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NHK大河ドラマ『青天を衝け』第14回ネタバレ感想 栄一と運命の主君

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いよいよ栄一と慶喜が出会う回となりました!より一層幕末編に期待が高まります。

幕府を倒すために命を投げ出すくらいなら「一橋の家臣になれ!」と円四郎から仕官するよう説得された栄一と喜作。でも、自分たちの志はあくまでも今の幕府を打倒して新しい世の中を作ることだったので、お互いに顔を見合わせながら答えに窮してしまいます。それでも、円四郎は「YES」の返事が来ることを予想して待ち構えたわけですが、栄一たちの答えはやっぱり「NO」ときたもんだw。それを聞いた円四郎の

「ん???ん・・・ん・・・??はぁっ!!???」

って反応がおかしれぇ(笑)。いやぁ、いいですねぇ、江戸っ子感ばりばりな堤真一さんの円四郎!98年の大河ドラマではとても堅い人物として描かれていたので取っつきにくい印象が強かったのですが、今回はとても親しみやすいのがいい!!堤さん自身はバリバリ関西人なのに、こうも江戸っ子がハマってしまうところがすごいと思います。

話を断ろうとする栄一たちに「とっ捕まるか仕えるかの2択しかないんだぞ!?」と改めて事の重大さを分からせようとする円四郎さん。ようやく頑固な栄一と喜作も「いったん持ち帰って検討したいと思います」と考えを軟化させたようです。
呆れたように今日は帰るよう円四郎から告げられ二人はその場を後にしようとするのですが…、その時のドタバタした行動がとても田舎者っぽくて可愛かったw。特にどっちから出ていいのかアタフタしちゃうところなんかクスっとしちゃったよ。こういうお芝居も自然で良いなと思います。きっと、当時の栄一たちもそんな感じだったんじゃないかな(いったん持ち帰って相談すると言ったのは史実らしいので)。

栄一たちが去った後、「本当のバカだ」とため息つきながら崩れ落ちる円四郎w。それでも、彼らはきっと仕官するはずだと確信めいたものがある彼は、川村に公儀の役人への返事を引き延ばすよう頼みます。「あんな強情な奴らなのにいいんですか?」と心配そうな川村に「お前が見つけてきたんだろう」とツッコむ円四郎w。でも栄一と喜作のことは彼自身も大いに興味を抱いているようです。

「色々教えてやれば、今の世を正しく理解できるようになる」

円四郎のそんな親心がちょっと泣けました。

以下、さらに第14回を見て気になったシーンもろもろネタバレあり

これまでの『青天を衝け』感想レポ

青天を衝け
青天を衝け
2021年度NHK大河ドラマ『青天を衝け』の感想レビュー

『青天を衝け』第14回 栄一と運命の主君

2021年05月16日(日)放送 NHKBSプレミアム 18:00~18:45 ほか

出演:吉沢亮、高良健吾、磯村勇斗、池田成志、石丸幹二、草彅剛、堤真一、ほか

あらすじ

栄一(吉沢 亮)と喜作(高良健吾)は、円四郎(堤 真一)から一橋家に仕官せよと迫られるが、栄一は慶喜(草彅 剛)に自らの意見を建白することを条件に出す。円四郎は遠乗り途中の慶喜に2人を対面させ、屋敷で謁見させることに成功。栄一と喜作は、一橋家に仕官することになった。一方慶喜は、薩摩藩が天皇に信頼の厚い中川宮(奥田洋平)を取り込んでいることに気づく。中川宮を問い詰め、その場にいた島津久光(池田成志)らに“天下の大愚物、天下の大悪党だ”と言い放つ。

<公式HPより引用>

宿に戻ったあと、喜作は「昨日まで幕府を倒すと言っていたのに、突然幕府に仕官するなんてありえない話だ!!」とかなり憤慨した様子。彼は「志を曲げたと後ろ指さされてしまう」というところを大いに気にしているようでした。
それを聞いた栄一はボソッと「いっそここで命を絶つか…」と呟きます。え!??焼き討ち計画失敗の時に”生きる”って泣いてたじゃないかーー!!と思ったんですが、彼の真意は違うところにありました。

