新潟県の南魚沼市で兼続公祭りの初日目玉イベントとして行われた大河ドラマ『真田丸』プレミアムトークショーへ行ってまいりました。まさか、3か月連続で新潟入りすることになると…だれが予想したでしょうか(笑)。
大河ドラマ『真田丸』 プレミアムトークショー
ゲスト: 村上新悟さん(直江兼続役)、栗原英雄さん(真田信尹役)
2016.07.17(日) 於.南魚沼市 銭淵公園内・直江兼続公伝世館前
今回のトークショー参加に至るまでの道のりは3回目にして一番大変だったような気がします。なにせ、村上さんのファンのほかに栗原さんのファンの方も大勢いらっしゃるわけで・・・当日の状況が全く読めない。
最大の難関は整理券配布問題でした。基本的に外開催ということでしたが、雨が降ったら隣接してる会館内のホールで行われると。そうなった場合には整理券のある人しかトークショーに参加できないルールになっていました。 つまり、確実に見るためには、是が非でも「整理券」が必要となるわけです。その数、なんと…
たったの100枚
さらに、配り始めの時間は16時からということが決められており、その時どういう基準で配布されるのか(早くから来てもダメかもみたいな情報もあった)分からないという不安定さ。
そんな状況の中、開催日前日に新潟入り。今回の移動手段はマイカー(ダンナ同伴だったのでw)で、朝8時に四国出発して新潟到着したのは19時前…約11時間かかりました(笑)。
翌朝不安の中、会場となる銭淵公園に到着したのが7時半頃・・・すでに数人の方がいらっしゃってました。この時点ではまだ早く来た人が優先して整理券もらえるのかどうかも分からない状況でしたが、とにかく信じて待ちました。前回の新潟でお友達になった方がいらっしゃってお話したり、近くの施設に見学に行ったりしたので思っていたほど苦になる待ち時間ではなかったです。
午前中は結構すごい雨が降ってきたのですが、スタッフの方が仮設テントを用意してくれて。雨漏りした時も皆で協力し合って凌いだり。天候回復してきて暑くなったときは列を移動してくれたり、いよいよ暑さが厳しくなってきた時は冷房の効いた部屋(雨の時に開催する予定の部屋)に案内していただきました。
その節は本当にお世話になりました。新潟の方って、本当に気配りのある優しい人が多い。
ちなみに整理券がもらえる100人に到達したのは12時頃だったよう。その後特に大きなトラブルはなかったようですが、やはり数人納得できないと憤慨する方がいた様子。こういう無料イベントって色々難しいところではありますよね。
そのほか、待ち時間の間にあれやこれやで時間つぶししましたが、その話は長くなるし誰も聞きたくないと思うのでここでは割愛します(別のブログに書くかもw) 。
なんやかんやで待ち続けること約9時間・・・天候が本当に不安定でどこで開催するかギリギリまで悩まれたようですが、外開催決行ということになり、整理券も無事にゲット。ただ、雨がひどくなったら途中でも中止になるという条件付き開催だったため、始まるまでは気が抜けませんでした。
再度の集合時間17時45分。この時にいないと整理券が無効になるということだったのであまり移動はできず、18時にようやく会場入り。その途端に再び雨が落ちてきたので整理券が配られた会館に一時避難。
開演の20分前頃に再び雨が上がり、真田丸どーもくんが前説で愛嬌振りまいて盛り上げてくれました。
そしてついに19時、再び霧のような雨が降り出したところでトークショースタートです。並び始めてからここにたどり着くまでのトータル待ち時間・・・約11時間半・・・過去最高記録かもw。全ては村上さんと栗原さんに会いたい一心でしたが、我ながらよう粘ったと思う。
