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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第17話ネタバレ感想

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大河ドラマ『べらぼう』、あっという間に第一章の吉原編が終了し第二部は徐々に日本橋編へと進んでいきそうです。過去の感想がまだ全然追いついていないのですが、とりあえず最新話の感想から再開させていきたいと思います。

新章のはじまりということでOPの映像がちょいちょい変わっていました。背景が吉原中心から日本橋中心になっていた、蔦重の写真も違ったものに変化。

まず最初に”歌舞伎”として耕書堂の蔦重を思わせる人物「本重」が登場するシーンが出てきました。
これフィクションじゃなくて、実際に江戸の外記座で初演された「碁太平記白石噺」(1780年)という演目のひと幕だそうです。このストーリーを書いたのは烏亭(うてい)焉馬という人物で、『べらぼう』第16回の時にさりげな~~く登場してたというのだから2度驚き!!りつさんが連れてきたおじさんがやってくるシーンありましたが、その時の方が烏亭さんで今回の作品の取材にやって来ていた設定で出していたと。森下脚本、おそるべしっ!!!

この歌舞伎を見たお嬢様方が蔦重目当てに耕書堂を訪れる。本を買いたいというよりも蔦重に会いたい(+歌舞伎で見たのと同じセリフを言ってほしいw)というのが目的なので、重三的には複雑なところでしょうね。っていうか、彼自身なぜ若い女子が押しかけてきてるのか分かってない様子だったけど(笑)。こういう光景は今も昔も変わらずあるんだなと思いましたw。

章が変わったということで、語りをつとめる綾瀬はるかさんが九郎助稲荷として再登場!!

初登場した時も可愛らしかったけど、改めて見るとさらに可愛さ倍増というか…こりゃもう、萌えしかないですわ!!ドラマが始まる前から綾瀬さんをどこかに登場させてくるはずと予測していましたが、こんな形でとは恐れ入り谷の鬼子母神ですよw。最高!
相変わらずこの時代にはない”スマホ”持参で耕書堂をバックに自撮りを連写、Instagramっぽいやつに投稿っていうイマドキ演出も面白かった(笑)。あれ、ストーリー的なやつですよね(コンでた…ってワード、一本取られたわww)。

さらに綾瀬@九郎助稲荷、渡辺謙さん演じる田沼意次と並んで頭を下げるというかなーーりレアなサプライズが!綾瀬さん、月代のマゲ姿もとっても素敵。

市中には出ていない本を売っていることで認知度が上がり耕書堂は大繁盛。おじいさんと孫が求めに来ていた本は第16回で名前が出てきた「伊達模様見立蓬莱」とのことです。次郎兵衛さんが違う本を勧めてもお孫さんは頑として見向きもしませんでしたねw。
忙しい耕書堂には吉原からも助っ人が来てくれています。そんななか、蔦重はある人物が現れるのを心待ちにしていました。それは…サヨナラも言わずに消えてしまった少年・唐丸。唐丸は生きていると確信し自分の元に帰ってきてくれるはずだと信じているんだなと思うとなんだかジーンときてしまう。

第17回「乱れ咲き往来の桜」2025年5月4日放送

将軍の跡継ぎになるはずだった家基が突然亡くなり後継者を探さなければいけなくなったわけですが、もしものための御三卿のうち清水家と一橋家はそれを固辞(田安は当主不在なのでスルー)。一橋家の治済などは「そんなもん引き受けたら自由気ままに暮らせなくなる」とのらりくらり。こいつがこれまでの一連の事件で一番怪しい人物なんですけどねぇ。相撲を眺める子供たちを見て意次が微妙な表情してたの、めっちゃ漫画チックで面白かった(笑)。
結局誰も時期将軍候補に手を挙げず、「将軍とは誰もがなりたがるものだと思っていたけど、俺がおかしいのか?」と混乱してしまう意次(笑)。まぁ、ここまで誰もいないとなるとそう思っちゃうよね。

