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NHK朝ドラ『おかえりモネ』第77話ネタバレ感想 モネとりょーちん

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長らく『おかえりモネ』の感想を書かないまま放置状態になっていましたがww、毎日欠かさず見ております。オリやパラのテレビスポーツ観戦に忙しくなっていつの間にか書かずじまいになっちゃったみたいなところもあるのですが(基本的にスポーツ観戦大好きなので)、宮城編ほど気持ちが乗らなくなっちゃったなぁ・・・みたいなのも正直ありました(汗)。

そのきっかけは、やっぱり、百音の就職経緯(笑)。就職希望してる会社を偵察しに行ったら、成り行きであれよあれよという間に現場に連れて行かれ、あっという間に仲間入りみたいになりましたからねw。顔見知りメンバーも多いっていう展開から不自然ってわけじゃないんだけど、これまではけっこう繊細にドラマ描かれていたように感じていたので、えらいチープに見えてしまった(苦笑)。

あと、気象会社に就職した後いっきにドラマが都会モードになっていくわけですが…、百音が色んな意味でそこに染まってないw。それはそれでいい面もあるんだけど、悪い面も見えてしまって。

モネちゃん、そろそろ、もう少し大きな声出して喋ってほしいぞ!?

・・・みたいな(汗)。いつも自信なさげなというか、ゆら~っとしたような笑顔とセリフ回しで。宮城編ではそれが繊細な女の子にハマっててよかったんだけど、都会に入ると浮いて見えちゃったんですよね。なんか、感情表現がずっと曖昧なまま。清原果耶さんのマイナス面が見えちゃったかもなぁ…と、ちょっと残念に思えて仕方ない。書かなくなった理由の大きな要因になったかもしれない。

ただ、神野マリアンヌ莉子役の今田美桜さんはとても好印象。彼女はドラマ『花のち晴れ』で初めて見たときからその美少女っぷりとハキハキした雰囲気に注目していましたが、今回もすごく役にマッチしていていい感じ。「人の役に立てた」と話した百音にストレートに「それって自分のためじゃん」って言い切ったシーンは特によかった。

『花のち晴れ』の感想

それから、テンションが上がり始めたのはやっぱり菅波先生と百音との恋が前進し始めたなと感じられたころ。正直、菅波先生の再登場はこのドラマの中の救いでした。

ということで、その恋が動き始めた矢先の幼馴染や妹とのエピソード。ここはけっこうグサグサきながら見ているので久しぶりに少し振り返ってみたくなりました。

第16週のサブタイトルは「若き者たち」(ちょっとタイトルが古臭いけどw)。

これまでの『おかえりモネ』感想レポ

おかえりモネ
おかえりモネ
2021年度前期NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の感想レビュー
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百音と未知のもとに早朝母親から「亮くんが漁船に戻っていない」と連絡が入ったことをきっかけに、大きく展開が動いていきました。宮城編では百音の心の成長と一歩踏み出す勇気とが描かれていましたが、実はその周囲の人たちの心の問題は中途半端で解決まで至っていなかったりしたんですよね。

特に、新次と亮の親子関係。そして、未知の百音に対する複雑な鬱屈した感情

亮に片想いし続けてきた未知。少しその関係が進展したのかなと想像させるような台詞もあったので少し安心していたのですが、実は全く彼女の気持ちが報われていないということが明らかになった今週(汗)。
未知はすごい優等生だけど、恋に関してはすごく不器用。しかも、ずっと姉に対するコンプレックスみたいなものも抱えてきていました。亮が百音の電話にだけ反応したことで、ついに未知の心のストッパーが崩壊してしまった。その犠牲となってしまったのが、哀しいかな…、百音に会う約束でちょっとワクワクしながらやってきていた菅波先生だったわけで…もう気の毒としか言いようがなかったよ(苦笑)。

ただ、すーちゃんこと明日美があの場にいてくれたことはすごく良かった。すーちゃんもずっと亮に片想いしてたけど、百音と彼との間にある特別な絆を察知していてなかなか前に進めなかった一人。それでも「好き」って自分の気持ちを表現し続けてた彼女は強い子だったよね。
そんな明日美だからこそ、未知が亮のことで百音に猛烈な嫉妬心を抱いてしまう気持ちも分かってしまった。でも、菅波先生にその鬱憤をぶつける未知を諫めた彼女は大人でカッコいい。あの場にすーちゃんがいてくれて本当に良かった。

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一方、喫茶店にいる亮を発見した百音は一緒に食事をとることに。あらすじ紹介では「バス停で引き留める」みたいなニュアンスで書かれてあった気がするんですが、喫茶店に変更したんですかね。

