろうとしますが、瀧昌は彼女の腕を取って自分の膝の上に座らせました。ここはめっちゃ少女漫画展開でしたね、ドラマ版(笑)。芳根ちゃんと響矢くんで演じるからなおさら美しくキュンキュンシーンに仕上がってて、見てるこちらが「ひゃー――!」となりましたわ(笑)。
#めおと日和 第9話切り抜き
〖 そこに座ってもいいですか!! 〗
焼酎のサイダー割でほろ酔いになったなつ美が
瀧昌にもっと近づきたいという本音をポロリそれを聞いた瀧昌の行動が...#うぶ酔いタイム の2人のやりとりに
思わず顔がニヤけてしまう方も多かったこの場面☺️
この後も… pic.twitter.com/h6QSS89JWQ— 『波うららかに、めおと日和』4月期木10ドラマ【公式】 (@meotobiyori) June 21, 2025
しかもこのあとの響矢くん瀧昌の「酔った?…俺も酔った」の台詞の言い方が、このドラマ見てきた中で一番セクスィーな口調だったのがたまらん!!あれは世の女性たちを悩殺しても仕方あるまい(笑)。響矢くんはプライム枠でメインの役を演じるのは初だそうですが、これまで深夜枠で様々な恋愛ドラマを経験してきているので、こういう艶っぽい青年のお芝居が実に自然で巧いですよね。
そして驚いたのが、ここにきて「なつ美さん、ケーアイ(接吻)、してもいいですか?」という原作第4巻28話のラストシーンが登場したことです。漫画ではドラマとは全く違うエピソードで出てきますが、そのあと全年齢向けではない方向にいくので(←構えるほどじゃないけど 笑)カットされるのも分かると思っていたんですよ。それがまさかここに繋げてくるとは!ただ、「ケーアイ」の台詞はどこかで使ってほしいなと思っていたので、瀧昌からこの言葉が出た時はテンション上がりました(笑)。
ドラマでは瀧昌が最初に「ケーアイ」して、そのあとなつ美が恥じらいながら「ちゅっ」としながら「私も初めて自分からケーアイしちゃいました」と告げるところまでが使われましたね。その先が気になる方は4巻読んでください(笑)。
ちなみに、二人でお酒飲んでる第7巻のエピソードでも原作瀧昌はグイグイモードになってます(この時は未遂で終わりますけどw)。ドラマ版はそういうイメージで描かれていないのでとても微笑ましい美しいシーンでした。
”ケーアイ(接吻)”をした二人が庭の蛍に気が付く場面。原作では冬にお酒を飲んでいる設定なので「雪」を捕まえてキャッキャするシーンになってます(ちゃんとお姫様抱っこもあるw)。
それから、ドラマではお酒のすぐ後の展開として描かれていましたが、原作での「蛍」が登場するのは第7巻49話で全くの別エピソードになります。瀧昌が「我が家の恒例行事ですから」と告げる場面も出てきます。ただ、ドラマでは実際に蛍を観に行くことが叶いませんでしたが原作ではちゃんと実現してるんですよね。とても美しい微笑ましい場面として描かれているのでぜひ読んでいただきたい。
なつ美と瀧昌が蛍を見に行こうとした時に邦光がやって来て緊急事態を告げるシーン。原作では第5巻34話のラストシーンと第7巻49話のラストシーンで触れられてますね。ドラマではこの二つをミックスさせて招集された事情をドラマオリジナルのものに変えたという印象が強いです。個人的に第5巻34話のラストシーンはとても繊細な切ない場面でもあったのでドラマでは登場させないのかと残念に思っていたんです。なのでまさかここにきて絡めてくるとは!!!やられたと思った。あのエピソードはドラマでも絶対使ってほしかったので(原作では年末のエピソードで登場します)。
緊急招集の知らせを受けた時の響矢くん瀧昌、それまでのなつ美とのラブラブな表情とは一転して凛々しい軍人らしい緊張感あるものになっていてドキリとさせられました。このあたりの表現もとても繊細です。なつ美は不安を押し殺しながら軍人の妻として瀧昌を送り出そうとします。