ということで、仕方なく現将軍の家治にもうひと頑張りしてもらおうということで(苦笑)京から連れてきた鶴子という女性を側に置くことに。最初は「もう自分には無理」と腰が引けてた家治でしたがww鶴子が亡き愛する妻と瓜二つレベルで似ているのを目の当たりにして考えが変わったようで。そのあたりの手回しは意次と高岳が示し合わせていたようで抜かりないですな。ただ私的にはこれまでの一連の事件に高岳も関わってるんじゃないかと睨んでるのですが…どうなんでしょうか。意次さんの今後も心配だ。

鶴子の登場によりすっかり西の丸から足が遠のいた家治。息子の位牌に向かって手を合わせる知保の方の背中はちょっと寂しい。というか、個人的には爪が無事に生えてきたんだよな?というところも気になってしまう(思い切り噛み切ってる恐怖映像があったので 震)。ただ、御付きの大崎から鶴子の存在を聞かされたであろう彼女が何か強硬策に出てしまうような予感。それが気がかり(汗)。

商売は順調だった蔦重でしたが、いつも頼みにしていた彫師の四五六さんは鶴屋や西村屋の圧力を受けたから今後耕書堂の仕事はできないと言われてしまいます。まさに出る杭は打たれるってやつです。四五六さんとしては蔦重と仕事をしたい気持ちが強そうでしたが、彼も生活が懸かっているので圧力に屈するほかはない。

ダチョウ俱楽部の肥後さん演じる四五六さん、いいですねぇ~。蔦重の頭をペシペシできちゃう数少ないお仲間。源内先生亡き後、こういうリアクションしてくれる方は貴重です。

蔦重的には腕のいい四五六先生との契約が切れてしまうのは何としても避けたいところ。どうしようか悩んでいるところにひっそりとやって来たのは…、うつせみと出奔した小田新之助くん!!ビックリして思わず声を挙げようとした次郎兵衛さんの口を慌てて塞いだ留四郎君、ナイスです(笑)。彼の存在が吉原に知れたら大変ですからね。危険を冒してやって来たのは源内先生のお墓参りが目的だったようですが、罪人として扱われた源内のお墓はついに建てられなかったんですよね…(あるのは供養塔のみ)。

いねさんの言う通り暮らし向きは厳しいようでしたが、百姓として愛する人と再出発しささやかながらも幸せな暮らしをしているようです。うつせみは本名の「ふく」として貧しいながらも充実した日々を過ごせているようでよかった。このまま穏やかに暮らしてほしい。

新之助は村人から頼まれたという本を何冊か購入していました。そのうちのいくつかを見せてもらうと”往来物”がいくつか入っている。往来物とは子供たちが読み書きを覚えるための本…今でいうところの「教科書」みたいなものですかね。内容は様々で、商売のことを学べる内容のものまであったそうな。新之助君は農業の傍らこういった本を使い子供たちを教えることもしていたようで。
これを見た蔦重、閃きの神が降りてきた!!新之助の話から、村には江戸の本屋からのものは流れていないことを知るとニンマリ。こういう時のひらめき力、ほんとすごいと思うよ。

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さっそく吉原で忘八の親父様たちに「往来物」を扱いたいことを相談する蔦重でしたが、誰も彼も渋い顔。「色里の本屋が手習いの往来物を出してどうするんだ」という松葉屋さんのツッコミもごもっとも(笑)。どうせ売れるわけがないと反応は全く芳しくありません。それでも何やら策がありそうな蔦重。以前は聞く耳を持たず階段から突き落としてた駿河屋の親父様でしたが、今では彼の才能を認めちゃんと話を聞いてやるようになったようでよかったです。
ただ心配なのは大文字屋さん。胸のあたりを抑えて一瞬苦しそうにしてたから…心臓あたりが弱っているのでは…。

蔦重の提案を聞いて納得した駿河屋の親父様はお得意さんの越後の長谷川という男を紹介。なんでも大きな庄屋を営み顔が広く、江戸で遊んでることも自慢げに言いふらすような人物らしいw。蔦重はそんな長谷川に「耕作往来」はどんな工夫があればいい本になるかうまい具合に乗せながら聞き出していきます。
さらに松葉屋さんからは信濃の豪商・熊野屋を紹介される蔦重。この方を演じてるのが峰竜太さんだったのですが、「商売往来」について聞きたいと蔦重から告げられると開口一番「わしにおまかせ!?」でめっちゃ吹いたwwww。

予告で見た時からなんでこのセリフ!?と思っていたのですが、これで納得です(笑)。これおそらく日曜日のお昼にやってるご長寿バラエティ番組のタイトル意識しまくってるでしょうwww。あと峰さんは長野県出身でいらっしゃるので方言指導もいらなかったのでは!?