この長い待ち時間の間に特に倒れる人が出たりしなかったのは、スタッフさんのおかげだと思います。兼続公祭りのスタッフさんのほかにNHKのスタッフが仕切っていたのも大きいです。たくさんの方に支えていただきました。本当にありがとうございました。
前置き長くなりましたが、以下、トークショーレポートになります。
(すっごく長いです・・・すみません 汗)
司会担当は以前の新潟トークショーの時にも活躍された、NHK新潟の山崎アナウンサー(南魚沼出身)。出てきたとき、なんか、「あ、懐かしい!」とか思っちゃった。あの時もなかなかいい切り込み方してたので今回も期待大。
メインの二人が登場する前に南魚沼の市長さんがご挨拶。こういう時って結構みなさん堅い話されるのですが…南魚沼の市長さんは実にユーモラスな方で。まず最初に「真田丸」イベントはそこにゆかりのある土地しかやらないんだけど南魚沼は縁もゆかりもないんです、みたいなコメントで掴みバッチリ(笑)。直江兼続公が呼んでくださったと確信しているという力強いコメントも。
さらに、山崎アナウンサーを「南魚沼の一大スター」と称えてたり(山崎さんがビビッてかなり恐縮してたw)、村上さんと栗原さんに会った時の会話を紹介したり(観客の皆さんはちょっとやそっとの雨じゃ退散しないと市長さんが言ったら「やりましょう!」と力強い言葉をもらえたらしい)、二人の声が「素晴らしい声でメロメロでした~」とデレたり・・・本当に可愛らしかった。
市長さんのごあいさつの後、ついに、約11時間待ち焦がれたあのお二人が登場!
真田丸のテーマ音楽が大きくなるとともに伝世館の入り口扉から浴衣姿の村上新悟さんと作務衣にストール巻いた栗原英雄さんが真田丸うちわで顔を隠しながらお茶目に登場されました。
いや~~、まさか、お二人夏仕様で登場すると思ってなかったもので…私、やたらテンションあがって気が付いたら手を振ってましたよwww。団扇を顔からスッと下げれば満面の笑顔のお二人が!もうですねぇ、のっけから、村上さんと栗原さんがいかに良い関係を築いているかっていうのがものすごく伝わってきましたですよ。特に村上さんの笑顔が、これまで見てきたのとは違ってものすごくリラックスしてて…私はそれにちょっと驚きました。
まずは伝世館前に作られたステージの上に登ったお二人を山崎アナウンサーが紹介。最初に村上さんの名前を紹介したんですが、その時一言発しようとした村上さんに気付かず山崎アナがすぐに栗原さんの名前を紹介。
結果、最初に一言を発したのは栗原さんとなりそれに続く形で「こんばんは~~」とゆるく挨拶する村上さんなのでしたw。タイミング逃した時の「え、あ・・・」みたいな様子がめちゃ萌えたよ(笑)。
この日に初めて村上さんを生で見た方も多かったようで、村上さんが最初に一言発した時にはかなりのドヨメキが湧き起っていました。実際に生で聴くとホントお二人とも良い声です。
声に客席から大きな反応があったのを見た山崎アナ。「今日はちょっと高めの声ですか?」と振られると…
栗原さん
「普段はこんな感じですけど、僕たち、“イケボ(裏声www)”って呼ばれてるんで」
村上さん
「そうなんですよね~(裏声wwww)」
ちょっ!!こんなのっけから裏声発してノリノリな村上さん初めて見たよ(笑)。びっくりしたな~も~w。栗原さんがまるで村上さんを操っているようだったw。さすが調略のプロだよwww。
兼続公祭り開催初日ということもあって、「お祭りを堪能しましたか?」と質問された栗原さん。
「新悟くんは取材とかで忙しかったみたいですが、僕は大いに堪能しました」
