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NHK朝ドラ『おかえりモネ』第119話ネタバレ感想 悪くない

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ついに残すところあと1回。最終週のギリギリのところで衝撃的なシーンが出てきたのでなんだか終わる気がしなくてゾワゾワしてしまいますが(汗)、もうラスト2となってるんだなぁと。

震災の日に背負ってしまった重い十字架があることを告白した未知。それを聞いた百音はその日の夜あまり眠れなかったようですね…。そりゃそうだよなぁ…。おそらくこの夜は未知にどんな言葉をかければいいかずっと考えていたと思います。

次の日の朝、登米からサヤカさんが百音の元を訪れていました。

久しぶりの再会に二人は喜んで抱き合うのですが…私が一番気になったのはサヤカさんが”マスク”をして現れたこと。ということは…、やっぱり新型コロナが忍び寄ってきている時期だということか(汗)。私も1月頃からマスク意識し出してたからなぁ…。
でも、百音と会話する時にはもう外しちゃってて。今の時期にこういう光景見るとドキっとしちゃうけど、2020年の1月中旬は会話するときにマスク…なんて意識ほとんどなかったものなぁ。なんか、色んな所でゾワっとさせられる最終週だよ(苦笑)。

これまでの『おかえりモネ』感想レポ

おかえりモネ
おかえりモネ
2021年度前期NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の感想レビュー
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モネは改めてサヤカに登米での時間を過ごさせてもらったことを感謝しました。最初の頃に林に連れて行かれた時「焦らなくてもいい。ゆっくりでいいんだ」と言葉をかけてもらったことや、東京へ行く決心をしたときに”自分の思う方へ”行くことを勧めてもらったことなど、サヤカさんは百音にたくさん背中を押すようなこと言ってくれたよね。

そう思ってくれるのは嬉しいと笑顔を見せるサヤカに、百音は今は妹のことを考えていると伝える。激しく自分を責め続けている未知に、どう向き合っていこうか思案する百音。そんな彼女の様子を覗き込んだサヤカを見て「私、サヤカさんみたいになりたい」と笑顔を見せる。

「誰が来ても受け入れて、いつでも行っといでと言って送り出す。帰ってきたら”おかえり”って言ってあげる」

そんな存在になりたいと語る百音をサヤカは愛しそうに見つめ体をさすってやるのでした。事情は分からないけど、百音の言葉から何かを感じ取ってこうやって温かく励ましてくれるサヤカさんは本当に優しくて懐の大きい人ですよね。

あと「おかえりと言ってあげる人になりたい」というセリフにもハッとさせられるものがありました。タイトルの『おかえり』は言ってもらう側ってだけじゃなくて、言ってあげる側になることっていう意味もあったのかなと思いました。

その夜は永浦家に宿泊する予定にしていたサヤカさん。これまで龍己さんとは何度か電話で会話するシーンがあったけど、面と向かい合う一緒の場面って今回が初めてではなかったっけ(記憶曖昧ですがw)?なんだか妙にサヤカさんがあの場に馴染んでて違和感なかったw。

成長した苗木を眺める姿なんて、まるで夫婦のような安定感だったよ(笑)。

ただ、植樹祭をまたやろうと盛り上がっていましたが…おそらく2年くらいはできない可能性が高いよ(汗)。この頃はまだ世間が感染症で大混乱するなんて夢にも思ってなかっただろうけどね。

ここで初耳だったのは「モネ」の呼び名の由来。てっきり「ももね」を略してみんなそう呼んでるのかと思ってたら、事の初めは子供だった頃の未知が「ももね」と「おねえちゃん」をくっつけて呼んでいたことだったとは!!「ももね」の「も」「おねえちゃん」の「ね」ってことww!?それは予想外だったわ(笑)。
みーちゃんは小さい頃からお姉ちゃんのことが本当に大好きだったんだね。だから、震災後に複雑な心境を抱くことが多くなっちゃったのは心理的にかなりつらかったと思うよ…。

龍己はふとサヤカに「一人で寂しくないか」と尋ねましたが、彼女は「全然!」とアッケラカンと大笑いする。百音から自分のようになりたいと言われたことは相当嬉しかった様子。

「私はあの子の中にいる。それで十分」

もう百音の祖母って言っても誰も不思議に思わないほどの絆はあると思うしね。でももしサヤカが「寂しい」って答えてたら…龍己さんはなんて返すつもりだったのかな。一緒に住むこと提案したのかも?あ、でも、ちょっと苦手とか言ってたしそれはないかなww。