一方、鶴屋の会所に集まった市中の地本問屋たちは蔦重の動きを知り警戒を抱き始めていました。そば屋の店先に忠五郎がいましたからねぇ。彼らはまだ西村屋のスパイみたいなことをやってるようですw。ちなみに集まっている地本屋さん4人は声優をやってる皆さま。今回も出番多かったですね。ここ最近、大河ドラマで声優さんが配役される機会が増えた気がします(井上和彦さんも出てきてたしね)。
さっそく鶴屋と西村屋が再度圧力をかけるために四五六を訪れますが、今度は「毎年20両を約束してくれたから耕書堂の仕事だけでいい」と突っぱねられてしまいます。四五六さん、グッジョブ!蔦重の魂胆を察した鶴屋たちは緊急会合。不安に襲われざわつく地本屋さんたちに「とにかくこちらは往来物を売って、売って、売りまくりましょう」と能面のような顔で冷静に言い放った風間俊介くんの鶴屋さんがめっちゃ怖い(褒)!!!

四五六さんは蔦重のために版木を丈夫な桜の木にしてくれたようです。心から感謝する蔦重。「ありがてぇ…。俺はこれを死ぬまで使います」の台詞に重みを感じたなぁ。横浜流星君が発するセリフは全てから”生命力”を感じるのでグッときまくってしまいます。

蔦重に任せてはみたものの、こころのどこかには「本当に往来物が売れるのか」という心配を拭えない四五六。自分が彫った版木は娘のような存在。地本屋たちの発売する往来物に埋もれて見向きもされないなんてことになると、自分の子供が傷つけられているようで辛いという。手塩にかけて作ったものへの思い入れは今も昔も変わりませんよね。でも蔦重はちゃんとそのあたりの気持ちも理解してくれていました。

「てめえの子は可愛い、よくしてやりてぇ。この子にはねぇ、この子を娘のように思う親父が山のようにいるんでさ」

こういうふうに、仕事をする相手のことをちゃんと見て理解してくれる蔦重だからこそ耕書堂は愛される本屋になったのではないかなぁと思ってしまいます。流星くんの柔らかい表情もとても良い。この話を聞いて版木を赤子のように扱う肥後さん四五六、可愛かったなぁ。「あ、笑った」っていうのはアドリブかな!?

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一橋家では治済が女の傀儡人形を見つめながらポツリと「一人ぽっちは寂しいのぅ…」と呟いている。たった一言なのに、背筋が凍るような怖さを覚えるのは何故だろうか(震)。生田斗真くん、なかなか巧いですなぁ。源内亡き後の「薩摩のイモは旨いのう」も戦慄走ったし。今後の暗躍っぷりが大変気になるところです。

その頃蔦重は完成した「往来物」を取材に協力してくれた人たちに配り歩いていました。越後の長谷川さんは感激しまくり自らそれを大量にお買い上げ。それを国元に持って帰り「自分が作った本だ」と自慢しまくりながら民に配りまくっている。同じく熊野屋さんも自ら大量に買い占めたらしく「わしが作った本」と鼻高々に知り合いに配りまくっているww。
これこそが蔦重の真の狙いだったのです。本の内容は二の次で、お金持ちで自慢屋な人たちを本作りに関わらせることが最重要だったと。四五六と同じように、自分が携わった物に対しては誰しも特別な感情を抱くはず。それに協力した蔦重は彼らにとって味方となり、やがて拠点となり地方へと売り先が広がっていくという算段です。これならば江戸市中に縛られることもなく、独自の販路で往来物を売ることができる。いやぁ…、ほんと、蔦重のプロデュース力が素晴らしすぎて感動する!めっちゃ頭良いわ!!こんな閃き私には全くないので本当に羨ましい。