未知が嫉妬心を爆発させてしまうのも分かるレベルで、二人が並んでいるシーンを見ると恋人同士のように見えてしまう(苦笑)。特に亮は百音に片想いしてますから、彼女の前にいる時はすごく自然体でリラックスしているように見えます。この現場を未知が見てしまったら…立ち直れなくなっちゃうかもね(汗)。

食事を終えた亮が百音に「東京は誰も自分に興味を持たないから楽でいい」と告げた言葉が印象的でした。たしかに大都会・東京はそういう雰囲気あるかも。密接にかかわろうとしない人が多いというか。特に田舎と比べるとそういうところは敏感に感じると思います。
でも、今の亮にとってはそんな環境が救いになっている。それほど彼の気持ちは追い詰められているのでしょう。お父さんは結局、お母さんへの想いに雁字搦め状態で自分のほうを向いてくれていないって分かってしまったしね…。でも、百音だけには自分と関わってほしいという気持ちを持っている。だから彼女の電話にだけ答えたし、喫茶店で会うことも受け入れたんだろうね。

百音は亮の事情を聞いたことを話したうえで、「やめてもいいと思うよ」と告げました。すべてをやめてしまいたいと投げやりになっていた電話での亮の言葉を受けての彼女の言葉。その優しさを感じながらも、亮は「親父の代わりに自分が頑張ると決めたのに、ダサいな」と自嘲し素直にその言葉を受け取ろうとしなかった。

「周りの期待に応えるって案外楽なんだよ、最初は。でもだんだん苦しくなる…」

周囲の期待に応えることで自分の心の闇を忘れようとしてきたりょーちん。だけど、だんだん周囲の声は彼の心の重荷へと変わっていってしまったんだろうね…。色んな哀しくて重い経験をしているからなおさらそれが辛い。友達の前で見せていた笑顔の裏で、暗い気持ちをずっと抱えてきた亮…。

そんな彼の様子を目の当たりにした百音は、「このまま帰っちゃダメだよ」と引き留めました。彼の心の問題が解決していない今の状態で一人で返すのは確かに危険だものね…。そんな百音の心遣いが亮には救いになっていたのかもしれない。彼女の事、ますます好きになっちゃってそうなんだけど…。ただ、百音は亮に恋愛感情を抱いたことがおそらくないと思うんだよね。それに、彼女の相手はやっぱり菅波先生じゃないとって思っちゃうから複雑(苦笑)。

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その頃下宿先の汐見湯では、明日美が菅波にそれまでの経緯を説明していた模様。すーちゃんは何も謝ることしてないのに、「本当にすみません…」って謝るしかないのが可哀そうで辛かったな…。
事情を把握した菅波は「今日はこれで…」と帰ることになりました。

極めて冷静にその場を立ち去っていくように見えた菅波先生でしたが、やっぱり未知から言われた亮と百音の通じ合う特別な関係…っていう部分はどうしても心に引っかかってしまっているだろうなぁと思いました。気にならないわけはないよね…、百音に惹かれているのだもの。

菅波が帰った後、未知は居たたまれなくなったのか黙って2階へと駆け上がってしまいました…。今はすーちゃんに謝罪するといった心の余裕もなくなってしまったようですね。

一方、耕治と亜哉子はお酒を飲んで暴れていた新次がようやく落ち着いたことに胸をなでおろし、落ち着いて話をしようとしていました。新次さんがお酒を飲んだのは、行方不明の美波さんのお義母さんから「死亡届」を持ってこられたことがきっかけ。

新次さんは自らの意思で美波さんを亡くなったことにするという選択がどうしてもできず苦しんでいました。辛いよなぁ…。お酒に走ってしまう気持ちも分かる。

だけど、耕治たちはその気持ちを分かったうえで息子の亮ともっと向かい合って前を向いて生きてほしいと思っている。耕治はその気持ちを単刀直入に新次にぶつけていましたが、亜哉子は場の雰囲気を和ませるためにあり合わせの食材で料理を作り、ゆっくり優しく新次の気持ちに寄り添っていこうとしていました。

「子供たちをちょっとでも楽にしてあげるためには、親たちがホントに明るい顔になってないと
ダメなのよ」

という亜哉子さんのセリフがとても印象深かったです。まずは新次さんの心が元気に近づくところから始めないといけないよね。辛い作業だと思うけど…、生きているのだから…。

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汐見湯では、自分の弱さを曝け出して居場所を失ってしまった未知が一人宮城へ帰ろうとしていました。すると、出て行こうとしていたまさにそのタイミングで亮が中に入ってくる。彼はまさか未知が百音に嫉妬して爆弾ぶちまけたことなど知る由もない(苦笑)。突然亮と再会したことで気まずくなった未知は帰るタイミングを失ってしまった。亮は彼女のそんな様子もあまり気になっていなかった様子だしねぇ…(汗)。

それでも、もうその場にいることが限界だった未知は逃げるようにその場から離れようとする。しかしそのタイミングで今度は三生と悠人が仙台からやって来た!

