NHKのお昼時に放送している『旅ラジ』の栃木県からの放送ゲストに村上新悟さんが出演されました。
本来は生放送されるはずでしたが、当日はまさかの…というか、安定のとでもいうべきか(笑)台風来襲で気象ニュースが優先されたために録音放送となってしまいました😅。トーク会場も屋外での収録ができなくなり屋内収録に変更されてしまったのだとか。村上さんの雨男伝説はここ最近なりを潜めていたと思っていたのですが、再び発動したようですね😜。
公開番組だったので無料の観覧も募集していたのですが、今回もお知らせがかなり間近だったため交通費を捻出できず断念(苦笑)。しかもウィークデーだったのであきらめたファンの方も多いのではないでしょうか。今年は生の村上さんに会うためのハードルが異様に高い😓。
以下、ラジオを聞いてのレポと感想です。
旅するラジオ『旅ラジ』 栃木県小山市
2017年7月4日(火)午後12:30~12:55収録 NHKラジオ第一
※放送日は7月7日(金)
於.小山市立中央公民館 地下1階視聴覚室
ゲスト:村上新悟 ふるさとへの想い
アナウンサー:礒野佑子
ラジオ実況によると、村上さんは後方の扉から登場してマイクのある前方ステージ(?)にやってきたようでした。到着するなり「皆さんこんにちはぁ~、村上新悟で~す」といつものようにほわッとご挨拶。あぁ、村上さんらしいなと聞いた瞬間ちょっとホッとしましたw。そしてお約束のごとくさっそく磯野アナから「良い声ですよねぇ」と感動されて照れるっていう流れにまた笑ってしまった😄。
小山市に来たのは正月に帰ってきて以来約半年ぶりだったそうです。
当日の服装
この日の村上さんの服装については磯野アナが懇切丁寧にお知らせしてくれることに(笑)。ラジオだとこういう解説がつくからありがたいです。が、収録前に事務所さんが村上さんの写真をSNSにアップしてくれてたから知ってたんですけどね😜。
残念ながら生放送ではなくなってしまいましたが、「旅ラジ!」収録会場前での1枚です。#村上新悟 #高岡事務所 pic.twitter.com/MwzehAnLms
— 高岡事務所公式 (@TakaokaOffice) July 4, 2017
説明聞いてるときに「はい」と相槌を打ってたんですが、この時どんな表情してたのか気になってしまったw。磯野アナから「こんな爽やかな村上さん、皆さんいかがですか?」と聞かれたら会場からは盛大な拍手の音がww。「ありがとうございまぁす」とその美声からも上機嫌さが伝わってきました😁。でも恥ずかしかったのか「ただまぁ、髭生えてますけどね」と照れ隠しコメントをする新悟くん、そんなとこが可愛いよw。どうやら役作りでこの時髭を伸ばしていた様子。
ちなみにこの時伸ばしていた髭姿がちょっと後のフジ系ドラマで登場。これのためだけに伸ばしていたのかは定かじゃありません。最初は時代劇系かなと思ったんですがそうじゃなかった?
ふるさと小山について
今回小山入りしたのは収録の前日だったそうで、帰った時は毎回2つ年上のお兄様のところに泊めてもらうのだそう。小山市で育ったのは5歳から21歳までということです。
21歳の時に小山を出てしまったので、思井川沿いに桜並木が植えられたことを知らなかったという村上さん、ぜひ春に訪れてみてみたいと語ってました。
小山評定について
昨年の大河ドラマ『真田丸』では直江兼続を演じてたということで、小山との繋がりについてのトーク。上杉討伐に向かっていた徳川家康が石田三成挙兵の知らせを受けたのがこの小山で、そこで評定を開き反転して三成の方へ向かい関ヶ原の戦いが勃発したという歴史があります。これがいわゆる小山評定。
兼続を演じた村上さん的にはどう思いますか?と聞かれると…
「故郷ですけど、非常に複雑な気持ちを抱いてましてね(笑)。上杉軍は迎え撃つ気満々で負ける気もしなかったんでw、小山で西に戻っちゃったのでどうする?って😅。結果的に追いかけることをしなくて東軍が勝利してしまい最終的に米沢30万石に減らされてっていう話になってしまいましたからねぇ(苦笑)」
まぁ、まるでその場で体験したかのように生き生きと兼続の心境を語る村上さん😁。やっぱり体の中にまだ息づいているんだなぁって改めて思いました。磯野アナも「表情が直江兼続でした!」と感嘆してましたし(笑)。「迎え撃つ気満々だったんですよ(ドヤ)」って最後までニマニマしてる様子がラジオからも伝わってきたよ😜。