と、ドヤ顔(笑)。そう、整理券を待っている間ツイッターを見たら・・・栗原さんが南魚沼に到着してからのレポートをちょこちょこ呟いていたんですよね。八坂神社にいる写真の下には、なんと、日本酒の八海山と漬物を堪能しているという写真まで載っててww。 「調略の旅やってきました」と嬉しそうに話す栗原さんを羨ましそうに見てた村上さんが可愛かったぞw。
そんな村上さんはほぼ一日山崎アナと取材で行動を一緒にしてたとの事でしたが、「いきなり20分遅刻してきて」と山崎アナをジト~っと(笑)。 するとすかさず栗原さんが
「斬り捨てますか!?」
とツッコミ入れてきたもんだから会場の盛り上がりがすごいことにwww。「まだ斬らないでください!」とタジタジな山崎アナも面白かったんですが、ぼそっと「それ僕のセリフですよ~」とゆるツッコミ入れてる新悟くんww。「やってみたかったんだよ」と実に楽しそうな栗さんwwww。なんだこのコンビ!のっけから最高でした。
こんな感じでじゃれ合ったあと、なんと、写真撮影タイムがありました(二次使用はしないでください)。前回の映画舞台挨拶の時は写真OKなこともあるなとは思ったんですが、NHK主催イベントで写真撮影許可(しかもネット掲載OK!!)というのは実に珍しいことです。現に、最初の新潟トークショーは撮影禁止でしたから。ちなみにこの撮影、雨で屋内開催になった時には無しでという話だったので、屋外になってほんと良かったです。
ところが、この撮影タイムが本当に短い時間でして…けっこう慌ててしまいわたしのはほとんどブレまくり(汗)。
さらに、撮影タイム中に栗原さんが突然「僕も皆さんを撮影してもいいですか~?」とスマホをかざしだしてw。その言葉に反応して私、何気に写るポーズとってしまいwwwさらに自分の撮影タイムを縮めたという(爆)。ちなみに、栗原さんがステージから撮った写真がアップされたのを見たら…ほんとに私写りこんじゃってましたww。
※ちなみに、南魚沼市のHPにもレポートが掲載されたようです。
そちらの写真の方が参考になると思います
ブレながらもなんとか使えそうな写真をいくつか…。
この屈託のない笑顔の村上さんったら!栗さんと一緒でホント嬉しそうだった。
途中で栗原さんが村上さんの肩を組むというミラクルな瞬間があったんですが、村上さんが「気持ち悪いですよ~」と恥ずかしがってすぐに解かれてしまったw。この時の撮った写真が残念すぎる結果に(苦笑)。
撮影タイムがひと通り終わった後、いよいよトーク本題へ。
座ったところで山崎アナが「座り方が素敵です」と振ったところ、ちょっと足を開き気味に大人な座り方してた栗原さんはドヤ顔してたんですが、その横でボソッと「僕、足開けないんですよぉ~」と苦笑いする村上さんが可愛かったw。浴衣だから開けないと(笑)。
栗原さんは改めて南魚沼で散策したお話。お祭りも覗いたそうで、そこにあった兼続人形と写真撮ろうと思ったけど「あとで新悟くんと会うからいいや」と辞めちゃったらしいです(笑)。で、この調略の旅をガイドさんと一緒に回ったという話題となったとき、突然村上さんが
「聞いてないんですけどぉ~、どんなガイドさんだったんですかぁ?」
と乗り出してきた(笑)。それを聞いた栗原さん、ニヤリとしながら
「えっとねぇ・・・10代後半から二十歳くらいだったかなぁ~」
とわざと煽ったもんだから(栗さんの嘘だったらしいけどw)横で村上さんが「えぇ~~?」みたいに嫉妬のまなざしを向けると、栗さん動揺したのか教えてもらったという「兼続」の名前がドモッて出てこなくなってwww。すかさず「若干忘れたでしょ、兼続の名前~」とすかさず突っ込む村上さんにまた爆笑ww。
一方村上さんは山崎アナと一緒に雲洞庵に行ったということで、遅刻したことに動揺してた山崎さんが思わず「僕と一緒でどうでしたか?」と尋ねてしまう一幕も(笑)。それに対して、ゆる~~い笑顔を浮かべながら