「いくら潔いとか志があるとか言われようが、気位だけ高くて少しも世の役に立たないまま消えるなんて…、俺は決してそんなことしたくねぇ!」

生きてさえいれば、そのことでたとえどんなに罵倒されてもこの先の自分たちの行動で取り返せると考えていた栄一。よかった!!前向きに生きることを諦めないでいてくれて。メラメラした目で前を見据えながら決意を語る姿に惹きこまれてしまう。
喜作は「兄ぃ達になんと言う!?」と最初は反抗的でしたが、「今仕官したら逃げ惑う百姓じゃなくなるし長七郎を救い出せる手だてが見つかるかもしれない」という栄一の言葉に気持ちが変わったようです。でも、栄一自身は仕官の道が開かれたことそのものに気持ちを昂らせている様子。

「グルグルドクドクして…!!おかしれぇって気持ちだ!!」

この時の強烈な光を放つような栄一のギラついた表情がとても印象的でした。あんな顔見ちゃったら、そりゃ喜作もその気にさせられちゃうよねw。とにかく吉沢くん演じる栄一の吸引力がすごいです!

公式SNSの情報によると、栄一と喜作は実際に一橋家に仕えるかどうかを徹夜で議論したという記録が残っているそうです。それだけ彼らにとっては大きな分岐点だったということですね。
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意見をまとめた二人は改めて円四郎のもとを訪れ、仕官の道を与えてくれたことへの感謝の気持ちを伝えました。円四郎も一安心…といったところですが「一橋様に我々の考えた意見を建白したいのです」という予想外の条件を出してきたことにビビってしまうw。
この当時、庶民の立場である彼らが直接将軍に建白するなんてことは恐れ多くて誰も言い出せないことだったと思います。今だって、一般市民が直接首相に直訴なんてなかなかできないですしね(直訴してやりたいと思ってる市民は山ほどいると思うけど 苦笑)。

「ぜひとも、私たちの愚説を一橋様に建白したうえでお召し抱えということにしていただきたい!」

それが受け入れられるなら、自分たちはどんな下っ端の仕事でも喜んで引き受けると頭を下げる栄一と喜作。彼らの熱い想いに圧倒される円四郎は、栄一たちがしたためた”愚説”の文を渋々受け取って「殿にご覧いただけるよう努力しよう」と約束してくれました。普通なら破かれてもおかしくないと思うんですが…円四郎は心が広いですねぇ。それだけ彼らに興味があるということか。

ところが、そのまま立ち去ろうとした円四郎を栄一と喜作は必死に引き留め「ぜひとも直接ご拝謁を!!」と懇願。なんとしても直接慶喜に会わなければ気が済まない二人なんだよねぇ。危なっかしいけど、それだけの熱い情熱が燃やせることはなんだかちょっと羨ましい。
しかし、円四郎からすればこの申し出はまさに「あぁ!!????」以外のなにものでもない(笑)。さすがにそれは無理だと説得しても一歩も引こうとしない栄一と喜作。

あきれ返る円四郎の後ろで「おまえら、無礼にもほどがあるぞっ!!」と叩き斬りたそうな顔でメラメラしてる川村さんの表情がおかしろかったですww。

と、ここで2週間ぶりの徳川家康さんが登場!!よかった~~、またお会いできて。
今回は、いかにこのタイミングでの一橋慶喜が大変だったかを解説してくださいました。そのなかで「私はお休みさせていただきましたがね」とちょこっと挟んでくるところが可愛いw。次回も期待してます!