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次の日の朝、百音は未知を浜に誘いました。浜から見える太陽が映る海の景色は本当に美しい。

そんな海を眺めながら、百音は未知に「みーちゃんが、自分のことを許せないって思うのは仕方ないことだと思う」と切り出す。それに対して未知は「頭の中の記憶は消せないから」と言って俯く。たとえ”仕方ない”と言ってもらえたとしても、どうしてのあの日の罪の意識を消し去ることができないんだよね…。そんな苦しむ妹に、百音はさらに言葉を続けました。

「みーちゃんがどうしても自分を許せないなら…、私が言い続ける。”みーちゃんは悪くない”って」

あの日あの時感じた罪悪感の記憶も、そのことが原因で仲の良かった二人に隔たりが生じてしまったことも、その事実は消すことはできない。だからこそ、未知が何度も自分を責めるたびに百音は言い続けようと決めた…「みーちゃんは、悪くない」と。
そんなこと言われても無理だと涙ぐむ未知でしたが、百音は「たとえきれい事で何の役にも立たない言葉かもしれない」と前置きしつつ、同じ言葉を伝え続ける。

「みーちゃんは、悪くない。絶対に悪くない」

これはもう、ドラマを見ている人のほとんどがそう思ってる言葉だと思います。たとえ「きれいごと」だと言われても、そこに傷ついた人への本物の思いやる気持ちがこもっていれば、それは「癒し」へと変わることもあるんじゃないかな…。未知のあの日の行動は、間違っていない。私も何度も言葉をかけてあげたい…「みーちゃんは、悪くない」と(涙)。
そして、これは多くの傷ついて涙を流す人たちに向けた、作者の安達さんからのメッセージのようにも聞こえたな。それだけで解決するなんて思っていないけど、人の気持ちに寄り添う姿勢っていうのは持ち続けていきたいなと感じました。

はらはらと涙を流している妹を、百音はしっかりと強く抱きしめる。

「これからは私がここにいる。だから、今度はみーちゃんが好きなところに行きな」

百音はそこに居続けることでサヤカさんのような存在であり続けようとしてるのかな。百音もまた島での生活が窮屈に感じたときは自由に色んな所へ移動していいと思うんだよね。「居続ける」ことを自分の使命みたいにするとまた追い詰められちゃうかもしれないし。
それに、菅波先生との新生活とかどうするの??転勤とかあるかもよ?私なんて結婚してから5回も土地変わってるww(←誰も聞いてないww)。将来的に菅波先生が島在住先生になるとか??それはそれでちょっと微妙かなぁ。なんでも百音の思い通り、みたいになっちゃうし。故郷は消えないし心で思ってればそれでいいんじゃないかな。

話がそれましたが(汗)、とにかくこの言葉に背中を押され未知は自分のやりたいことを選択し東京の大学へ進学することを決められたようです。よかったよかった。

海のシーンの最後、雅代おばあちゃんの

”忘れないって大事だけど、苦しい。だから時々忘れて、笑ってね”

という優しい声がものすごく泣けました(涙)。”忘れる”ことも大事な時ってあるよね。

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数日後、百音は市民プラザで気象や在宅医療、災害時の避難についてなどについて人を集めた講習会を開いていました。けっこう会場っぽかったけど…この時期はまだ大丈夫なのだろうか…、とか、余計な心配をしてしまう(汗)。だからやっぱり、コロナを匂わせる展開を最後に出さないで欲しかったんだよなぁ(汗汗)。

参加者の中には、仙台でキャスターとして活躍し始めていた莉子の姿もありました。天気予報を担当していた頃に比べると、ずいぶん落ち着いて大人っぽくなったよね~。講習会の後百音と二人になって「途中で笑いそうになっちゃった」と笑い合ってたのが可愛かった。
色々なことに挑戦して活躍の幅を広げている莉子に、百音は自分の方はまだ利益が出せてないとちょっと苦笑い。やっぱり一人でやってるからそこはかなり厳しいかもしれんぞ。すると莉子が意外な妙案を思いついてくれる。

「コサメちゃんと傘イルカくんでご当地グッズでも作ったら?」

おおお!!!莉子ちゃんナイスアイディア!!!

