「おんな城主直虎」ゆかりの地 -井伊直親の墓と小野政次の終焉の地-

2017年に放送されたNHK大河ドラマ『おんな城主直虎』。本放送が終了した翌年にゆかりの地を訪ねましたが、今回CS放送(銀河放送)で再放送が始まったのを機に前回行かれなかった場所も含めて2021年5月某日、数カ所巡ってきました(静岡方面にどうしても外せない用事があったので)。

今回は、再訪問した小野政次の供養塔と、前回訪れることができなかった井伊直親の墓を紹介します。

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伝・小野政次の供養塔

★政次ゆかりの場所は2018年の直虎史跡めぐりの記事でもう少し詳しく紹介しています。興味がありましたらぜひ。

大河ドラマでは高橋一生君が小野但馬守政次を熱演して大きな話題を呼びました。特に第33回は大河ドラマ史上伝説と呼んでもいいほどの衝撃的なエピソードで、今も忘れることができない神回です。

ドラマでは表向きは裏切り者の顔をしながら、裏では井伊家当主の直虎と通じ合い共に井伊家を守る忠臣として描かれました。しかし、通説では井伊家を乗っ取った謀反人として処刑されたということになっているようです。

国道257号線(少し狭い道路)を少し曲がった住宅地の一角に小野政次の供養塔があります。

政次は罪人という扱いだったことから、お墓は建てられませんでした(弟の玄蕃の墓は龍潭寺にあります)。しかし、怨霊を恐れたことで処刑場となった蟹淵からほど近い場所に供養塔が建てられたそう。ちなみに現在の場所は移転されたものだそうです。

向かって左側の上が尖った少し大きな石が小野政次だと言われています。その両脇に建てられている小さな供養塔は、同じく処刑されてしまった政次の二人の息子の供養塔とのこと…。
ドラマでは政次は独身を貫いていましたが、実際は二宮神社を司っていた中居家からお嫁さんをもらっていたそうな。二宮神社は供養塔からすぐ近くの場所にあり、そこには政次を祀った但馬社があります(2018年記事参照)。

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供養塔のある場所から道路を渡ったところに政次の処刑場となったと伝わる蟹淵が見えます。合掌。

この景色を見ると、小野政次が大河で一生くんが演じたような人物であったことを願わずにはいられません…。現在は研究も進み、政次の印象も少し変わってきているというのが救いですね。もう一度、うちにあるブルーレイを見返したくなりました。

アクセス

道はけっこう狭く、駐車場もありません。民家が並ぶ場所なのでお参りするときには注意が必要です。

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井伊直親の墓

前回時間がなくて訪れることを断念してしまった井伊直親のお墓にお参りすることができました。

大河ドラマでは三浦春馬くんが爽やかな中にも少しヒールな部分を含んだ人物として熱演していました。前半部分で出演終了ということになりましたが、ドラマの最後まで大きな影響を与えるほどの存在感がありました。

春馬くん…、今後も大河ドラマに呼ばれる可能性を大いに秘めていた実力派の役者さんだったのに…。本当に無念というしかありません。直親とも対面してるのかな…。何を語っているのかな…。

井伊直親は幼い頃に井伊直虎の許嫁となりますが、今川に父親を殺され自らも命が危うくなったために信濃へ身を隠すことを余儀なくされました。それから11年後の二十歳の時に井伊谷へ帰還、直盛の養子となり家督を継ぎ井伊家第16代当主となります。
直虎は出家していたことから結ばれず、奥山因幡守の娘(ドラマでは貫地谷しほりさんが演じたしの)と結婚し、後に井伊直政として徳川に仕える虎松を儲けました。

ところが1562年に今川の目付でもあった家老の小野但馬(ドラマでは高橋一生君が演じた政次)が今川氏真(ドラマでは尾上松也くんが演じてました)に謀反の疑いありと讒言したため、その弁明をするため従者19人と共に駿府へ出立。その道中、今川家臣で掛川城主の朝比奈により討ち取られてしまいました。享年27、あまりにも若い死でした…。

亡くなった後この地に運ばれ墓が建てられたとのことです。本来はもう少し東側にあったそうですが、堤防移築工事の影響でこちらに移動してきたそう。

お墓の傍には大河ドラマのイメージを想ってか、横笛もお供えされていました。おそらく今後も直親=春馬くんのイメージはずっと定着し続けていくのだと思います。

直親の墓の手前にある灯篭は、彦根藩主の井伊直弼が直親に想いを馳せ寄進したものです。それから約11年後、直弼は桜田門外の変で命を落としました…。

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アクセス

最寄り駅は天竜浜名湖鉄道「金指駅」。そこから徒歩約15分です。

都田川の堤防沿の道を進んだところに目印の旗が立っていて、そこを降りると直親の墓があります。

駐車場はありませんが、少しの間停められるスペースはありました。

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