だいぶ時間が経ってしまいましたが、今年のゴールデンウィークに九州旅行へ行ったときの報告の続きをレポートしたいと思います。
※『西郷どん』鹿児島旅レポはこちらから
『西郷どん』史跡めぐりで鹿児島中心に回ってきましたが、その後、熊本にも足を延ばしていました。目的は、くまモンに会いたかったというのもありましたがw、もう一つ・・・。熊本城の現状を実際に受け止めたいというのもありました。
2013年に熊本観光をしたとき熊本城にも訪れていて、その素晴らしい佇まいにすっかり魅了されました。
それ故、2016年4月に発生した熊本の震災で熊本城の屋根が崩れ落ちるのを目の当たりにしたときは本当に大きな衝撃を受けました。
あれから約2年(5月時点で)、もう一度熊本城に会いに行きたくなり訪れてみました。5月に私が会った熊本城の姿をここに紹介したいと思います。
2018年5月の熊本城
訪問日:2018年5月3日(木)
現在、熊本城は立ち入り禁止の場所も多くなってしまいましたが、離れた場所から復興状況などを見学できるコースが整備されています。なかには、未だに手付かずなお城の状態もあり・・・それを目撃した時には言葉を失いました。
旧細川刑部邸も立ち入り禁止になっていました。大きな被害があったと思われます…。
まず、熊本市役所14階からお城全体の様子を見れるというので行ってみました。
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新緑の美しい季節ではありましたが、そこかしこに地震の傷跡が見える熊本城内を目の当たりにして胸が痛みました。
それでも、お城の入り口で存在感を放つ加藤清正公(せいしょこさん)の像は健在でした!!
ご無事な姿の清正さんに会えてうれしかった😂。
そして、いざ見学コースへ。2018年5月現在の熊本城をしっかりと目に刻んできました。
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ニュース映像では何度か目にしていましたが、やはり実際に傷ついた熊本城を目の当たりにしたときは、震災前の姿を知っていただけに…とてもショックだったし言葉を失うことも度々でした。
熊本の皆さんにとっては精神的支柱でもある熊本城。震災当時の衝撃は私なんかが感じたのとは比べ物にならないものだっただろうと思います・・・。
そんな中、ふと目に留まったのが、崩落した石垣から発見されたという「観音様絵」です。
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加藤神社に隣接する北大手櫓門跡の石垣が地震によって崩れ落ちてしまいましたが、そのなかに観音菩薩が掘られた石が見つかったそうです。
戦国時代に先祖を供養しようと一般の人が掘った観音像の石が、熊本城建設のための石垣として使われたものとのこと。
今回の地震でこの観音様が見つかったことは、一筋の光明のようにも思える出来事ですね…。
熊本城の復旧工事に当たっている皆様、ありがとうございます。熊本の皆さん、熊本城を愛する皆さんの想いで、また美しい姿を見ることができますように。
最後に、震災前の2013年に訪れた時の熊本城の写真を・・・
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また再び会える日まで!がまだせ、熊本城!!
震災から2年が経過したとはいえ、まだまだ不自由な暮らしをされている方も多いと思います。一日も早い熊本の復興をお祈りしています。
お城に隣接している城彩苑は元気に営業中でした。
入口には可愛いくまモンが待ってますよ😊。熊本の美味しいものやお土産を買うならここ!ぜひ訪れてみてください。
アクセス
車で行く場合には二の丸駐車場か、城彩苑の駐車場が現在の見学ルートに近いと思います。休みの日には混雑するはずなので、城周辺のコインパーキングをチェックしておくのもいいかもしれません。
ちなみに私たちはGW中に訪れましたが、早めに訪れたため城彩苑の駐車場に停めることができました。朝8時から営業しています。