PR

【ドラマ】相棒 season18 第9話

スポンサーリンク

テレ朝系のドラマシリーズ『相棒 season18』の第9話村上新悟さん演じる桂川宗佐が再登場しました。

前回は第1話と第2話にゲスト出演していたわけですが、あの時はほとんど本編に絡んでこないキャラで終わってしまっていたので、後々再登場してくるのではないかと予想していました。最終回くらいかなと思ってましたが、意外と早く今回の2話連続SP回の後半部分に来ましたね。
あれだけで終わりじゃ、あまりにも「何のために出てきたんかわからんよ」状態だったのでww、こうして再登場する流れができていてよかったです。

それにしても、前半部分を見ていなかったからか物語を理解するのに結構時間がかかったなぁ、今回は(苦笑)。とりあえずいくつかのサイト様の振り返り感想を読ませていただいてなんとなく流れを掴んだって感じ。
まぁ、第1話と2話もちょっと小難しい展開ではありましたが(汗)。

村上さん出演シーンを中心に少し振り返ってみたいと思います。

『相棒 season18』第9話 村上新悟さんゲスト出演

2019年12月11日(水)21時00分~

サブタイトル:檻の中~告発

主な出演者

  • 杉下右京:水谷豊
  • 冠城亘:反町隆史
  • 伊丹憲一:川原和久
  • 芹沢慶二:山中崇史
  • 角田六郎:山西惇
  • 青木年男:浅利陽介
  • 皆藤武雄:中村育二
  • 高瀬佳奈恵:中村優子
  • 桝本修一:山崎樹範
  • 桂川宗佐:村上新悟

あらすじと感想

2話連続ということで、第8話を少し振り返ってみます。

大学教授の皆藤が研究費を横領していたとして逮捕。最初は否認していたものの一転して起訴され保釈という流れに。ところが、その保釈金が奪われる事件が発生。
保釈金強奪事件の背景を調べていくと、皆藤の研究室では何者かによるトラブルや事件が多発していた。

そんな時に冠城の旧友で記者の桝本が皆藤の情報を提供してほしいと言ってくる。桝本がインタビューした皆藤の記事が皆藤の研究室への支援を打ち切ったライフケアテクノロジーの妨害によって掲載を差し止められている背景があった。

誰かが皆藤を”檻の中”に閉じ込めておこうと画策しているのではないかと右京たちはにらんでいく。そして後半へ続くと。まぁ、簡単に追うとそんな展開だったようです。

第9話のあらすじは以下の通り。

遠隔操作技術の第一人者である大学教授の皆藤(中村育二)は、横領の罪で逮捕されていたが、それは研究の乗っ取りを目論む准教授・佳奈恵(中村優子)がでっち上げた冤罪であることが判明。3000万円の保釈金も戻り、皆藤の保釈も決定的になった。亘(反町隆史)は、旧友で週刊誌記者の桝本(山崎樹範)が、皆藤の保釈を受けて、何か事を起こすのではないかと危惧していたが、本人を問い詰めても軽くかわされてしまう。

いっぽう、右京(水谷豊)は、佳奈恵が皆藤を陥れた巧妙な手口を解明したものの、なぜ彼女が危険な橋を渡ってまで皆藤を檻の中に閉じ込めようとしたのか、動機が掴めずにいた。そして、いよいよ皆藤が保釈される。右京と亘が今回の事件の背景にまだ見えていない何かがあると感じ捜査を続ける中、ついに皆藤の恐るべき“復讐計画”が動き始める…。

混沌とする状況の中、未曾有のテロ計画が発動!?
そこには特命係と因縁を持つ権力者の影が…
特命係は真相を突き止め“現代の戦争”を止めることができるのか?

公式HPより引用

スポンサーリンク

なんだかテーマがとても大きかった印象ですね。研究者の技術が知らないうちに軍事転用に利用されていて、それがもとで海外(サルウィン)で援助活動をしていた尊い命が失われる結果になってしまったと。
そのうちの一人が、冠城の友人・桝本の奥さんだったというのが悲しい。

一方、皆藤の恋人だった佳奈恵は保釈金強奪の首謀者でいかにも彼を陥れようとした行動のように装っていましたが、結局は皆藤の本当の目的を悟っていたがためにその行動を阻止するため”檻の中”へ閉じ込めておきたかったという本音があった。
結局皆藤は保釈されてしまったため、もうどうすることもできないと一度はあきらめた佳奈恵でしたが、右京の熱心な言葉に心を動かされて「彼を助けて」と懇願。なんとも切ない話。

責任感の強い研究者だった皆藤は自分の開発した技術が結果的に「殺人兵器」として転用されたことに強い責任と憤りを感じていました。その想いを共有した桝本と共に大胆な復讐劇を企てたと。
ギリギリのところで察知した右京と冠城によってその計画は失敗に終わる。

死ねなかったことを激しく悔やむ皆藤教授に右京が「科学者の責務は、技術が人を幸福にするという信念が導く未来を人々に見せ続けることではありませんか?」と語り掛けたシーンはとても印象深かったです。

実際にこういう事案が起こってるかもしれないと思いながら今回見ました。そういう点ではとても考えさせられるエピソードだったなと。

スポンサーリンク

村上新悟さん登場シーン

再び村上さんが演じたのが、東亜ダイナミクス社長の桂川宗佐。前回も相当胡散臭い雰囲気が出てましたがww、今回もかなりクセが強い感じでした。

きっかけは、素直じゃない青木君が特命の案件を独自に調査してとある男の素性の情報提供をする場面。皆藤の研究室で嫌がらせを受けた人たちがいましたが、その行為を行っていた人物は支援を打ち切ったライフケアテクノロジーに出入りしていて、さらに東亜ダイナミクスに雇われていたことが判明。