ここまで熱く語りながらも、子供の頃はこういう歴史的場所があるというのは「まったく知らなかったですよww」と笑ってごまかすシンゴムラカミ😂。「僕どっちかっていうと理系だったんで、歴史得意じゃなかったんで」とタジタジ(笑)。子供の頃は歴史的場所だということを知らずにその付近で遊んでたそうです。
ちなみに遊んでた場所は通っていた小学校の近くにある公演が多かったそう。色々固有名詞が出てきましたが、言ってるうちに不安になってきたのか「すーごいマニアックな話ししてますよね、これ」としまいには笑ってごまかす新悟くんがおもろかった😆。それに対し磯野アナが「ファンの皆さんにとっては聖地になりますよ」とツッコミ入れると「何もないですよ~」とカラカラ笑ってましたw。ファンには何でもない場所もその人と関わりがある時点で”聖地”になるんだよ、新悟くん😁。
少年時代の思ひ出
どんな少年時代だったか聞かれると「伸び伸びと元気にやってたんじゃないですかぁ?」と村上さん。公園で缶蹴りやかくれんぼや鬼ごっこなどをして走り回る子供らしい子供時代を過ごしたそう。
将来の夢はあったのか質問されると
「うち母子家庭で早く親を楽にしたいという想いがあったので、夢というよりも早く就職して母に楽をさせたいなと」
と答えてましたね。女手一つで男の子を二人育てるのは大変だったと思いますが、新悟少年はそんな母の姿をしっかり見ていたんだなぁと。村上さんの人を思いやる優しい心はこういう環境の中から生まれたんだろうなと思いました。夢よりもお母様を支えたい気持ちが強かったという現実的な気持ちだったと語ったのが非常に印象的でした。
「その割には親孝行全くしなかったんですけどね、結果的に」と最後は落としてましたけど(笑)。
小山高専の思ひ出
小山高専に入るきっかけになったのは、中学時代の仲が良かった先輩がそこ(電子制御科)に進学したからというのがあったそうです。これは初耳かも。あとは高専に行けば手に職がつくしということで、これはちょこちょこ話題に出てきますね。
小山高専は首席で卒業したという話題が出てくると「それはたまたまですよ!」とやっぱり謙遜しまくる村上さん(笑)。
「ぼく要領が良かっただけで、他にもすごい専門知識持ってる人がいるんで。僕はそういう方たちから良いところをちょっとずつ摘まんでww最終的に成績だけはよかったっていう」
と事情説明をするとオーディエンスからの笑い声がちょこっと聞こえてきましたw。いやいやでも、その、良いところを摘まんでっていう才能もなかなかすごいんじゃないかな😃。大事な要点が分かっていてこそですからね。やっぱりすごく頑張って勉強したんだろうなって思います。「すごいですね!」と磯野アナから褒められると「いやいやいや…」とやっぱりちょっと答えづらそうに恐縮しちゃう村上さん、変わらないなぁ😛。
アルバイトの思ひ出
小山高専時代、小山にある遊園地(今はもう存在してませんが)でプールの監視員バイトをしていたという村上さん。ロボコンのときにも言ってましたな。この当時、関東では「おやぁまゆぅえんちぃ~♪」っていうCMがバリバリ流れてたのでww私も名前だけはよく知ってます😉。で、なぜプールの監視員を選んだのか聞かれると
「それはもちろん、水着の女性を見たいからですよぉww」
とNHKであるにも関わらず堂々と下心を認めるシンゴムラカミwwww。オーディエンス側からも盛大な笑い声が聞こえてきましたがな(笑)。しかしこの当時のプール監視員のバイト時給は550円だったそうで…想像してたより安くてちょっとビックリしました。
「その時給でもやりたいってことは、そうとう水着の女性が見たかったってことですよねww」
と大力説するシンゴムラカミwwww。コラっwwww。もう笑うしかないだろう、こんな話題😂😂。とはいうものの、バイトは真面目に一生懸命やっていたということで(なんでも始めると一生懸命やるタイプと自分でも言ってたしw)監視はキッチリしていたそう。主に飛び込みプールを担当していたそうで、ある時溺れてしまった少年を発見したこともあったのだとか!