そこに至るまでの事情を全く知らずにやって来た幼馴染二人、このタイミングでの登場はもう、グッジョブとしか言いようがありませんな(笑)。三生と悠人の笑顔には救われます。すーちゃんも懐かしい「ずんだ餅」土産にテンション爆上がりだったしw。

明日美は百音と未知を気遣い、三生と悠人、そして亮を2階の自分の部屋に案内し二人きりになるようにしました。すーちゃん、本当にいい子!!

百音は下を向いて気まずそうにしている未知に、亮と一緒に帰ってあげてほしいと告げました。百音は妹の恋心に気づいているので、ここは未知に任せようと思ったのかもしれません。自分を気遣ってくれる姉の気持ちに、未知は菅波に酷い言葉をぶつけてしまったことを告白し謝罪しました…。なんだかんだいっても、やっぱりお姉ちゃんの事、好きなんだよね。

慌てて菅波に電話を入れた百音。すっかり彼との約束を忘れてしまったことをひたすら謝り続けますが、菅波はそのことは気にしないと優しく彼女を諭します。そして、これまでの事情も聴いたと言った後に…

「そういう時にこっちのことを忘れてしまう人のほうが、僕は信頼出来ます」

と、優しくフォローする言葉を告げる菅波先生!!なんと懐の大きい!!!なかなかこんな言葉、言えませんよね。菅波先生の大きくて優しい愛情は百音の心をどれだけ救ってくれることか…。やっぱり彼女には菅波先生しかいないって思っちゃう。
さらに、気象会社へ行くという連絡を入れたメールも気づいていなかった百音がひたすら謝罪しても「まずはそちらの時間を大切にしてください」と気遣ってくれる菅波先生。いつも彼女のことを考えてくれてる。めっちゃ推せるよ、菅波先生!!

だけど…、やっぱり、亮の存在のことは頭から離れない様子だったな。そりゃそうだよな。彼女が自分のほう向いてくれるのかまだ確信持ててないし…不安もあると思う。

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その頃、宮城では亜哉子の作った料理を囲んで新次と耕治が美波の話題に花を咲かせていました。こんな風に美波さんのことを笑って話せるようになったんだね、新次さん…。これは大きな一歩ではないでしょうか。少しずつ、亮のことを受け入れる準備が整い出しているようで嬉しい。

でも、調子に乗りすぎて亜哉子さんの事を「伊達政宗に毒を持った母ちゃん(義姫)」って例えちゃった耕治と新次、そりゃ酷すぎるだろーーー(汗)。でも、「ひどーい」って顔しかめる亜哉子さんが可愛かったから結果オーライかw。

鈴木京香さん、むくれ顔が最高に面白いww!!あんな顔した義姫役も見てみたい(笑)。

百音が菅波との電話を終えて仲間のいる部屋へ行くと、みんな懐かしい話で大いに盛り上がっていました。未知もどうにか気持ちが落ち着いたようで、ちゃんとその会話の輪の中に入っています。亮も幼馴染たちの他愛のない懐かしい話に心が和んでいるようで柔らかい表情を見せていました。

悠人は公務員試験を間近に控え、三生もお坊さんになるための気持ちを徐々に作っている様子。明日美も東京でショップ店員として頑張っていますが、「地元も楽しそうだなーー」と気になってきたようでした。彼女の笑顔が眩しくて可愛い。

そんなみんなの話が弾むなか、亮は疲れたのか隣の部屋で眠ってしまっていました。「島に戻るっていうのは色んなものを背負う」という三生の言葉に、幼馴染たちの目線が亮の方へ向かう。彼が一番その重荷を背負っていることをみんな悟ってるからね…。亮の寝顔を見た明日美は、「漁師なんかやめて仙台なり東京なりに来ちゃえばいいのに」と思わず呟く。百音はその言葉に違和感を感じ反論しようとしましたが…

「そういうのおかしくない?なんで地元で頑張ってるのが偉いみたいになるの?」

と、ストレートな意見を告げてその言葉を遮りました。百音は今まで考えてもいなかったことを明日美から言われて大きな衝撃を受けたようでした。すーちゃんのこの最後の一言はグサっときますね。「地元で頑張ることは義務」という気持ちがあったと思うから、「それって偉いことなの?」という意見に返す言葉がなかった。すーちゃん、鋭いとこ突いてきたね。私もその意見には同意かな。

りょーちんは眠っているように見えたけど、もしかしたら明日美の言葉は聞こえているのかもしれない。明日、どう出るかな。

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