蔦重の脳裏に「耕書堂」の名前を授けてくれた平賀源内の言葉が蘇ってきます。

「おめぇさんはさ、これから版元として書を以てよを耕しこの日の本をもっともっと豊かな国にするんだよ」

きっとあの言葉は一生蔦重の心に残り続けるだろうね。源内先生が託してくれた想いを胸に刻んでこれからも突き進んでほしい。

往来物の目途が立ったある春の日、蔦重のもとにかをり改め誰袖花魁がやってきました。

福原遥さん、可愛らしくて良いですねぇ!!ちょっと小悪魔的なところも少女時代の面影があります。

誰袖は相変わらず蔦重一筋のようで「わっちの身請けはいつ頃で?」とグイグイ迫って来る。彼は吉原の掟上それは難しいとかわしていましたが、実際のところ瀬川のような想いは彼女に抱けないんだろうなと思います。こればかりは仕方がない。
そんな誰袖を連れ戻そうとお目付け役の志げさんが鬼の形相でやってきて鞭のような棒で蔦重の尻を思い切りひっぱたく。その理由というのが「花魁の尻を真っ赤にするわけにはいかない」っていうのが何とも(笑)。彼からしてみればとんだトバッチリですわなww。

さらにこの後の「戻らないと蔦重のケツが割れちまいますよ!」という志げに「お尻など初めから割れておりんすよ」と彼女の尻を掴む大胆な誰袖のやり取りが面白かったww。しかもお店に帰った後の二人はなんかラブラブだしww。大河ドラマであんなにお尻を掴まれまくる女性のシーン(と言えるかは謎だけど??)が出てきたの初めてじゃないかwww??

ちなみに、吉原の通りのど真ん中にあった見事な桜並木。お花見の時期に合わせて吉原に期間限定で植えられていたのだそう。桜の花が散った後にまた一斉に撤去されていたらしく、莫大なお金がかかっていたのだとか。当時の吉原の金ぶりの凄さがしのばれますね。その桜はまるで盛りを過ぎた後は使い捨てのように扱われていた多くの遊女たちの姿にも重なり切なくもあります…。

戻ってきた誰袖と志げでしたが、大文字屋さんが突然倒れてしまう事態に!蔦重の話を聞いていた時から胸のあたりを気にしていましたから…、これはかなり気がかりです。そのままフェードアウトにならなければいいのですが。

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意次不在の田沼屋敷に矢本悠馬くん演じる旗本・佐野政言がやって来た。たしか…第6回の時も同じようなシチュエーションで登場しましたよね。それ以来登場しなかったのですっかり存在を忘れていましたが(汗)、改めて見るとめちゃめちゃ曲者感漂いまくってる!!
今回も父がいないので息子の意知が対応したわけですが、「佐野家の系図はもう使ったのか」と聞かれてある記憶を思い出す。

あの時の渡された系図は虫の居所が悪かった意次が池に投げ捨ててしまっていた!!ヤバっ!!!そんなこと口が裂けても言えんわな(苦笑)。

あの系図には田沼の祖先がかつて佐野家の末端家臣だったことが記されており、それをネタに「いいお役目を与えてほしい」と頼みに来ていたので、政言としてはまさかそれが意次の目に触れることなく池に投げ捨てられたなど夢にも思っていない。

息子が佐野の訪問で胃がキリキリ痛んでいることなど露知らぬ父・意次は城の普請が終わった後の検分のために遠江の相良(現在の静岡県牧之原市)で町を視察していました。民は生き生きと商売をし潤っている様子。満足そうに目を細める意次の前に漁師たちがやって来る。えらい突然だったので私も何か不穏な直訴かと思ってドキドキしちゃったよ(将来起こる桜田門外の変のことがちょっと過った…)。彼らは意次にとても感謝していて豪勢な料理を振舞いたいと言ってきたのでした。

潤って豊かな国元を視察した意次は、その礎を築く大きな立役者が平賀源内であったことを思い出す。かつて意次はまず街道や港や城といったいわゆる公共事業を最初に優先して造るべきだという考えを持っていましたが、それに対して源内は「何よりも先に民が使うものを整えるべき」だと説いた。民が栄えることが後に田沼が栄えることに繋がるのだと。それを意見した源内の先見の明も素晴らしいし、意見を取り入れた意次も素晴らしいと思う。今の政治家にも聞かせたい言葉だなと…。
結果的に見捨てる形になってしまったかつてのアドバイザーであり盟友でもあった源内。あの時の後悔はおそらく一生意次に付きまとうのかもしれない。「お見せしたかったですね」という三浦の言葉が切なく響きました。