これは売れるんじゃないか?私だったら絶対買う(笑)。もはや気象の仕事にこだわってる場合じゃないだろうし(利益あげなきゃいけない期限迫ってきてるんじゃない!?)これはやる価値あると思うなぁ~。っていうか、ホントに作ってほしいww。

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そこからさらに時間が経ち…、もうすでに未知の大学合格が決まったことになってましたw。早っ!!で、そのお祝いにと幼馴染のみんなが永浦家に集合。
えーーーと、その頃ってけっこうコロナがヤバイ状態になってるんじゃなかったっけ!?みんなめっちゃだけど大丈夫なん??集まるのも慎重にって呼びかけもあったような…。もしや、このドラマでは現実の新型コロナとは違うタイプのやつで心配いらないことになってるとか??…って、もう、ほんと、こういう余計なところで気になっちゃうからホント”感染症”匂わす展開やめてほしかったわ~(苦笑)。

部屋に貼られてたお祝いのポスターは、宇田川さんが書いてくれたやつですよね。りょーちんの船のお祝いがオマケ状態になってるのがちょっとクスってなった(でも”船”のところが色ついてるww)。これは、東京から駆けつけたすーちゃんが菜津さんから託されて持ってきてくれたんだろうね。

みーちゃんの大学祝いよりも、すーちゃんと内田くんのカップルについての話題で大盛り上がりの面々ww。

二人とも、めっちゃイイ感じじゃないの!!よかった~~、仲良しカップルが続いてて。明日美には幸せになってほしいって思ってたから本当に嬉しい!彼女が東京に残ったのは正解だったよね。内田君もすーちゃんプロデュースでかなり洗練されてるみたいだし、まさにウィンウィンな関係だw。

未知もみんなに囲まれて素直に笑顔を見せられるようになっていました。だいぶ心のほうも今度こそ落ち着いたみたいでよかったよ。三生くんの言う通り「解脱」って感じでしょうかね。

しかしその場にまだ亮が来ていなかったため、三生は「あいつはいっつも後からいい感じで出てくるんだよ」と愚痴をこぼしてましたww。たしかに、そういうシーン多いよねw。

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みんなの楽しそうな光景を見つめていた百音の脳裏に、かつて亮から「囚われてきたのは、俺やみーちゃんだけじゃないんじゃないの?」と問いかけられたことが過ります。百音はすっかり心の整理ができたんじゃないかと思っていたんだけど…、そういえばまだもう一つ残ってることありましたよね。

「音楽なんて、何の役にも立たないよ」とずっと楽器に触れることを避けてきた百音。でも、今ならその想いを払拭できるかもしれない。百音はそっと自分の部屋に行き、ずっと置きっぱなしにしていたサックスの入ったケースを手に取ってみた。ホコリはかぶってないみたいだったから、ケースの掃除だけはしてたのかな。

「みーちゃんがりょーちんを教育しなきゃダメだよ」みたいな話題で大盛り上がりしてる幼馴染のみんな(笑)。すると、楽器のケースを持ったまま佇んでいる百音の姿に明日美が気づく。少しためらいながら「皆いるから、開けてみようと思って…」と告げる百音の言葉に少し黙り込んでしまった仲間たち。持っているものが何か分かっているから、どう言葉をかけていいか迷っちゃったのかもしれないね。

そんな様子を見てやっぱりやめようとしたそのとき、横から「いいじゃん、開けてみようよ」という亮の言葉が聞こえてきた。三生くんの言う通り、やっぱりりょーちんは遅れてきて一番いいところをさらっていくよね(笑)。
亮の言葉に背中を押され、百音は楽器ケースをみんなの前で広げる決意をします。みんなそれが何かを知っていながら「何が入ってんのかな」とか「やばいものだったらどうする?」とか盛り上げてくれてる。みんな優しいね。というわけで、開くのは最終回ということで。ただ・・・中身錆びてるんじゃないかなぁ…ずっと放置したままだったとしたら(汗)。

いよいよ明日で最終回となりますが、百音が島に先生が挨拶に来た時彼を置き去りにして席を外してしまう行動を見てしまってから、彼女の菅波に対する気持ちについて不信感みたいなものが大きくなってしまって(汗)。コロナ禍の展開になっているとしたら、東京で苦労してるであろう彼のことはどう思っていたのだろうとか…。なんか放って置きっぱなしになってるような気がして(そんなことはないと信じたいけど)すごいモヤってしまう。島の仲間たちと接してる時のほうが楽そうに見えるんだよね…百音…。
果たして、最終回で私がホッとできるような形に落ち着いてくれるだろうか…。ラスト目前にちょっと心配になってしまった(苦笑)。ま、ドラマだから、ね、と納得してみるww。

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