「山崎さんと一緒で、とってもいい時間を過ごさせてもらいましたよぉ」
とニッコリする新悟くん、可愛い(笑)。
すると、再び栗原さんがお酒を飲む“仕事”をしてたという話題に立ち返り…
「そぉなんですよぉ~!!僕が取材の仕事してる間に、漬物食べたりお酒呑んだりしてて~、僕全く堪能できなかったんですよぉ!?」
と、やたらムキになって文句言い出す新悟くんw。もうねぇ、この言い方が、子供が「お兄ちゃんばっかりずるいよ!」って言ってるかのようだったんですよ(笑)。ほんと、栗さんのことお兄さんって思ってるんじゃないかなって。そのくらい無邪気だったw。そんな彼を横目に「堪能させていただきました」とニンマリするちょっと意地悪な栗さんなのでした(笑)。
すっかりスネモードに入った村上さん、「(栗原さんは)僕よりもなんかこの町について詳しいんですよ~」とイジケ気味ww。それを見た山崎アナが「でもここは直江兼続公の生まれたとこですから」とフォロー入れるとすかさず栗原さんが
「そうなんですよ!だから僕は今日人質として来ましたっ!」
とwww座り方までちんまり足を揃える形にして謙虚になっちゃったりして(笑)。
続いては「真田丸」出演の経緯について。
村上さん
「いろんなとこで喋ってるんですが、事務所から”真田丸決まりました、詳細は後程お知らせします”という簡単なものだったんでなおさら衝撃が大きくて頭真っ白になりました」
栗原さん
「それ、嘘だと思わなかったのw?悪戯メールとかww?」
村上さん
「さすがに事務所からだったんで、事務所が僕に悪戯してたら相当まずいでしょwww」
もう、栗原さん、ないすツッコミwww。相変わらずホワホワ答えてる村上さんの可愛さを最大限引き出してくれました。それを受けたときは「戸惑いましたよ~」と村上さん。するとすかさず栗原さんが「断ろうとしたの!?」とツッコミww。対して村上さんは「さすがに・・・断ろうとまでは思わなかったですけど」と苦笑いしてましたw。その回答を聞いた栗原さんが小さく「チッ!」と言ったもんだから「それは何に対するチッ!なんでしょうか」とツッこまれるとしてやったり顔で「一回やってみたかったんで」と笑う栗さん、悪戯っ子かよwww。そんな様子を見た村上さんが「可愛いな~」と萌えちゃってて、すぐに「あ、人質なんで」と態度を改める栗原お兄ちゃん(笑)。
栗原さんの大河出演の経緯は今回のトークショーの中で私が一番合点したところでしたね。
三谷さんが栗原さんが出てたミュージカル『タイタニック』を見に来ててそれが縁で大河の話をもらったということは聞いていたのですが、栗原さんと三谷さんって繋がりあったっけ?という疑問があったんです。そしたら、栗原さんの相手役だったシルビア・グラブさんが三谷さんの友達だったと!なんでも、信尹役がまだ決まってなかったようで三谷さんがシルビアさんに「彼はテレビ興味ないのかな?」と聞いてきたことがきっかけになったんだとか。
その時は「興味ないことはないから何かあったら」とあいまいな形で答えてたら、その一月後に「大河に出ませんか」というオファーが届いたそうな。へぇぇ!!そんな経緯があったのか。本当に人生何があるか分からないものだと思ってしまった。三谷さんとは何の面識もなかったというから、すごいですよね。
二人の共通点ということで「舞台出身(無名塾と劇団四季)」のほかに「栃木県民」だという話題に。
スタジオ撮影に入って早い時期に信尹が上杉にやってくるシーンがあって、その時に話をしたら「栃木県民」ということが分かって意気投合したというお二人。それがきっかけでしょっちゅう飲みに言ってるそうで
栗原さん
