前回の瀧昌テンパリすぎての衝撃発言wからの第3話。ドラマの注目度もうなぎ上りになっているようで。どこかの記事で『~めおと日和』はダークホース的存在だったというのを目にして個人的にはちょっとビックリしています。芳根京子さんと本田響矢くんなら間違いないと確信し、原作全巻購入しながら全力応援待機してた私のような人ってトータル的には少なかったという事なんだろうか(汗)。それだけ、ピュアな王道系恋愛ドラマがこれまで日本ではスルーされてたってことかもしれないなぁと。
でもこの作品が注目されることで潮目が変わってくるかもという期待はあります。素晴らしいドラマ作りをしているスタッフさんや、期待以上のお芝居で惹きつけてくれてるキャストの皆さんに感謝。
さて今回のストーリーは原作にけっこう忠実に進んできた過去2話とは少し違い、オリジナルな要素が増えたなという印象。でもちゃんとあの優しい世界観はしっかりと維持してるし、グッとくる心震えるような展開だったので全く違和感ありませんでした。っていうか、中盤から後半までめっちゃ泣いた(涙)。色々と本当に素晴らしいよ、このドラマ!
以下、原作とも比べながらのドラマ中心の感想。
第1話からの感想レポはこちら
ドラマ『波うららかに、めおと日和』第3話
公式あらすじ(引用・抜粋)
2025年5月8日(木)放送
ぎこちないながらも、少しずつ距離を縮めていく新婚夫婦の江端なつ美(芳根京子)と瀧昌(本田響矢)。2ヶ月ぶりに帰宅した瀧昌は、なつ美から幼なじみの瀬田準太郎(小宮璃央)の話を聞き、嫉妬から今夜こそはと決意を固める。入浴後、二人は寝室で対面する。緊張しているなつ美に手を伸ばす瀧昌…。
翌日、瀧昌の提案で二人は街を散歩する。瀧昌が商店や写真館を案内する中、なつ美は段差につまずいて転びそうになる。瀧昌はとっさになつ美の腕をつかみ、そのまま手を握る。赤面しながら手を繋いで歩く二人…。そして、瀧昌には秘密の場所があるという。山の上の小さな川で、初夏になるとたくさんの蛍が見られると聞いたなつ美は、瀧昌の手を両手で握りしめて「来年も再来年も、我が家の恒例行事として蛍を見に行きたい」と伝える。そんななつ美の両手を自分の手で包み込み、微笑む瀧昌。
原作漫画は第3巻16話途中~第3巻21話途中まで。
※本放送時は人気のため紙版の欠品が出ているようなので、確実に読むには電子がおススメ
ドラマ感想(原作比較あり)
なつ美が語る「瀬田くん」への妄想が暴走しすぎて”初夜”を急いでしまった瀧昌(冒頭の生瀬さん演じる活弁士の解説が最高w)。
原作では実行に移されていますが(瀧昌はちゃんとその前に確認もしてるしなつ美もその気になってたので)、ドラマでは違う方向に行きましたね。瀧昌は軍人なのでこの先の未来に何があるのかも不安定だしそういった時代を考えるとGOするのが自然ともいえるのですが、ドラマの展開もアリだなと思いながら見ました。
っていうよりも、なつ美から「無事に帰ってきて良かったです」と素直で純粋な目線で告げられた瀧昌が「俺は何を恐れていたんだろう」と我に返り事を急ごうとしたことを詫びるという展開にめっちゃ心打たれましたよ。瀧昌の誠実さがより深く伝わってきてほんと愛しさが増しましたわ…。
ちなみに原作では初夜の翌日の二人のぎこちなさがけっこうコミカルに描かれてます(3巻15話~16話)。なつ美が動揺のあまり調味料の配分間違えてしまったりするくだりとか笑えるのでぜひ読んでいただきたいw。何よりもテンぱりまくる瀧昌がめっちゃ可愛い。初夜を終えたもののまだお互いに恋愛感情を自覚できていないのでギクシャクしちゃうんですよねw。
あとドラマに出てこなかったのが柴原夫妻との食事会シーン。ドラマではさらりと瀧昌の口から語られる程度でしたが、原作では(3巻16話)二人がぎこちなくお互いを意識してしまうやりとりが描かれています。ここをカットしたのはおそらく、ドラマで二人の初めての文通シーンを描かなかったからじゃないかなと。あれがないと繋がらないのでねw。ただ、芳根ちゃんと響矢くんの”追いかけっこ”シーンは見てみたかった気がする。
翌朝、なつ美は瀧昌に誘われ近所を一緒に散歩することになるわけですが…「何を着ていけばいいのでしょうか」という彼女のピュアすぎる発言にドギマギしてしまう瀧昌ww。予想外の質問に狼狽えながら「部屋着のようなもののほうが」と答える響矢くん瀧昌に超萌え(笑)。そして彼女が選んだ服が…
”アッパッパ”
このワード聞いたの何年ぶりだろうか!!思わず心の中で”懐かしいーーー!!”と叫んでしまったw。清涼着、夏に着る女性のワンピースで私の子供の頃祖母がこう呼んでいたのを思い出しました。それにしても芳根ちゃんのアッパッパ姿、めっちゃ可愛らしかったなぁ~。もう癒ししかないわ。で、面白かったのがその後の瀧昌の謎の独り言ww。
「あ~…パッパッ・・パッパッ…パッ…」
これめっちゃ笑ったんですけどっwww!!!いやもう、響矢くん瀧昌、可愛すぎかっ!!!