で、家康さん曰く「慶喜は、ピンチだったのです!!」というように…政局はかなり混沌としていました。

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参与会議で主導権を握っていたのが外様大名の立場だった薩摩。自分たちの提案を押し通すことで政治の実権を得ようとしていました。しかし、幕府側はそんな動きをけん制。我こそが政治の中心だと主張していて真っ向から参与会議に対抗している。
慶喜は参与会議のメンバーでありながら、徳川幕府の中では将軍後見職という重要な役を得ていたため複雑な立場であり、両方からの板挟み状態になってしまっていました。

その頃大きな議題となっていたのが、”横浜港を閉じるか否か”という問題。

幕府の老中・水野忠精酒井忠績が慶喜のもとを訪れ「薩摩が横浜港は閉じない方向だと言っているらしいけど、幕府としてはそれに従うわけにはいかない」と迫っていました。これを聞いた時の円四郎の「は!?」っていう反応がまたおかしれぇww。

このシーンで何やらとても良い声…イケボの方がいらっしゃるなと思ったら…外国作品の吹き替えやアニメの声優として活躍されている小山力也さんですよ!!

侍姿が実にハマっているではないですか!公式HPに寄せられてるコメントも面白いですw。

酒井忠績は松平容保が京都所司代に就く前に臨時代行として京の町の警備に力を尽くしたことがありました。1865年、江戸幕府最後の大老に就任します。

前の年には長州に屈服して鎖港(港を閉じること)せざるを得なかった幕府。今度は薩摩に開港を迫られたことで、「これ以上薩長に振り回されてたまるか!!」といった意地があるようです。しかもすでに横浜港を閉じるための準備も重ねてきているので、今更それを変えるわけにもいかないという事情もある様子。

ということで、公儀側の結論としては「港を閉じよ!」で固まっているとのこと。この、「閉じよ!」のタイミングでドヤ顔したであろう小山さんの酒井忠績でしたが…なぜか映っていたのは

「横浜鎖港」の文字だけww。小山さんが「カットアウトされちゃった」と言っていたのはこれですね。勿体ないーーー!キメ顔みたかったです。

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暫くして慶喜を訪れたのは薩摩の国父・島津久光。『西郷どん』で青木崇高くんが演じた久光が未だ記憶に新しいのですが、池田成志さんは相当な曲者という雰囲気で演じていてこちらも面白いですね。

久光は「いまさら港を閉じるなんてよか策とは思えもはん!」とこちらも頑なw。一緒に訪れていた松平春嶽伊達宗城も同意見です。慶喜や円四郎も「攘夷は無謀だ」という考えがあったので基本的には港は閉じないほうがいいと考えているようでしたが、問題は、久光の上から目線な態度です(苦笑)。

「幕府の考えは姑息な処置に過ぎない」とあざ笑っていて…あれは癇に障るよねぇww。慶喜もその態度にカチンときたようで「半年前までは攘夷と言っていた姑息な男はいったい誰であったか」と飛び切りの嫌味で切り返します(笑)。この予想外の反撃に「うっ…」となっちゃう久光さん、単純な男ですなぁw。その場は重苦し~~い雰囲気になって話は進まないまま終わってしまったようです。

と、こんな感じで慶喜さんは今、栄一たちに時間を割いている暇はないのです。円四郎が「やっぱり無理だ」と告げると分かりやすくガックリと肩を落としてしまう二人ww。しかし、栄一と喜作をこのまま失ってしまうのも彼の本意ではない。
そこで、「見ず知らずじゃなくすればいいんだ」と妙案を思いつく。一度でも遠くから姿を見てもらうために、慶喜が馬で出掛ける日時を伝えそこでアピールしてみてはどうかと。

この前振りがあって、第1話のあの、馬で駆ける慶喜一行を全速力で栄一と喜作が追いかけるシーンに繋がるわけです!ここまでの流れがとてもスムーズでいいですね!!