「その時に変な写真をいっぱいアップしてるんですけどww」
村上さん
「いつの間にか載せられてて調略されているという・・・人質のくせにね~www」
栗原さん
「ごめんね、直江君っていうね」
村上さん
「いや、謝ってないですよ、それwww」
栗原さん
「ただ飲ませてるだけって言うねww」
村上さん
「僕、ほとんどもうベロベロですからねwww」
めっちゃゆる~く酒トークしてる二人、もう本当に息が合ってるというか波長が合ってるというか、新悟くん安心しきっちゃってたよ、表情が(笑)。そういう点からも彼は確実に栗さんに調略されてるなと悟りましたw。
で、役柄と自分との共通点はありますか?という質問になったんですが、村上さん、困ったような視線で栗原さんに「どう?」と逃げ出してw。「難しい質問なので先に答えててください」と完全に栗原さんに投げてました(笑)。
でも、そこは栗原お兄さん、やっぱりしっかりしていらっしゃる。的確に解答されてました。
「共通点というか、質だと思います。先頭に立って何かをするよりかは応援する方が性に合ってるので。普段から一手先にこの人は何を求めてるのか考えることっが多いです。そういう点では兄上や甥を助けるという役柄は入りやすかったですね」
なるほど、栗原さんってそういう一面があったんですね~。その話をじーっと真剣に聞いてた村上さん、合間に何か話そうかという雰囲気でマイク持ってるんだけど言葉飲み込んじゃうみたいな空気だったかな。
栗原さんが信尹演じるうえで三谷さんからリクエストされていたのが「有能なビジネスマンであってほしい」ということだったそうです。戦国武将というよりかはクールな007のような雰囲気にしてほしいと。プレッシャーはあったけど淡々とやろうかと思った、とけっこう冷静に語られる栗原さん。
これを聞いていた村上さんがとうとう一言割り込みに成功(笑)。
村上さん
「すごいですよねぇ~?初めてのテレビドラマですよねぇ~??それであの演技ができるんですかぁ!?ありえないですよぉ~!」
あのですね、村上さん、本当に栗原さんの演技力にビックリしてるっていう雰囲気だったんですけど…いかんせん、ゆるほわで、おっとりした感じで語られるんでww、なんか聞いてるこちらが癒されちゃうんですよね(笑)。「ほぉ~」とか「へぇ~」とか、合いの手一つとっても可愛らしかったw。
で、栗原さんはそれに対して「緊張はしてるんですよ、本当は」ということで。
栗原さん
「リハーサルの時は皆さんカツラしてなくて。生の草刈正雄さんとかいるじゃないですか!その時はウワ~っとさすがに緊張しましたけどねw。ただ、本番は長年舞台やってきたんで、開き直りみたいなものはありますよね。お互いにそうだよね?」
村上さん
「・・・・・まぁ・・・ねぇ・・・(苦笑)」
けっこう冷静に自分を分析している栗原さんに対して、村上さんはその境地までには至っていない様子でしたw。その流れで
村上さん
「僕の場合は、直江兼続公があまりにも有名な存在なので…。直江が肝の座った武将なのでそれを演じていられるから何とか自分を保っていられるんですよね。直江兼続がいなければ今の僕は居なかったかもしれない!と思うんですよね」
栗原さん
「有名な武将だと、大変だよねぇ~~」
といったやり取りがありました。村上さんにとっては直江兼続はとても大きな存在なんだということを改めて思いましたね。ゆるほわな村上さんだけど、役者としてずーっとそのプレッシャーと戦ってるんだなと。もうね、本当にあくまでも謙虚です。そんなちょっと弱気っぽくなってる新悟くんを見た栗さんが、「今日からは直江兼続と言えば村上新悟ってことになるよね!」ってニッコリ励ましてて、なんかすごく微笑ましい一幕だった~~!!