ちなみに出かけるのは風呂に入った後夕涼み代わりにとドラマでは語られていましたが、原作では二人が銭湯へ行くシーンがけっこうな尺で描かれています。ここがまたウブでめちゃめちゃ可愛かったのでドラマでもちょっと見てみたかったなぁ。たぶんお風呂でちょこっと歌う場面があったのでその代わりに瀧昌のアレを入れたのかな、なんてw。
なつ美に町案内をする瀧昌。まだなつ美に対しての緊張が解けず海軍の制服を着た人が歩いているのを見て咄嗟に彼女から離れて「この川は昔坂井(1話に登場した戸塚くん演じる陽気な和菓子屋の子)と飛び込んだことがあるんです」と誤魔化してしまうのが初心すぎて可愛いw。それでも、彼女への気遣いはとことん優しくて温かい。転びそうになったなつ美を咄嗟に支えて手を握るシーンは原作通り。ドラマで見るとじんわりと彼の優しさが沁みてほっこりしました。
このあとドラマでは自宅に戻っていましたね。原作ではそのまま歩いて瀧昌が自分の”秘密基地”に案内するというくだりになっていますが、ドラマでは軒先で涼みながら瀧昌が熱弁をふるう描写になっていました。これはこれで可愛らしいしちゃんと繋がりもあるので素敵だなと思いました。「夢中になってしまいました…」と我に返ってなつ美に謝罪して俯く瀧昌がなんともピュアでキュンとくる。
瀧昌が幼い頃の思い出として父と一緒に蛍を見に行った話をするくだりはウルウルしちゃったよなぁ…。瀧昌は淡々とその当時を語るんだけど、その言葉にはどこか寂しさも見え隠れしていて。なつ美が思わず瀧昌の手を掴んで告げる言葉が泣ける…。
「来年・・・再来年もその次も見に行きたいです。我が家の恒例行事にしませんか?」
なつ美が「我が家」と言ってくれたこと、瀧昌にはすごく響いてるんですよね。彼は幼い頃に両親を失って本当の”家族”に飢えている部分もあるので…。それだけに彼女が自分を家族の一員だと素直に語ってくれたことは何よりも嬉しかったはず。なつ美の手を取り優しく見つめながら「それなら、必ず帰らないといけないですね」と微笑んだ瀧昌に思わずウルッときてしまった(涙)。この作品、本当に繊細でピュアで素敵だなぁと思う。
ドラマでは描かれませんでしたが、瀧昌は柴原夫妻に誘われなつ美と一緒に食事会へ行っています。映像では柴原さんの言葉だけで終わってしまったのはやはりちょっと残念だったかなw。柴原中佐役は小木茂光さん!!ダンディな色気が素敵です。原作では回が進むと柴原中佐の素敵さが際立ってくるのでドラマでもまた登場してほしいなぁ。和久井さん演じる郁子さんとのラブラブっぷりも見てみたい。
そして出ました、テーラークサカベの場面!ここはほぼ原作通り。店長の息子・昭平役の湯本晴くん、可愛かったですねぇ。瀧昌たちに店に留まってほしくて一生懸命になってるところがキュートで癒された。ここで面白いのはなつ美の妄想シーン!!
