2017年度大河ドラマ『おんな城主直虎』縁の地を巡る旅。放送が終了して明けた2018年お正月。恒例のダンナの実家挨拶があったので、今回は前回の夏に行かれなかった場所を尋ねてみました。
参考 2017年夏の龍潭寺
まずは、ドラマで高橋一生くんが熱演した小野政次関連の場所をいくつか訪ねてみました。屋敷跡もあったようなのですが、時間の関係で訪れることができませんでした(今はお店になっているようですが)。
※小野但馬守政次
井伊家の筆頭家老。親今川派だったため他からの恨みを買うことも多く、直虎とも対立。一度は井伊を乗っ取るも、徳川方の井伊谷三人衆によって奪還され、政次は捕えられ処刑される。
ドラマでは政次は表向きは井伊家を翻弄する役回りに徹するも、本心では直虎を守るためにその命を捧げた忠臣として描かれています。政次処刑の場面は究極の愛の形と評されたほど衝撃的で大きな話題となりました。
謀反人という汚名をずっと着せられてきた政次ですが、本当のところはそれとは別の顔を持っていたのかもしれません。高橋一生くんはそのあたりの繊細な心の動きを丁寧に魅力的に演じてくれました。
小野政次慰霊の地
伝・小野政次の供養塔
政次が処刑されたとされる場所のすぐ近く、民家が並ぶ一角にいくつもの供養塔が立ち並んでいます。上が尖った少し大きめの石が政次の供養塔で、その両脇にある小さな石が二人の息子の供養塔だと伝わっています。龍潭寺には弟の玄蕃の墓はあるそうですが、政次のものはないそうで、事実上この場所がお墓という事になると思われます…。
ちょっと油断していたら分からないような場所にあるし、車を止めておく所もないような感じなので、お参りするときには「迅速さ」が求められます😅。
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小野政次処刑場所 蟹淵
供養塔のある場所から少し歩いたところに井伊谷川が流れていますが、その蟹淵という場所で1569年4月7日に政次は処刑されてしまいました。その1か月後には二人の幼い息子も処刑されてしまったそう(ドラマでは登場しませんでしたが政次には子供がいました)…。まさに戦国の世の非情ですね😭。現在は整備され、当時の面影は全く感じられないのだとか…。
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二宮神社 天王社
政次の供養塔のある場所から近い場所に二宮神社があるのですが、この神社を少し奥に進んでいくと、小さな祠・天王社が佇んでいます。小野政次の霊を慰めるために「但馬社」として建てられたそうですが、現在は天王社に合祀されているのだとか。
ちなみに、二宮神社はもともとは多道間守(たどうまもり)を祀っていましたが、後年、後醍醐天皇の第四皇子である宗良親王を合祀。二柱をご祭祀したことから「二宮神社」と名乗られるようになったそうです。
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