江戸の屋敷に戻った意次は「相良は俺と源内が考えた通りに金がめぐり豊かになっていた」とし、幕閣も自分の指図通りに動けば金の巡りが良くなるはずと周辺固めの人事に頭を巡らせていました。言いたいこと、やりたいこと、志はとてもよく分かるのだけど…、それは危険と隣り合わせでもあるんだよなぁ。つまるところ、自分の意のままに動かせる人材で固めるわけだから…意次が暴走しそうな時に意見する人がいなくなるかもしれないんですよね。それだと、現代の某大国のようになってしまうのでは。

意知は父に「以前系図を持ってきていた佐野にもこの機会に良いお役目を与えてほしい」と訴えますが、全く興味を持たれません。というか、佐野が系図を持ってきたという話すら全く覚えていない様子(私も失念していたくらいだしw)。意知は今度こそ佐野家をスルーされないように「相良の城の普請が終わったお祝いに桜の木を持ってきてくれた」と必死にアピールするのですが…すでに植える場所がないから「佐野には植えたことにしてどこぞの寺に出もくれてやれ」という最悪の回答(汗)。
さらに「何とかお引き立てを!」と迫る息子の訴えにもかる~~く「ゆとりがあればな」で済ませる父(苦笑)。

意次ぅぅ~~~~~!!息子の話ちゃんと聞いてあげてくれぇぇ!!!

第6回と同じく、あれは佐野が全く眼中にないという受け答えだわ…。

田沼屋敷の池の底に沈んだ”佐野家の系図”は、まるで意知の危うい将来を暗示しているかのよう…(震)。

その頃蔦重はさらなる往来物の販路拡大に向けて策を練っていました。そんな義弟を見た次郎兵衛は「お前ちょっと変わったね。まぁ、お前は前から策士みたいなところはあったけどさ」と告げる。たしかに行動の原動力は”吉原のため”というのがあったけど、本屋に仕事をシフトしていくうちに”策士”な面をどんどん見せるようになっていったものね。ここまで見てきた蔦重の私の印象は、めちゃめちゃ頭が切れる人だという側面が大きい。
蔦重は次郎兵衛にこれまで多くの人たちに助けられてここまで来たと熱く語ります。

「耕書堂を日の本一の本屋にするしか道がねぇんでさ!!恩に報いるには」

このセリフ、なんだかすごく泣けた。っていうか、横浜流星くんのまっすぐでひたむきな気持ちがこもってて…、あまりに熱くて思わずこみ上げてきちゃったよ。本屋の名前を授けてくれた源内先生をはじめ、多くの人の想いを背負って彼は「耕書堂」を盛り上げようとしてる。その心意気が何とも感動的ではないですか!!それを聞いてジーンときた次郎兵衛さんの三味線はまた今回も途中で切られちゃいましたがww。

耕書堂の勢いに地本問屋たちが本格的に危機感を抱いた様子。セリフはありませんでしたが、久しぶりに登場した愛之助さん演じる鱗形屋はそれに同調するのでしょうか。鱗のダンナは蔦重を裏切る行為をしたとはいえ、一緒に本作りをしたあの日を思い出すと鶴屋や西村屋たちとは違う感情を持ってるようにも感じるのですが…。まぁこれは私の希望でもあるんですけどね。

耕書堂の名を広げるため、蔦重は今日も本の研究に熱心です。そんなある日、青本を読み漁っていた時のこと。彼は”豊章”という名前が絵の傍らに記されていることに注目する。そしてある一人の人物が思い浮かぶ。それは、失踪前夜に忽然と姿を消してしまった相棒・唐丸少年だった。

唐丸…!!!生きているはずだと思っていたけど、私は違う人物になって現れることを想定していたので”そちらか~~!”と思ってしまいました。まだ来週にならないと分かりませんけどねw。

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