背広を作りにテーラーへ👔
すると、登場したのは小さな店員さん✨
子どもと一緒の瀧昌を想像して、なつ美の妄想が止まりません🤍#めおと日和 👘🌸 pic.twitter.com/NPTc311o5O— 『波うららかに、めおと日和』4月期木10ドラマ【公式】 (@meotobiyori) May 8, 2025
瀧昌と昭平が二人でやり取りしてる姿を見て(実際瀧昌は子供が苦手なのでタジタジなんだけどw)、将来の自分の子供と瀧昌との親子姿にテンション上がって大変なことになってる(笑)。この時の芳根ちゃんのコミカルなお芝居、最高でしたわ!!特に瀧昌と向かい合ってデレ顔から一気に真顔になるのとか面白すぎて思わず声に出して笑ったww。素晴らしいコメディセンスっ!!
そして店主役はここ最近朝ドラで見かけることも増えた前原滉くん。ご本人も語っていらっしゃいましたが、昭和の世界にぴったりはまりますねぇ。見てるだけでこちらが癒されてしまう雰囲気が最高です。昭平くんにとっていいお父さんなんだろうなぁというのも伝わってきました。
さっそく背広の試し着をする瀧昌のシーンは原作に忠実で面白すぎましたww。洋服なら何でも完璧に似合わせてしまいそうな本田響矢くんですが、あの白いやつだけは本当に「変」だったわ(笑)。あの再現はすごいw。
瀧昌が細かく採寸を取っている間、なつ美は昭平の提案もありカフスボタンを選ぶことに。様々な種類のものを見つめながら「トンボ柄ってあるのかな?」と尋ねます。トンボは前にしか飛ばないから”武運長久”の意味がある。このシーンも原作にありましたが、ほのぼのした雰囲気の中にも確かに”戦争”の足音が近づいている時代なんだなということを感じさせるシーンでもあり胸がチクリと痛みました。瀧昌に確かに深い愛情を抱き始めていたなつ美の切なる気持ちが伝わってきて泣けるんですよね…。
家に帰ったなつ美は将来の子供の夢を瀧昌に語りますが、その時の呼び方を二人で改めて言い合うシーンはめっちゃウブ!!「お父さん」「お母さん」と口に出すだけで動揺が止まらないの、めちゃめちゃピュアで可愛すぎる(笑)。しかもこのあと瀧昌は「俺としてはなつ美さんにはずっと名前で呼んでほしい…かな…なんて…」と本音を漏らしてしまいますから、見てるこちらとしては萌が止まりませんわwww。瀧昌、最初の頃に比べるとめっちゃ頑張って自分の気持ちを表に出すようになったよね。それがすごく微笑ましくもあり嬉しくもある。
その日の夜、瀧昌に内緒でトンボのカフスボタンを買ったはいいけどどうやって渡せばいいのか悩んでしまうなつ美。そのまま素直に渡せばいいのに、とも思いますが「戦場に行かないのに武運長久は重すぎるかも」と躊躇ってしまう気持ちも分かるなぁ…。その時寝室から瀧昌が出てきて思わずカフスを隠してしまうなつ美が切ない。
ちなみに原作では瀧昌はあの寝室でなつ美との”ふれあい”をどう切り出せばいいのか悶々と悩んでいたということになってますww。ドラマは初夜を済ませていないし瀧昌はなつ美との心の距離を縮めることに重点を置いているのでそれはなさそうかな。
なつ美と瀧昌はその日の出来事を日記に書く。長文を綴るなつ美にどんな内容なのかを尋ねると、瀧昌との子供が欲しいと。ところが、「そのために子宝にご利益のある神社に一緒に行きたい」と発言したなつ美に瀧昌は動揺w。思わず子供ができるためには「初夜と同じことをするんですよ」と解説してしまうわけですが、原作ではこの時点でコトが終わっているのであのセリフは筋が通るのですが、ドラマだとまだなのでなつ美には伝わりきってないんじゃないかなという危惧が(汗)。
瀧昌はなつ美がまだ気持ちの整理がついていないことを理解しているのでそれを求めません。もう就寝しましょうという言葉になつ美はアタフタしてつい躓いて瀧昌に抱きかかえられてしまう。このシーン見た時、ああそうきたか!と。原作だとこの後なつ美が大胆行動に出るのですがドラマではまだ早いということでスルーになりまして。でもちゃんと”抱きかかえる”というアクションは入れてくれたことに感謝!ここはかなり萌え案件なので。
なつ美を抱きかかえた時に瀧昌は彼女の懐に隠してあった”カフスボタン”の存在に気が付く。恐る恐る彼に手渡したなつ美から「トンボには武運長久の意味があるから」と聞いた瀧昌は思わず笑みを浮かべる。この時の響矢くん瀧昌の繊細な表情がとても良かったなぁ。
でも瀧昌は「戦地へ行くわけではないのに」と照れるなつ美の言葉にハッとしてしまう。海軍を取り巻く状況はこれまでとは変わってきたことの”現実”を思い出した瀧昌。原作ではとても険しい顔で「帰って来てから仕事のことをすっかり忘れていた」と語りますが、ドラマでは少し寂し気な笑みを浮かべながら語っていたのもとても印象深かったです。原作では”軍人である自分”に焦点を置いた感じですが、ドラマでは”なつ美との時間を愛しむ自分”に焦点が当たっているように感じる。私はどちらの描写も好き。
そんな瀧昌になつ美は優しい笑顔で「それなら良かったです。ゆっくり休めたんですね」と告げる。それを聞いた瞬間の瀧昌の切ない表情がめちゃめちゃ泣ける…。彼女の手を取り微笑みながら「こんなに休めたのは初めてです」と告げた時の彼の心境を想うと涙…。なつ美のまっすぐに向けられた柔らかな愛情は確実に瀧昌の心に響いてる。戦争の足音が刻一刻と近づいていた時代だからこそ、二人のやり取りはものすごく沁みるのです(涙)。一分一秒が二人にとってはとても貴重。芳根ちゃんと響矢くんのお芝居からそれがひしひしと伝わってきて涙しました…。
翌日なつ美は瀧昌の軍服にアイロンをかける。昭和初期のアイロン、めちゃめちゃやりづらそう!あれはなつ美が緊張するのも無理はない。こういうアイテムが見られるのもこのドラマの魅力のひとつ。彼女がアイロンをかけるすがたを瀧昌はじっと見つめるのですが、翌日から軍の仕事で家を離れなければいけないことを思わず彼女に告げそうになったのはドラマならでは。なつ美を見つめている時の彼の視線がなんとも切なかった…。
🌸 #めおと日和 第3話切り抜き🌸
〖 言いかけた言葉... 〗
なつ美がアイロンがけをする様子を
見守る瀧昌✨「実は、あし...」と言いかけるも言葉を濁します。
これはおそらく...
瀧昌の表情からも切なさが伝わりますねなつ美のアイロンがけの様子にも注目👀… pic.twitter.com/g0DO1nvkhj
— 『波うららかに、めおと日和』4月期木10ドラマ【公式】 (@meotobiyori) May 12, 2025
アイロンかけが終わった後、瀧昌は勇気を奮って一緒に写真を撮りに行きたいと告げる。これ言い出すのもめっちゃ頑張ったよね~、瀧昌。でもそのタイミングで郁子さんが突然やって来てなつ美の服装についてあれこれ妄想を繰り広げる(笑)。ちょっとお邪魔虫なとこあるんだけど、和久井さんが演じると可愛らしくてなんだか許せてしまうw。それに圧倒されて「どれでもいい」なんて答えちゃった瀧昌(何でもに合いそうだからっていう言葉を最初に付けなきゃダメでしょww)が追い出されるのは原作通りです。
さっそくなつ美の身支度をウキウキで整え始める郁子ですが、旦那様の柴原がもう艦に戻ったことを語ったところから俄かに緊張感が漂い始める。なつ美は瀧昌が軍に戻る日が目前に迫っていることをこの時悟ってしまって不安と寂しさに囚われていってしまうんですよね…。そんな彼女の気持ちを汲み取り、「瀧くんなら話せばちゃんと受け止めてくれるわ、それは保証する」と彼女を励ます郁子さんの言葉が優しい…。