「監視員だったので飛び込んで助けに行ったんですよ。でも、僕、泳ぎ得意じゃなかったんですよw」
えぇ~~ww!面接のときに泳ぎの事とか聞かれなかったのか😅。正面から助けに行ったこともあり引きずり込まれて少年もろとも溺れてしまいそうになったらしい💦。結局は無事に助けることができたとのことで磯野アナが「頑張ったんですねっ」と称えると「これ頑張ったって言っていいんですかね??」と自虐ww。うん、微妙かもw。
「命の恩人ですけど」とは言って笑ってましたがwwいやぁ~、破天荒な一面はこの時からあったんだなと思いました😓。とりあえず無事で良かったよ、ほんとに。
無名塾受験の思ひ出
なんでも一生懸命ということで、無名塾を4回目で合格したというエピソードについてのトークへ。これについては「1年に1回しかないので(1回受けなかった期間を合わせると)まる5年がかりですよねぇ」と。そこまでこだわった理由を聞かれると、幼馴染のお友達が映画監督やるっていうことで自分が主役で出てやると豪語したというエピソードが登場。これは最近色んなところで語ってますよね。大学受験を失敗したことで人生の目標を見失った時のタイミングだったそうです。
無名塾を紹介されて分かったと言ってしまった手前「約束を破るわけにいかなかった」と語ると「有言実行の男ですね!!」と磯野アナ大絶賛ww。すると「どうなんですか、これ?」とオーディエンスに反応を求めたらしい村上さん😄。大きな拍手が沸き起こり「ありがとうございます」と照れまくってましたがw、「有言実行」という点では私も同じ事思いましたね。その精神は今でもちゃんと引き継いでますから、村上さん。
初めてのお給料
無名塾に入る前に初めて俳優の仕事をもらったことがあるそう。これは初耳かも。その時にもらった初めてのお給料を「親孝行何もしてないから旅行にでも連れて行ってあげようと思って」とお母様と湯河原温泉に行くことに使ったのだとか。
宿泊先でお母様はお兄様の結婚のことをえらく心配していたそうですが(内気な方だったそう)村上さんのことは「新、お前は心配してないから」ってハッキリ言われたらしい(笑)。
「結果的に兄貴は30代で結婚して僕はいまだに独身ですからね!?どういうことですか、これ?」
と自虐ネタを持ってくるシンゴムラカミに笑いましたがww、でも良い親孝行されたんだなぁって心がホッコリしました。お母様もすごく嬉しかったと思うよ。湯河原では陶芸教室にも行ってお母様はお皿を、村上さんは灰皿を作ったのだとか。その時のを未だに使っているそうです。
温かくて素敵な思い出だなって聞いていてちょっとウルっときました😢。こういう風に思い出を語ることで、きっと天国のお母様も喜んでるんじゃないかなと思います。役者として一生懸命頑張ってる姿をずっと応援してくれてるよ、絶対✨。
村上さんにとっての故郷・小山とは
「今の僕の核になるものを小山市で形成されていると思うので、僕にとってはかけがえのない故郷ですよね」
そう感慨深げに語っていた村上さん。20年以上離れてみて思う故郷の良さは?と聞かれると
「街並みが綺麗になって発展していくのはすごく良い事だと思うんですけど、僕が通ってた小学校のあたりはもっと雑多な感じがしたんですよね。人の熱気がもっとあったんです」
と言葉を選びながら真摯に語ってました。今の時代はスマホになって一人一台持っているような時代だけど、自分が若い頃は好きな子に電話するときは家の電話でお父さんが出たら即効切るような感じだったと(笑)。あぁ、村上さんとほぼ同年代の私としてもこれ分かるなぁ~~。私も好きな人じゃないけど初めて友達の家に電話するときはすごくドキドキしたしご両親が出ると偉い緊張した思い出がありますもん。それが好きな子だったらなおさらだよね😅。
今の若い子はそういう想いを知らないと思うけど、ああいった古き良き時代の熱も残してほしいなと思ってるとの事でした。こういった郷愁めいた気持ちはたぶん、村上さん世代の人はどこかしら持っているんじゃないかなと思いました。
近所の繋がりとかそういった温かい部分も残していってほしいと最後に語ってましたね。
トーク部分はここでいったん終了。そのあと、小山高専のハンドベル部が登場しました。
ハンドベルの感想
演奏前に「この部活のことは?」と聞かれると「僕の頃はなかったですねぇ、こんな清らかな部活は」と語ってたのが笑えたwww。たしかに清らかな部活だよね😁。
演奏してくれたのは「アメイジング・グレイス」でした。美しいハンドベルの音色に癒されました。村上さんはこの時どんな表情していたのかちょっと気になりました。
感想を聞かれると「心が洗われましたね~」と噛まずに言えてましたw。生徒さんに「先輩がいて緊張した」と言われると照れ笑いする村上さんの声も聞こえてきて微笑ましかった😄。
最後にひとこと感想を求められた村上さん。
「いやぁ~~、なんか、地元の知った方がいらっしゃるんでちょっと緊張しましたけどもw、楽しませていただきました。本当にありがとうございました~」
やっぱり小山の地元の知り合いの方も多く駆けつけていたんですね。終わったあと故郷の皆さんと少しはお話しする時間があれば良かったけどできたかな😊。
大きな拍手の中、「ありがとうございました~!」と四方にお礼を言ってる様子の村上さんの声で番組終了。こういう謙虚な姿勢がいつもいいなと思います。
放送終了後に軽く写真撮影会があったそう。
素敵なお写真提供ありがとうございました😆。
ちなみにこの放送は8月にも再放送されたのですが、番組終了後の音楽が『真田丸』のオープニングテーマ曲でした。気を利かせた構成にしてくれたなとちょっとにんまりした私です😉。しっかし高校野球の雨で順延されての予定で放送になったのがまたすごいなとw。再放送日まで影響したとはねぇ(笑)。
以上、NHKラジオで放送された村上新悟さんゲストの『旅ラジ!』レポでした。