何気に、黒幕が村上さん演じる桂川だったというわけか!おい、今回はちゃんと物語に絡んできてるぞ!よかったわ~・・・と安堵する気持ちになった(笑)。”防衛技術振興協会の副会長”という前回出てきた怪しい経歴の伏線もようやく回収へ。
東亜ダイナミクスは武器開発に力を入れてる会社でしたよね、たしか。ってことで、こりゃ桂川が絡んでるに違いないという流れに。

呼び出されたものの、やってきた相手が自分の予想した人物(片山雛子)じゃなかったことに困惑する桂川w。お互いに事情が分かってなくてチンプンカンプンになってるわけですが、あたふたしてるライフケアテクノロジーの人に比べて悠然と構えてる桂川が面白い。

それにしても村上さん、スーツ姿がよくお似合い。体型もシュッとしてるからスーツの役がハマるよね。

スポンサーリンク

ライフケアテクノロジーが”支援”していた資金は実は東亜ダイナミクスが提供していたことを指摘される二人。つまり、ライフケアテクノロジーは研究者たちの技術を支えると銘打って得た情報を勝手に東亜ダイナミクスに横流ししてたと。
東亜ダイナミクスは技術を武器に転用することを主目的とした会社なので表に名前を出したくない。

そんな時、サルウィンで皆藤教授の技術がテロリストたちの手に武器として手渡り、尊い日本人の犠牲者を出してしまう事件が発生してしまったわけ。そんなことが世間に公表されたら、両方の会社は大きな痛手を被ることになるので、表に出されないための裏工作をやってたようです。

その痛いところを突かれた二人でしたが・・・

桂川氏の手が気になって仕方なかったよ(笑)。リアクションがいちいちクセ強めww。「想像力豊かですねぇ、証拠は?」と余裕ぶって見せてましたが、どうにもなんか異質というかキャラ濃いめでちょっと笑ってしまったではないかw。

そのあと「皆藤はまだあきらめてないらしい」と二人でこそこそしてましたが、おいおい、警察の前でわざわざ胡散臭い行動とるんじゃないよ(笑)とツッコミ入れたくなったわ。明らかに表情固まって怪しげな空気出しちゃってたし。

スポンサーリンク

そこからしばらくして、場面はいよいよ佳境というところ。皆藤と桝本がテロの犠牲者の慰霊の会でライフケアテクノロジーと東亜ダイナミクスの裏の顔を告発する日がやってきた。桝本がセッティングして皆藤が研究室から告発を行うという手筈に(しかも皆藤はその先も考えてた)。ネット配信もしていたようで、桂川たちもその言動をやきもきしながら見つめてました。

それにしても、わっるい顔してたな~桂川(笑)。「タケダに止めさせろ!」と命令するときなんかは黒幕にふさわしい悪人顔だよw。
するとそこに伊丹たちが乗り込んでくる。え!?もうなんか黒い証拠掴んで逮捕しに来ちゃった!?と思いきや、「ここに爆弾しかけられるかもしれないから逃げろ」という退避勧告でした。皆藤たちが一番恨みに思ってる会社ですからね、東亜ダイナミクス。たしかに吹っ飛ばされる危険大ですわ。

で、一斉に逃げるわけですが…

あんなにクール装ってたのに逃げるときは真っ先に飛び出してたよww。いざ本当の危険に直面したらだれかれ構わず逃げるタイプね。

スポンサーリンク

爆弾騒ぎはなんとか右京たちの活躍で食い止められました。その後、新聞には大々的にテロで使われた爆弾の製造元が東亜ダイナミクスだと報じられ、それに準じたライフケアテクノロジーも電話が鳴りっぱなしで大変な事態になってました。

桂川社長の部屋の電話もけっこう鳴ってるらしく、面倒くさそうに取っては置いてを繰り返している状況。大事な案件の電話だったらどうすんだよっw。そこへ右京と冠城がやってくる。

最初の頃に比べるとかなり疲れたような表情になっていたのが良かった。けっこう追い詰められてる感が伝わってきた。

「いずれ捜査の手が及ぶことになる」と嫌味をかます右京たちに対し、諦めたような表情で「日本は戦争ができない国だから、国防のためにはこういう方法しかなかったんだ」と正当化させる発言をする桂川。このセリフ、かなり恐ろしいこと言ってるなぁと…。そういう考えの人が増えたら、いずれ日本は戦争に巻き込まれる日が来てしまうかもしれない。それが現実とならないようにと切に思わずにはいられなかった。

最後に「テロの犠牲者を覚えているのでしょうか」と尋ねた右京に対し、桂川はため息交じりに「NGO活動に参加していた三名でしょ?」と答える。それに対して冠城は強い口調で「違います!戦争は人の死を数字に変える」と言った後に犠牲者たちのフルネームを告げます。

このシーンはとても刺さりました。「戦争は人の死を数字に変える」っていう言葉は誰もが肝に銘じておかなければならないなと思います。そんな残酷なことが今も世界のどこかで確実に起こっている、私たちはそのことを忘れてはいけないのです。数字化された人々にも、ちゃんと歩んできた人生がある。それを奪う事がいかに罪深いかということを私たちはもう一度考えなければならないのではないだろうか。

それにしても、桂川がドラマのエンディングエピソードに選ばれたのってけっこうすごいよね。このあと彼はどうなるかわからない感じだけど、失脚はするでしょう。ただもしかしたら片山雛子の力を借りてもう一度復活してくるかもしれないし…??
そういう意味で、もう少し登場シーンがあるかもと思って情報注視していこうかなとw。

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました