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新木曜劇場ドラマ『波うららかに、めおと日和』第4話ネタバレ原作比較感想

ドラマの感想に行く前に…ひとつご報告を。

実は、放送前に公式SNSでやっていたプレゼント企画に応募したところ、なんと、当選しました!!!リポストした人から選ぶって形式だったのでその数を見てみると1300前後。当選者はたったの5名。絶対当たらないだろうなと思いつつ、ドラマ応援の意味もあって応募。まさかそれが当選に結びつくなんて思いもよりませんでした!!奇跡!!!!始まる前から応援してた気持ちが届いたのかしら・・・なんてw。

本当に可愛らしい素敵なお箸で、もったいなくて暫く使えない~~。コレクション棚で奇跡のありがたみをじっくり噛みしめようと思います。フジテレビさん、本当にありがとうございました。原作同様本当に大好きなドラマなので最終回まで熱烈応援しながら見たいと思います。

さて今回は放送前にトークショー配信がありましたね。実はこれも応募してたのですが、さすがに狭き門すぎて外れました(笑)。仕方ないやと諦めていたら、インスタ配信してくださって!!なんという神対応

小関くんの話の回し方が巧すぎて思わず拍手ですよ。響矢くんは天然可愛いし、彩ちゃんもキュートだし、色々と最高でしたね。個人的には小関くんにちょいちょい抱きついてしまう響矢くんが可愛らしすぎて萌え倒れそうでした(笑)。

以下、原作とも比べながらのドラマ中心のネタバレ感想

第1話からの感想レポはこちら

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ドラマ『波うららかに、めおと日和』第4話

公式あらすじ(引用・抜粋)

2025年5月15日(木)放送

江端なつ美(芳根京子)は、海軍士官の妻の集まりである「花筏の会」に参加する。準備に慣れていないなつ美は会長に叱責されるが、芳森芙美子(山本舞香)が助け舟を出す。会長の姪である芙美子は独身で、タイピストとして活躍していた。

会に参加したなつ美は夫・瀧昌(本田響矢)の過去を知ることも大事だと言われ、瀧昌の過去が気になってしまう。そんな折、芙美子が江端家を訪ねてくる。芙美子の提案で、二人は一緒にライスカレーを作ることに。料理の最中、なつ美は瀧昌の過去についての悩みを芙美子に打ち明ける。それを聞いた芙美子は、母屋で暮らす柴原郁子(和久井映見)をライスカレーの席に誘う。芙美子の後押しで、思い切って瀧昌のことを郁子に尋ねるなつ美。しかし郁子も瀧昌が柴原家に来る前のことは知らなかった。

原作漫画は第3巻20-21話~第4巻27話途中まで。

※本放送時は人気のため紙版の欠品が出ているようなので、確実に読むには電子がおススメ

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ドラマ感想(原作比較あり)

前回の続きで、なつ美はド緊張の「花筏の会」に列席。芙美子の伯母である光子への挨拶も何とか無事にこなすことができました。光子さんはとっかかりは怖いおばさんっぽいのですが、ネチネチと嫌味で追い込むようなタイプの人ではありませんでしたね。ちゃんと認めるところは認めてくれるところがいい。原作通りのキャラでホッとした。そのあとの芙美子さんの適切なアドバイスも素敵。山本舞香さん、ほんっとに原作とそっくりで全く違和感なくてビックリする。

「花筏の会」の本来の目的は”お見合い相手のお嬢様を見つけること”。あの時代は自由恋愛よりも親や親戚が決めた相手と結婚するというのが一般的だったそうですからね。現代とは全く価値観が違う時代なので、芙美子のような自分の仕事に誇りをもっている女性にとっては生きにくかったと思います。
芙美子は見合い相手を選別されてしまう危機感を感じ、それを避けるためにある人物の名前をシレっと出してきます。それが「深見中尉」。瀧昌をいつもからかってるクール男子。芙美子は彼の名前だけ知っていたようですが、それを聞いた奥様方は「芙美子さんより若い相手の方がいいのでは」とそっちの話でもちきりになる。名前が出ただけで話題の中心になる深見くんってスゴッ(笑)。なつ美は芙美子が自分から話題を逸らすためにわざと彼女が「深見」の名前を出したことを知って感心してしまう。さすがクールビューティ・芙美子だよ。頭の切れ方が冴えわたっててカッコいい。ここまでも原作通り。

芙美子が名前を出したことで深見がくしゃみをしながら「また誰かが噂してるのかも」とニンマリするのはドラマオリジナル演出で面白かったw。まさか奥様方のネタに使われているとは思ってないだろうからねぇ(笑)。このシーンでの活弁士・生瀬さんによる”エム”の解説の後の「うらやましぃ~~」という一言が面白くて思わず吹いたww。今回もホントいいお仕事されてます!
瀧昌は深見に好きな人はいないのかと尋ねますが、「恋心は邪魔だ」と一蹴されてしまう。結婚には夢を持っていないからと淡々と語る深見君がなんだかちょっと切なかったな…。でもあの時代の男性はそう思ってる人多かったかもしれない。ちなみにこれと似たセリフは原作にも出てきていますが、喋ってる相手が違います。次回以降どうなっていくのか気になるところ。

「花筏の会」が佳境になったとき(机の上にはお見合い写真が開かれまくって奥様達が盛り上がってるの面白かったw)、参加者の一人だった潤子はなつ美に「もっと自分で情報収集しなければだめよ」と苦言を呈す。彼女は意味深なことを口走りますが、なつ美にそれを教えることはありませんでした。ここがドラマと原作の違うところ。あれはカットしたのかな~とこの時は思いながら見てました。まさかあのように登場させるとは…!
潤子はなつ美に「夫の過去をもっと知ったほうがいい」と強めにアドバイスする。瀧昌の気持ちを慮るあまり深く事情を聞けなかったなつ美は悩んでしまう…。けっこう厳しい物言いだけど、あの時代は潤子の言うことも一理あるかもしれないなと思った。

数日後、「花筏の会」の準備を手伝ってくれたお礼をしたいと芙美子がなつ美の家を訪ねてきた。しかも料理の材料まで携えて…芙美子さん、見た目はクールだけどめっちゃ良い人で萌えるんだよねぇ。彼女はなつ美が潤子の言葉を聞いて落ち込んでしまった様子を陰から見て知ってたので気遣って来てくれた。その思いやりにほっこり心が温かくなるよ。
それにしても芳根ちゃんの女給姿はめっぽう可愛らしい!!なんか朝ドラ『べっぴんさん』を思い出しちゃったよ。個人的にあの朝ドラは後半の失速が痛いなという思い出が強いんだけど(汗)、芳根さんのピュアな可愛さは終始際立ってたからねぇ。

なつ美は芙美子に”夫の過去を知ったほうがいいのか悩んでいる”ことを打ち明けると、作ったばかりのカレーを持参して郁子の元に彼女と一緒に訪れる。郁子さんはそのカレーに”隠し味”のチョコレートを入れてコクを出したというエピソードは原作にもあるけどホッコリしてて好き。
芙美子は「なつ美さんがどうしても聞きたいことがあるそうで」と郁子に切り出して助け舟をくれる。なつ美に向ける視線が優しいのもいい!!

なつ美は思い切って瀧昌の過去について質問しますが、郁子は殆ど彼のことを知らなかった。それでも「瀧君なら話せばちゃんと受け入れてくれるわよ」と優しく諭す郁子さんが素敵だしとても癒されます・・・。和久井さんのお芝居、見ていてものすごい安心感があるんですよね。個人的には朝ドラ「ちりとてちん」の糸子さんがちょいちょい蘇ってくる。
眠ってしまったなつ美の頭をそっと撫でながら瀧昌への不安を芙美子に打ち明けるシーンも本当にグッときました。瀧昌のこともなつ美のことも娘や息子のように大切に思ってる気持ちがこれでもかというほど伝わってくる。郁子は子供に恵まれなかっただけに二人への愛情はとても深いのでしょう。なつ美は薄目をあけてこの話を聞き一人そっと涙しました…。あの時彼女の中で瀧昌をもっと知りたいという気持ちが膨らんだのかもね。

「花筏の会」から郁子が静かに語るシーンまでの一連は原作とほぼ同じです。違うのは、なつ美が不安に思っていることの内容郁子への質問の内容くらい。でもちゃんと漫画の雰囲気はキープしてるし、ドラマならではのエピソードは見ていて伝わりやすくジーンとくるところも多かったのでとても良かったです。こういう繋げ方も全然ありだなと、私としてはオールOK。

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郁子の話を耳にして以来考え事が増えたなつ美のもとに、幼馴染の瀬田と妹のふゆ子が訪ねてきました。ナイスタイミングーー!!
ふゆ子はなつ美と瀧昌の”愛の家”に招かれてテンションMAXでしたが、瀬田くんはというと非常に複雑な心境のようでw。鬱々としながら部屋に入ってきた瀬田くんが鴨居に思い切り頭ぶつけたの、めっちゃ可愛くて萌えたww。あのぶつけ方、小宮君巧かったなぁ~!実に自然。そのあとの「つらぁ~~~」のセリフ回しも最高だった!!!なんか思わず応援したくなっちゃったよ。

居たたまれなくなって外の空気を吸ってくると玄関へ行きブツブツ一人で愚痴る瀬田。そのタイミングでにっこにこな瀧昌が帰宅(笑)。この前まで「ふやけた顔は見せられない」なんて自制してたのに、あんな気持ちダダ洩れな笑顔の瀧昌・・・

可愛すぎるだろーーーwww!!!!

でも彼にしてみたら急転直下、目の前に”知らない男性”がいるわけですからね。不審者だと勘違いしてしまうのも無理はない。ということで、間髪入れずに背負い投げぇ~~~~(IKKOさん風にww)、からのなつ美の元へ決死の救出へ・・・のはずが、今には”知らない女性”が呑気にお団子食べてる光景(笑)。瀧昌の頭の中はもう何が何やら大混乱ww。そこへ(当たり前だけどw)平穏無事ななつ美が現れて、瀧昌撃沈(笑)。

ここ、原作でもほぼ同じ流れのシーンになってるのですが(原作では瀬田くんがボロボロ状態で家に入ってくるところもあるので要チェックw)、そのまま再現してくれたのすごく嬉しかったですねぇ。瀧昌を演じてる響矢くんのコロコロと感情が変わっていく表情が非常にマンガ的でほんっとに面白かった…っていうか…

可愛すぎて萌えたっっ(笑)!!!!響矢くんの瀧昌は週に一度の私の最高の癒し~~。

ようやく落ち着いて(?)瀧昌と瀬田は向かい合うわけですが…、お互いに嫉妬心を隠すことなどできるわけもなく会話がめちゃめちゃスリリングな展開にww。瀧昌の「妻が」をやたら強調するところとか、瀬田が「お忙しいようで」と瀧昌にチクチク嫌味を込めるところとか、もう本当に原作そのまま(笑)。響矢くんと小宮くんのセリフ回しも実に面白くて最高すぎたっ!!
このシーンで面白いのは、後ろでお茶を入れているなつ美が「瀬田くん、ズルい!!!」と嫉妬してしまう展開(笑)。王道パターンだとこの場合は女子が”けんかをやめて~”みたいになりがちですけど、この作品はそもそも主人公二人が恋愛に関して”超ウブ”なので自分の気持ちだけでいっぱいいっぱいになっちゃう。なつ美の場合は瀬田が瀧昌とすぐに打ち解けて会話ができてる(ように彼女には見えるだけですがww)ことが悔しくてたまらないんですよね。

瀧昌と瀬田はなつ美の妄想とは真逆の関係で、お互いにライバル心剥き出しにバッチバチになってる(笑)。あの二人で笑うシーンとかも最高すぎたww。なつ美としてはまさか自分を巡って男二人が嫉妬を燃やしてるなんて夢にも思ってないので、思考としては終始”瀬田くんは瀧昌と普通に語ることができてズルい”になり予想外の奇妙な三角関係状態に(笑)。
なつ美は瀬田くんに(間違った)嫉妬をしてるのでわざと苦すぎるお茶を出しちゃう。でもそれが瀧昌にとっては”幼馴染ならではの打ち解けた光景”に見えてしまってさらに嫉妬という悪循環w。さらに着替えてきたらと促された瀧昌が「瀬田と二人きりになってさらに親密な雰囲気になるのは嫌だ」と思い込んでそれを拒んだのに対し、なつ美が「瀧昌は瀬田くんともっと仲良く話したいから留まるのでは」と勘違いしまくってるすれ違いなんかはコントそのものww。二人とも気持ちを素直に打ち明けられない質だからこうなっちゃうんだけど、見てる方としては面白くて可愛くて萌しかありませんwww。

なつ美が瀬田くんに膨れっ面を見せて無言の抗議をしている光景は、瀧昌にとっては”じゃれ合ってる”ようにしか見えない(笑)。うん、あれは・・・そう見えても仕方ないよねww。なつ美の無意識の振り回しっぷりに瀧昌がだんだん気の毒になってきちゃったよ~。
で、ついに耐えられなくなって思わず彼女の腕を掴むのですが…不器用なのでその後の言葉が続かない。必死に考えて慌ててポケットの中からキャラメルを取り出して差し出す瀧昌。このシーンの時、響矢くんがテンぱりまくってポケットから出そうとした時にキャラメルが1個弾け飛んでたのは普通にハプニングっぽかった(笑)。あの映像を使ったスタッフさんたちナイスプレーですw。っていうか、あれを計算でやってたら響矢くん、すごすぎww。

ちなみに原作では2巻のオマケのところで、瀧昌がなつ美の好みを聞く場面が描かれています。その時に彼女が「キャラメルが大好き」ということを知った彼は、こっそりとキャラメルを大量に持ち帰ってるんですよねw。これ、あとから代金請求されるらしくて・・・深見くんから「なんでそんな大量に買ったんだ?」とニマニマからイジられてるっていうのがめっちゃ可愛くて萌えでした(笑)。

キャラメルをもらったなつ美は嬉しくて満面の笑みを浮かべる。その表情に気づいてしまった瀬田は「俺が旦那さんと話してたのが気に食わなかったんだろう」と図星を突いてきてなつ美は動揺。この時瀧昌は着替えるために席を外してしまっていたので二人の会話を聞くことができなかった。
いやでも、わかるよ、あの焦る気持ち。たとえ内容がどうであれ、なつ美と瀬田は幼馴染だし、彼には入り込めない領域みたいなものを感じずにはいられなかったよね。嫉妬というよりも動揺が募ってく想いが伝わってきて逆に切なくなってしまった。

瀬田とふゆ子が帰宅した後、片付けをしていたなつ美に「キャラメルを渡した後二人きりで何を話していたんですか?」と迫る瀧昌。ちゃぶ台にドンと手をついてなつ美を囲ってしまうこの場面は原作通りなのですが、SNSでは「ちゃぶドン」と命名されていて吹きましたww。なるほどねぇ~。
突然の瀧昌の只ならぬ積極的な行動に動揺してしまうなつ美。ここで彼は「言って!!」と初めて敬語ではなくため口でなつ美に迫るのがいいんですよ~。瀧昌としては自分以外の男性と親密な話で盛り上がってるという妄想に追い詰められてしまってるから思わず本音が出る。

なつ美は恐る恐る正直に瀬田から”図星”を突かれたことを告白。彼女としては瀧昌にあのときの態度を叱られると覚悟してるので怯えちゃってて(汗)。でも瀧昌はあまりにも予想外の答えが返ってきたから動揺しちゃうという、ねww。もう可愛すぎかっ!二人ともっ!!
ホッとしすぎた瀧昌は「かっこわりぃ…」と崩れ落ちながら自己嫌悪。この時の響矢くんの表情がこれまた実に良い!!厳しい顔から情けない表情への落差の芝居が最高だわ。そして瀧昌は敬語ではなく本音でなつ美に懇願。

「あまり他の男と仲良くしないで…」

そう告げた後の表情は原作では少しほっこりしたコミカル風味で描かれていましたが、ドラマではどこか切なくて繊細で…思わずウルッときちゃったよ。ドラマではこの時点でまだ瀧昌は自分の過去を語ってなかったからな…。彼が心の底で抱える孤独がチラチラ垣間見えて胸が痛くなった。そのあとのなつ美の「はい」という返答と瀧昌の「…うん」という返しの雰囲気も優しさに溢れていて感動的でした。
ちなみに原作ではこのあとなつ美と瀧昌は「瀬田くんには悪いことをしたから一度ちゃんと謝りに行かないとね」と話し合っています(←結果的に二人から嫉妬の感情ぶつけられてたからね  笑)。

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この後の展開は原作の流れとは違うものになってましたね。瀧昌が寝落ちする前に二人で向かい合って「久しぶりに会えたからせめて手だけでも握りたい」と悶々としながら結局できずじまいって展開はカットになってたw。

っていうか、ちょっと寝相が悪い響矢くん瀧昌の可愛さ、最高かっww!!!

さらに原作にもあったお互いの顔ぷにぷにシーンまで再現されるとはっ!!いやもう、芳根ちゃんも響矢くんも可愛すぎて”萌”しかなかったですわww。最高の癒しシーンでございました。このあと瀧昌が初めて”幸せ”を実感するモノローグも感動的だったな。なつ美と出会う前の彼はどこか心を閉じたところがあったようですからなおさら沁みます…(涙)。
唯一ちょっと残念と思ったのが、ドラマではまだ初夜を済ませていないが故に寝ている時の距離がまだ開いていることです。原作ではなつ美が瀧昌の背中にピタリと寄り添って、瀧昌がそれを抱きしめるというシーンがあるのでね。でも後々そういうのも見られると信じて待ってますw。

夜が更けた頃、瀧昌は眠れず一人縁側へ。彼はなつ美といる幸せを実感していたけれど、彼女に心の負担をかけてしまっているのではという罪悪感も同時に感じていました…。そこへなつ美が起きてくるわけですが、瀧昌は複雑な気持ちをそのまま彼女にぶつけてしまった。

「俺と結婚しないほうがよかったかもしれませんね。俺といると、あなたに寂しい想いばかりさせてしまう。他の人と結婚したほうが幸せだったんじゃないかって…」

本音ではなつ美といつまでも一緒にいたい気持ちが強いのに、自分への罪悪感から彼女を遠ざけるようなことを言ってしまった瀧昌が切なくて苦しい…。これまでの生活の中で幸せを見出していたけれど、なつ美の涙や瀬田からの言葉が頭から離れなくてあんなことを言っちゃったんだろうな…。なつ美のことが大好きすぎるからこその不器用な瀧昌の言葉が辛かったよ(涙)。
それに対してなつ美は、瀧昌と結婚していなかったらということも考えたと告げる。その言葉に泣き出しそうな顔になっちゃってる瀧昌…(涙)。でもなつ美は「それは有り得ません」とはっきり否定してくれた。

「瀧昌さまと結婚してる”今”しか考えられません」

まっすぐでひたむきで純粋な愛を向けてくれるなつ美。芳根ちゃんの凛とした視線が力強い。瀧昌のことを100%信じてる気持ちが伝わってきてグッときたよ(涙)。「一緒に背負いたい」と言ってくれた彼女だからこそ、瀧昌は自らの過去を語る気持ちになれたのかなと思いました。
瀧昌がなつ美に幼少期を語るのは原作だと彼の髪の毛を切った後なので、前回その部分がなかったことに少し違和感があったのですが・・・こういう風に持ってきたのかと納得!!めちゃめちゃ良いシーンになってた。

瀧昌は、父親が亡くなった原因は曖昧にしながら過去を語る。ドラマでは母親が後を追うように亡くなったあとすぐに親戚の家で酷い体験をしたシーンが出てきましたが、原作ではその前に郁子の夫である柴原が彼の元を訪ねて「援助したい」と告げる場面があります。瀧昌は心が揺れましたが、甘えるわけにはいかないと断って親戚の家に身を寄せる決意をした事情がありました。
瀧昌は親戚の家で邪険に扱われていましたが、近所からも好奇の目や冷ややかな視線を浴びまくってとても孤独で辛い体験をしています(ドラマでは描かれていませんでしたが)。

その後親戚の不正を悟った瀧昌は、大暴れをしたあと柴原夫妻の元へ身を寄せる決意をしたわけです。なつ美はその話を聞いて「ありえない!!」と激怒する。たとえ過去の話とは言え、大切な愛する瀧昌を傷つける存在がいたということが彼女には耐えられなかった。その時の

「足の小指を箪笥の角にぶつける一生を送ればいい、それより犬の糞を踏む一生を…!!」

というなつ美の台詞はちょっとクスッとなりましたけどね(笑)。
瀧昌はなつ美が自分のために本気で怒り心頭の気持ちになっている姿を見て思わず笑みを漏らしてしまう。

「知りませんでしたよ、誰かが怒ってくれるとこんなにスッキリするんですね。なつ美さんに話せてよかったです」

このセリフは思わず泣きましたよ…(涙)。瀧昌は過去のことはもう終わったことだと割り切ったつもりでいたけれど、本当は気持ちの奥底では消えていなくて…。それが彼が時々垣間見せる孤独だったのかなって思った。なつ美が瀧昌の心の傷の原因となっていたものに本気で向き合ってくれたことで、やっと本当の意味で救われたんじゃないかな。目を潤ませながら優しく微笑む響矢くんのお芝居と、愛しそうに彼を見つめ涙ぐむ芳根ちゃんのお芝居がもう極上に良すぎてボロ泣きしてしまったよ…(涙)。そのあとの芳根ちゃんの涙にももらい泣き…。その涙を優しく拭う響矢くんのお芝居にももらい泣き…。ほんと良いシーンだった…!!
ただ…、せっかく素敵な場面だったのに星空のシーンがかなりチー〇に見えちゃったのが惜しい~~。色々と大変な過渡期にある局ですから…予〇…の問題とかあるんだろうかと勘繰ってしまう(汗)。

翌朝の二人、いつもと同じ光景なのに違う空気を感じた。明らかに心の距離が縮まってるのをすごい肌で感じた。芳根ちゃんと響矢くんのお芝居が本当に良い!!お団子のエピソードは原作では瀬田とふゆ子が帰った後に出てくるのですが、ドラマ版のタイミングもめっちゃありだな~~とほのぼのしながら見ちゃいました。
1串きりの餡団子を二人でどうやって食べようかお互いに妄想するシーンは相変わらずもどかしくて可愛らしい(笑)。心の距離は確実に縮まってるけど、お互いに”嫌われたくない”という気持ちが強すぎてまだ言葉にするのが難しかったりするんですよねw。でもその気持ちはすごくよく分かるよ。

そしてまた別れの時。いつものようになつ美に送り出される瀧昌でしたが、彼女が自分の姿が見えなくなるまで見送ってくれていると知ると動揺。申し訳ないからもう家に入っていてと告げる瀧昌に「分りました」と一度は門の中に入るなつ美でしたが、やはりどうしても気になって見に行ってしまう。彼も彼女が気になって振り向いてて…、お互いに後ろ髪惹かれるような気持であの瞬間を迎えてるんだなと思うとすごく切なかったです。時代が時代だけになおさらね…。これでは埒が明かないと微笑み合う二人が尊くてグッときちゃった(涙)。

数週間後、瀧昌はなつ美から届いたツーショット写真を見ながら彼女に「届いた」ことを報告する手紙を書いていた。一生懸命書くことを考えてペンをとってるのがなんとも愛らしい。ちなみにこのシーンは4巻末のオマケでちょこっと触れられてますね(原作では深見君も出てきてるw)。
一方なつ美は街中ですれ違った潤子から不穏な話を聞く。

「沈んだの…、嵐の大波で船が横転して沈んだの…!」

あぁ、ここでその話を挟んでくるとは…!!原作では全く違うタイミングで出てくるエピソードなので、カットされたのかなと思いきや…。予告映像もかなり不穏でしたよねぇ。どうやって繋いでいくのか、次回も見逃せない。

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