身なりを整えたなつ美、原作とほぼ同じ姿でビックリ!とてもよく似合っているし可愛すぎるぞ!!瀧昌がドキドキして思わず目をそらしてしまうのも納得w。「どうよ、どう??」と照れる瀧昌をツンツンする和久井さん郁子の可愛さも半端なかったな!!でもなつ美の表情は冴えないまま…。瀧昌に何を話せばいいのか、瀧昌はいつ帰ってきてくれるのか、でも素直な気持ちを打ち明けても彼を困らせるだけなのではないか。様々な葛藤から逃れられなかったなつ美は、せっかくの記念撮影の時も笑顔になることはできませんでした…。彼女の気持ち、痛いほどわかるよ(涙)。瀧昌に尋ねたいことはたくさんあるけど、彼を困らせたくないんだよね。もう、大好きになってしまっているから…。
家に戻った二人。瀧昌はなつ美に写真館で現像したものを郵送してほしいと告げてしまったことを謝罪しました。それはつまり、翌日出来上がったものは一緒に受け取りに行けない…もう次の日には出立してしまうことを意味してますからね。軍の機密事項なので言いたくても言えない瀧昌の心境を想うと辛い。なつ美もそれは理解していて、毅然とした”海軍の妻”でいようと必死に取り繕おうとする。でも感情はどうしても抑えられなくて…ついに泣き出してしまった。
このシーンでの芳根ちゃんの涙のお芝居があまりにもリアルで切なすぎて一緒にボロ泣きしちゃったよ(号泣)。
瀧昌に泣き顔を見せられないと必死に顔を隠すんだけど涙が止まらなくて…。瀧昌を愛しいと思えば思うほど感情堪えきれなくて…ついに声を上げて泣いてしまう…。ほんと辛い…。そんな彼女を見て堪らなくなってしまった瀧昌は後ろからそっと抱きしめる。その温かさについになつ美は本音を口にする。
「寂しい…」
🌸 #めおと日和 第3話切り抜き🌸
〖 寂しい... 〗
瀧昌が仕事で
しばらく一緒にいられない...
必死に隠していたなつ美の気持ちが溢れた瞬間。なつ美の涙にもらい泣きしてしまった方も
多いのではないでしょうか?ふたりの距離がより近づいた瞬間✨
この後の瀧昌の提案もとても素敵です❕… pic.twitter.com/WsiBjy0xJS— 『波うららかに、めおと日和』4月期木10ドラマ【公式】 (@meotobiyori) May 10, 2025
ここの台詞の言い方、泣き方、もう全てが切なくて苦しくて…。なつ美の気持ちが痛いほど伝わってきて見ているこちらの胸が締め付けられる思いだった(涙)。芳根ちゃん、ほんとすごいよ…!!あのセリフには「行かないで」っていう気持ちもありったけ込められてたよね…。
瀧昌はそんななつ美の姿の涙をぬぐい、髪の毛を切ってほしいと告げる。父が母にしてもらっていたことと同じことを、なつ美に求めた瀧昌。このセリフを言う時、響矢くん必死に涙堪えてるんだよね…。軍人として容易く感情を人前で見せてはいけないと必死に自分に言い聞かせてるようで。でも自分がなつ美を泣かせてしまっているという罪悪感にも押しつぶされそうで、ギリギリな感情であのセリフを語ってた。もうそれだけでさらに号泣だった(涙)。二人とも本当に繊細で素敵なお芝居…。
そしてなつ美は瀧昌の髪を想いを込めて切る。必ず帰ってきてほしいという願いを込めて…。
そんな彼女に瀧昌は自分の家族の話を打ち明けました。瀧昌のお父さん役は前川泰之さん!!めっちゃ瀧昌のお父さんっぽい!!そしてお母さん役が中島亜梨沙さん!ちょっとユニークで可愛らしい美人なお母さん。お二人とも瀧昌を演じてる響矢くんと雰囲気が似ていて”親”としての違和感が全くなかった。
瀧昌は懐かしそうに二人のことを語りますが、父が亡くなった原因になった事故(美保関沖事件)のことについてなつ美に言えなかったんですよね…。ドラマでは触れられていませんでしたが、その日瀧昌のお母さんはお父さんの髪の毛を切っていなかったんです(涙)。そして自分を責めた挙句に後を追うように病で亡くなってしまった…。彼はどうしてもそこまで彼女に語れなかったというのがもう切なくて泣けます。