ちょっと懐かしい初回のシーンだけど、慶喜に訴えかけてる吉沢くん演じる栄一の目力は本当に魅力的です!あの目を見たときに、この大河への期待が一気に高まったんだよなぁ。慶喜はあの栄一の目力に惹きこまれたからこそ拝謁を許したんだろうなと改めて思いました。

それにしても、あの爆走シーンが実際にあったというのだから驚きです。吉沢くんたちも栄一たちの熱い心意気に応えるために足が血だらけになりながら激走したんだろうね。ホント、まさに熱演だった!!

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数日後、栄一と喜作は慶喜への拝謁を許され宿舎を訪れます。待たされている部屋でふと二人の目に入ったのは一枚の写真

これは実によく出来てますねぇ!!慶喜は写真を生涯の趣味としていたくらいでしたので、一橋時代の姿を映したものもいくつか残っています。

wikipediaより引用

おそらくこちらの写真を参考にしたものではないかと。草彅くんの雰囲気と本当によく似ていらっしゃる。

しかし栄一たちは写真を全く見たことがないので「異国の絵か?」と不思議そうに眺めた後「西洋かぶれが!!」と悪態ついちゃうっていうね(笑)。

そしていよいよ栄一と喜作が慶喜と直に対面する時が訪れました。二人が顔を上げても表情一つ変えずシレっとその場に座り続けている慶喜が面白いw。あれじゃ、話しだすタイミングが掴みづらいよねぇ(笑)。
それでも栄一は果敢にまずは自己紹介から切り出そうとしますが、円四郎から「意見書も提出済みだから名乗りはいい」と弾かれてしまったw。そして「殿は時間がないから簡潔に申し上げよ」と釘をさす円四郎。栄一の話は熱を帯びると長くなりがちだからねww。

 まず栄一は「幕府の命は積み重ねた卵のように危うく、いつ崩れてもおかしくはない」と切り出し、側用人でその場にいた猪飼勝三郎はギョッとしてしまうw。それを目撃した円四郎が苦笑いしながら「まぁ、もうちょっと堪えて聞いてやって」みたいな表情してたのが面白かったw。

その後も滔々と幕府への非難の言葉を淀みなくギラギラした眼差しで訴え続ける栄一。幕府を支持すれば御三卿の一橋ですら潰れてしまうかもしれない、とまで言い切るのがすごい。さすがに猪飼さんも焦って口出ししようとしますが、慶喜は彼に「出かける支度をせよ」と告げてその場を下がらせました。つまり慶喜は、栄一の話に耳を傾ける意志があったということだと思います(ほぼ無表情で何を考えてるか分からないんですがw)。

喜作は栄一に続いて「私たちが建白したいのは、一橋家そのものを盛り上げることです!」と訴えます。栄一も「我々のような志士を集めることが急務である」と熱を帯びてくる。栄一たちは

「天下を乱そうとする者たちをいっそ家臣に取り立ててしまえばいい。そうすることで一橋家が生き生きとするはずだ」

と訴え続ける。すごい突飛な考え方だなと思いましたが、慶喜は「ふぅん…」と小さく呟くだけで特に表情が変わった様子がない。このあたりの草彅くんの飄々とした芝居がクセがあってとても面白いです。

ついには拳を振りかざしながら「一橋を成敗するという流れがきたならば、やむを得ない!やっちまいましょうっ!!!」と物騒なことを熱弁しだす栄一(笑)。円四郎は「また余計なことを言い出したよ…」とさすがにハラハラし出した様子でしたが、そんな姿は栄一にはもう目に入りません。暴走列車のように

「国の為なら戦も仕方ねぇ!その時こそ、この一橋が天下を治めるのです!!」

と大大熱弁!!!いやぁ~~、吉沢くんのセリフの力が非常に強力でしたねぇ!ブラボー!あんなにまくし立ててるのに、ちゃんと栄一の意思が明確に伝わってきた。

ところが、慶喜の反応はというと「…」とほぼ無に近い状態(笑)。その姿を目の当たりにして我に返った栄一が急にシュンとなって小さくなるのがめちゃめちゃ可愛かった(特に自分の顔を叩く仕草が最高w)。
それでも、栄一は「天子様の勅命を退け大名たちに背中を見せることだけはしないで欲しい」と訴える。神のような存在だった水戸烈公の息子である慶喜には、大きな存在でいてほしいという栄一の訴えは慶喜に届いているのかどうかよく分からない。ただ「うーーん…」と呟いただけでしたからねぇ(汗)。本当にあの掴みどころのない感じがもどかしいw。そして…