さらに山崎さんも「HPの村上さんへのアクセスもすごいんですよね」と村上さん上げコメント。「そうなんですよ」と栗原さんも乗ってて戸惑い気味な村上さんを一生懸命上げようとしてましたね。だけど、そうされると不安になってしまうのか、ちょっとムキになって
「何度も言いますけど、それは、直江兼続公がすごいからなんですよ!!だから・・・」
と力説する新悟くん。すると栗原お兄さんがたまらずに
「いいじゃないか!!ありがとうって素直に言えば!!」
と促してて、それきいて安心したかのような顔で雨空を見上げながら「ありがとう~!兼続さ~ん」とお礼を言ってる新悟くんなのでした。たぶん村上さん、これまでとは違う状況になっていつもどこか不安で自分を下げちゃうのかもしれないなって思います。今のこの状況は明らかに村上新悟さんのお芝居の魅力そのもののおかげなんですが、常にプレッシャーと向き合っているから不安も大きいのかなって。だけど、村上さん、もっと自分を評価してもいいと思いますよ。謙虚でいてほしいとも思うけど、自信も持ってほしいな。
村上さんが直江兼続を演じるにあたって「肝」だと思っている部分はどこでしょうという話題に。
村上さん
「最近一番気にしてるのは相手から視線を逸らさないということですね。ちょこちょこ演技変えてはいるんですが、どこかのインタビューで三成は視線を合わせないようにしているというのを聞いて、逆に僕は目をバッチリ合わせるようにしていこうと。三成とはポジション的には似た立場ですが、そういうところで違いを出そうと思ってます」
栗原さん
「そうすることで、キャラクター性が出るよね」
それを聞いた山崎アナが普段目を合わせてる人に合わせないとか本番でできるものなんですか?と聞くと、「僕たちは普段そういう訓練受けてるのでできちゃうんですよね」と大人な発言をする栗原さん。ですが、テレビと舞台とでは勝手が違うということで苦労話も。
村上さん
「テレビだと、カメラに向かって芝居をするときは誰もいないところに向かって芝居しないといけないので、それが舞台とは違いますよね」
栗原さん
「そうだよね。正面を撮るときはカメラしかないのでそこに向かってしゃべらなきゃいけないんですよね」
村上さん
「あと、カメラの上に誰かがグーを作っててそこに向かって芝居をするっていうのがありますよね」
栗原さん
「僕の時はチョキだったwwww」
村上さん
「あ~、そうだったんですか!?」
栗原さん
「そんなわけないでしょwwww」
村上さん
「斬り捨てますかぁ~wwwwww?」
真面目に話してたと思ったら、栗さんの変化球に会場爆笑!さらに「真田丸」の兼続と同一人物とは思えないようなユルさで「斬り捨てますかぁ~?」とほわほわ笑う新悟くんwww。面白すぎる!!
栗原さんの苦労話としてもう一つ出てきたのが相手役の顔が見えない時の苦労。舞台だと相手の顔が見えるから芝居がしやすいけど、ドラマだとカメラを見ながら相手の表情を想像しながら演じなければいけないので大変だと語っていました。
また、村上さんの苦労した点としては声の当て方も。春日暗殺のシーンの後に栗原さんが堺さんに声の出し方が大丈夫だったか聞いていたのを盗み聞きしてたという村上さんw。「栗さんも気にしてたんですか?」と質問してました。それに対して、舞台人は普通の声だと思っていても人より大きい声だったりすることがあるので、常にちょっと音を落とすように心がけていると栗原さん。興奮したりするシーンだと声が大きくなってしまうこともあるので、そのことを堺さんに「大きくなかった?」と確認してたんだそうです。
村上さんの声のコントロール方法としては息を多く入れるようにしてるんだとか。この技を使うのがエンケンさんや堺さんはものすごく巧いらしい。それを聞いた栗原さんがちょっと悔しそうに「やっぱり場数ですよね」と語ってたのが印象的でした。息を多く使うことでマイクにはいる声がすごく自然に聞こえるんだそうですよ。言葉をどうすれば明確に聞こえるように話せるかというのは常に気にしていると。役者の仕事ってすごいなと思いました。そういった点では四季にいた栗原さんはちょっと有利な点もあるかもしれませんね(あの劇団は言葉にはうるさいらしいんで)。
また、三谷さんは自分たちの声の質なども見てこの役を当てたんじゃないかとも。セリフを言いながら脚本書いてると思うので、そうする中でイメージしてきた人物に自分たちが当てはまったのではと語ってたのも印象深かったですね。
続きは次のページにて。