原作ではこのくだりは瀧昌の髪の毛を切った後の夜に語ることになっていますが、ドラマでは髪を切っている時に語っているのでなおさら切なさが胸に沁みました…。瀧昌は「辛いことを思い出してしまいましたか?」というなつ美の言葉にハッとして髪を切ることを続けてほしいと告げましたが、あの時彼が父の死や母の死について語れなかったのは、彼女をさらに不安にさせたくなかったからなんですよね。黙って言葉を飲み込んだ瀧昌がとても切なかったし、詮索せずに静かに散髪を続けるなつ美も美しかった。
ちなみに原作ではその後の瀧昌の顛末も語られていたのですが、ドラマでは触れてませんでしたね。個人的にはけっこう重要なシーンだと思うので、もしかしたら今後ドラマでも描かれるのではと。彼の過去のエピソードもとても切ないのでね…。
そして瀧昌はいつものようになつ美の手作りの料理を食べ、軍の仕事へ赴いていく。出かける前、門前で気丈に笑顔を見せるなつ美。そんな彼女に瀧昌は軍服の袖に付けた”トンボ柄のカフス”を見せる。
「いってらっしゃいませ」
「いってきます」
二人の交わす言葉は決して多くないけれど、ちゃんとお互いに想いは伝わっている。”必ず無事で帰ってきて”という想いを込めたなつ美と、”必ずあなたの元へ帰って来る”という瀧昌の強い意志がこれでもかというほど響いてきた。もうここまでのくだりは涙無しには見れなかった(泣)。あの時代、そんな思いで別れの言葉を交わし合った人たちがどれだけいただろうか。
なつ美と瀧昌の初心すぎるやり取りはとてもほのぼのしていて可笑しみがあるけど、あの時代を思えばどれもこれもがとても大切で愛しい。本当に良い作品だなと思う。
その一か月後、なつ美は海軍士官の妻たちが集まる「花筏の会」準備のためバタバタと必死に走っている。ここで活弁士役の生瀬さんをドラマ本編の中に登場させる演出がなかなか面白かった。要領が悪いながらも一生懸命ななつ美は見ていて応援したくなる。でも思わずお花を倒してしまって…その現場を会長の橋本さんに見られてしまった。
橋本さんを演じているのは嫌味なおばさんを演じたら天下一品な筒井真理子さん!今回もネチネチとお小言を述べているすがたがハマってますねぇ(笑)。
縮こまってしまうなつ美を助けたのは橋本の姪である芳森芙美子。ついにここでメインキャストの山本舞香さんが登場です!!想像していた以上にめっちゃ原作と雰囲気が似ていて驚きっ!!これは今後に大いに期待が持てそう。
芙美子はなつ美に「花筏の会」について淡々と説明します。クールなんだけど気遣いのできる優しい人なんだよねぇ。芙美子はタイピストの仕事に誇りを持っていて結婚には興味がない様子。でもこの当時はそういう女性は白い目で見られがちだったと思うし…芙美子もそのことで傷ついているんだろうなぁと思いました。ところがなつ美だけは違った。なつ美は芙美子を尊敬のまなざしで見つめ(芳根ちゃんの漫画チックな表情が可愛い!)その生き方を受け入れてくれた。芙美子は驚いていたけど、内心ではとても嬉しかっただろうし、なつ美への思慕も増したんじゃないかなと思いましたね。
公式さんがダイジェスト映像に主題歌を乗せた動画をアップしてくれました。これ見ただけでも涙…。
BE:FIRSTが歌う主題歌「夢中」に合わせた#めおと日和 ダイジェスト映像をお届け🌸
はじめは名前を呼ぶのも難しかった2人。
時間が経つにつれて、素直に名前を呼べるように✨なつ美と瀧昌のうぶきゅんな様子と
とても合っている甘い歌詞🎵♪主題歌が流れる毎話のOP映像にも注目です👀🫶… pic.twitter.com/AkH9uALqMI
— 『波うららかに、めおと日和』4月期木10ドラマ【公式】 (@meotobiyori) May 11, 2025
そして次回へ。なつ美は無事に乗り切れるのか、ドラマならではの展開に期待してます。