「話は終わったようだ。出るぞ」

とだけ告げてシレっとその場を去ってしまう。栄一と喜作は全く自分たちの想いが届かなかったのかと狼狽えてその場に固まるしかなかった。

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円四郎が慶喜に時間を作ってもらったことの礼を告げると、「目新しい意見はなかった」とつれない回答が返ってくる(苦笑)。栄一たちがこれ聞かないでよかったよ~。円四郎は「まだ未熟で無作法だから」と栄一たちのことをフォローしますが、それに対して慶喜は円四郎との初めての出会いのことを思い出したと告げ「あの時ほどには驚かなかったぞ」と微笑みます。

 「あの時」とは、円四郎がご飯のよそぎ方が分からずに山盛りに詰め込んで「へい、お待ち!」って差し出した時のことです(笑)。慶喜にとってはその時のインパクトのほうが大きかったようですが、それだけ円四郎のことを心から信頼してるってことの証でもあるんですよね。そんな二人の関係性にちょっとホッコリしてしまいました(栄一たちには申し訳ないけどw)。

二条城へ戻ると告げ立ち去ろうとした慶喜に、円四郎は栄一たちの処遇をどうするか尋ねます。すると、ふと立ち止まる慶喜…。

栄一たちのもとに戻ってきた円四郎は、彼らに現在「横浜鎖港」の話が持ち上がっていることを告げます。そのために幕吏が異国に施設を送ったと聞いた二人は憤慨しますが、円四郎は「俺だって最初は攘夷だったぜ」と苦笑いしながら衝撃的なことを告げます。

「俺が思うに、この古臭い攘夷って考えはこの世から消える!これからは異国を追い払うのではなく、日本国を国としてきっちり談判するんだ」

そう告げたうえで、厄介な浪士たちと向き合いながらも必死に国を守ろうとしているのが幕府、すなわち御公儀であると説明。「徳川の直参なめんなよ、このやろう!!」ってつい江戸弁が飛び出しちゃう円四郎がおかしれぇw。
この時二人は初めて、慶喜が様々な意見の者たちと対峙しながら一歩も後引かず立ち向かっていたことを知らされます。自分たちの知らない情報が次々と飛び出したことで栄一も喜作も動揺を隠し切れない様子でした。

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そんな彼らの様子に満足した円四郎は、一橋家家臣の証であるを差し出します。

 「この先は一橋のためにきっちり働けよ!」

慶喜は、栄一と喜作を召し抱えることを了承してくれたようですね。おそらくそれには円四郎が世の中の現状を理解させることという条件も含んでいたとは思いますが。とりあえずこれで追われる身ではなくなったのでよかった。

宿に戻った後、喜作は円四郎の言葉に感銘を受けたようで「俄然一橋様に興味がわいてきた!」と興奮を抑えきれない様子。しかし栄一は珍しく何も語らず黙って座り込んでしまっていました。どうしたのかと尋ねられた栄一は戸惑ったような笑いを浮かべながら「目から鱗が落ちたような気持だった」とポツリと答える。

「天子様というのはたしかにこの京にいて、皆がここに集まって政をしている。その真ん中にいるのが一橋様だ…。なんつうか、グルグルもするが…ゾッともする」

意気込んで京へ入ったものの、政からは遠い立場にいた栄一たち。しかし、円四郎と会い政の中枢の立場にいる慶喜と直に対面したことで現実を実感した。自分たちがその渦に巻き込まれていく予感がして急に怖くなったのかもしれません。それまでは政からは遠く離れた百姓の身分だったからなおさらだったろうね。

続きは次のページで。

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