瀧昌はそんな彼女の不安を感じ取ったかのように、くるりと踵を返しなつ美の元へ。そして彼女を強く抱きしめました。なつ美は「髪…切ってない」と不安を漏らしますが、そんな彼女を安心させるように「必ず戻って来るから待ってて!蛍の時期が終わる前にきっと戻るから!」と誓いを立てる。不安な気持ちは瀧昌だって同じ。二人ともその先の再会を心から願ってる。だからこそこのやり取りは本当に切ないのです。原作にはない「蛍の時期までには戻るから」っていうドラマならではの台詞が本当に泣けた(涙)。
しかしながら現実は厳しくて…。瀧昌たちの艦隊は応援要請を受けて現場に向かおうとした時に嵐に遭遇して船が損傷してしまう。深見も負傷し、そして瀧昌も…。あの高圧電流が爆発するシーンは見てるこちらも本当に緊張したよ…。瀧昌、もしやあの爆発音で耳に何らかの不具合を起こしてしまったのではないだろうか…。招集された後のエピソードはドラマオリジナルなのでどうなるのかは私も知りません。めっちゃ不安…。
そんな状況下でも、必死に体を起こし前を向こうと歩みを進めていた瀧昌。傷つきながら必死に向かう方向にはおそらくなつ美の姿が浮かんでいたのではないだろうか…。演じている響矢くんの目尻に涙が浮かんでいたのが非常に印象深かった。
そして最後、活弁士の言葉。
「戦争という大きな波は、一人一人の小さな幸せをあっという間に飲み込んでしまいます。数多の愛し合う人々がその大波によって引き裂かれ、離れ離れになりました」
これは本当に刺さりました。生瀬さんの語り口も一言一言がとても重厚で、改めて戦争という行為の愚かさを思い知らされた気がします。現に今も世界のあちこちで火種は広がる一方で、罪のない人々が理不尽に命を奪われ傷つき、愛する人たちと引き離されている。その現実と照らし合わせてしまって…何とも居たたまれない気持ちになりました。
ちょうどこの時期にNHK朝ドラ『あんぱん』でも戦時下のエピソードが放送されていました。それがあまりにも残酷で哀しすぎて…。でもそれが現実にあちこちで起こっていたんだと胸張り裂ける想いだった。
『めおと日和』は戦争のエピソードに重点を置いた作品ではありませんが、時代は確実にそちらへ向かって動き出しています。なつ美と瀧昌、深見と芙美子、郁子と邦光、それぞれの愛し合う恋人、家族、仲間。このドラマに登場する人々はとても温かくて尊くて愛しい。そんな彼らの幸せがこの先どのように翻弄されてしまうのかと思うととても胸が痛みます。原作はまだ未完でどこまで描かれるのか分かりませんが、きれいごとだけで終わらせてほしくないかもという気持ちはあります。
最終回はドラマオリジナルの展開も多くなると思われます。太平洋戦争が開戦されるまであと4年という舞台背景ではありますが、どのように描かれ、どのようなラストを迎えるのか見届けたいと思います。
ちなみに、6月20日は本田響矢くんのお誕生日ということで現場でお祝いがあったようですね。
✎めおと日和撮影日誌✿⠜
江端瀧昌役 #本田響矢 さんのお誕生日を
サプライズでお祝いしましたこの日は芳根さんと一緒に江端家で撮影でした
芳根さんの「何歳になったの?」の声に
「26歳になりました!」と答える本田さん✨✨キャスト・スタッフみんなでお祝いできた… pic.twitter.com/g5WyVuZW98
— 『波うららかに、めおと日和』4月期木10ドラマ【公式】 (@meotobiyori) June 21, 2025
響矢くんにとっては特に忘れられないお誕生日になったかもしれないですね。本当におめでとうございます!これからの活躍も大いに期待しています。