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『西郷どん』第10回 篤姫はどこへ

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はやいもので『西郷どん』が始まってからもう10回目に突入。テンポもよく劇画ちっくで面白い展開が続いていますね。吉之助の江戸でのお役目生活も本格的に始まったようです。

斉彬からの覚えもよろしく、斉昭のみならず慶喜にも謁見できたことが功を奏し…たのかどうかは不明ですがw、今度は、慶喜様偵察の使命も承ることになりました。
まぁ、吉之助としては、遊びに連れていかれた先で最初に「ヒー様」に会った…とは口が裂けても言えないところですけどね(笑)。

その頃、篤姫は実家から1枚の手紙を受け取っていました。それは、最愛の父の死を知らせるものでした…。

大河ドラマ『西郷どん』感想一覧

第10回 篤姫はどこへ

2018年3月11日放送 NHK総合

鈴木亮平・風間俊介・北川景子・北山有起哉・高橋光臣・徳井優・松田翔太・渡辺謙ほか

あらすじ

斉彬(渡辺謙)の「密偵」となった吉之助(鈴木亮平)はヒー様(松田翔太)の正体を確かめるために磯田屋に行くが、そこで福井から来た謎の蘭方医(風間俊介)と出会う。そんなとき、篤姫(北川景子)が薩摩藩邸から失踪。吉之助は秘密裏に篤姫を連れ戻すが、斉彬は「篤姫は将軍家に輿入れをする」と言い渡し、教育係の幾島(南野陽子)が現れる。

公式HPより抜粋

🎀公式ガイドブック

気は進まないながらも、ヒー様…こと、慶喜探索の命を受けたこともあり再び品川宿へ来る羽目になった吉之助。彼がそんな密命を受けてるとは夢にも思ってない格之助と俊斎は「吉之助が女遊びに目覚めた」とばかりに大はしゃぎ状態ww。立場的にえらい離されてるとも知らずに暢気なもんだよ~ww。
でもこれ、真相を知ったら吉之助との関係にひびが入るんじゃない!?と思うと、それだけが心配😅。

で、吉之助の読み通りにこの日もやっぱり遊びに来ていたヒー様こと慶喜。最初は「男と話すことなんてない」と突っぱねられてしまいましたが「なんならここで話してもいいんですが」とふきたちのいる前で脅迫まがいのことをふっかけたところ、さすがのヒー様も応じずにはいられなくなりました。ナイスハッタリ、吉之助😁。
人払いをした後に改めて名前を聞いてみると、「一橋慶喜だ」と白状した慶喜。

「こんないい男が世の中に二人もいるわけなかろう」

こんなセリフが似合うのは、あの色気ムンムンな慶喜しかいないよなw。吉之助には絶対言えそうもないフレーズです(笑)。名前を聞いて興奮した吉之助は思わずハイテンションで「やっぱり一橋慶喜公でしたか!!」と感涙ww。そのあまりの声のデカさに「バカ!!声が高い!!!」と思わず突っ込むヒー様😅。いやぁ~、吉之助のKYっぷりがすごいwww。お忍びもへったくれもないなw。
慶喜は吉之助が自分の素性を探るように斉彬から言われてやって来たことを見抜いてましたね。そのうえで、自分は将軍になる気はゼロだとハッキリ告げる。たしかにこの慶喜だったら、将軍なんて職に就くよりも気ままに遊んでた方が幸せそうに見えるよw。

で、この二人のひそひそ話(吉之助はデカい声出してましたがww)を、外からこっそり盗み聞きしている怪しい人物が登場。その正体はのちほど判明することに。

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そんな時、格之助どんのお気に入りのお玉さんが体調不良で倒れてしまいました。奥さんがいながらもすっかりお玉に惚れ込んじゃってる格之助は動揺しまくり😅。
そこへ落ち着いた雰囲気の若者がやってきて刀で「瀉血」の処置を施すと…(若者のクールさと格之助の暴れっぷりとのギャップがすごかったなw)うまいこと落ち着いた様子で一安心。


「名乗るほどの者ではない」と最後まで冷静にあまり語ろうとせず帰って行ったこの若者こそ、慶喜と吉之助の話を盗み聞きしていたその人でした。何の疑いもなく「すごかお医者様だ~」的な視線を送ってた吉之助とw、「こいつただの医者じゃないな」的な鋭い視線を送ってた慶喜の対比も面白かったです😁。
いよいよ風間俊介君が本格的に登場してきましたね!
それにしても蘭方医…っていうと、お正月に放送された時代劇『風雲児たち』思い出しちゃうなw。たしかそこに出てた中川淳庵さんも福井の小浜出身だったっけ。

参考 『風雲児たち』感想

薩摩藩邸に戻った吉之助はさっそく慶喜の件について報告。苦い顔をしつつも「引き続きヒー様の動向を探れ」と吉之助に言い渡す斉彬。ついに薩摩の殿も「ヒー様」呼ばわりかww。
そんな時、篤姫が失踪したという知らせが舞い込んできて大騒動に。「もう一人の一筋縄ではいかない人物」すなわち、篤姫を探してくるようにという命を受けた吉之助。なんか急に忙しくなっちゃったね😅。

ということで、血眼になって走り回り篤姫を探しまくる吉之助。ようやく居場所を突き止め向ってみると…町娘から着物を交換して質素な身なりとなった篤姫が海を見つめて立ち尽くしていました。
迎えに来たと話す吉之助に、手紙で実父が亡くなったと告げる篤姫。斉彬のことも父親だとは思っているけれど、やっぱり生まれ育った実家の父親への思慕は特別なものです。
「もう一度、一目だけでも国許の父にお会いしたかった!」
と涙ながらに語る篤姫に吉之助は「悲しか時は泣いたらよか!!」と寄り添う。その言葉を耳にした後、抑えこもうとしていた気持ちが解放された篤姫は海に向かって父の名前を叫びます。


大声で何度も「父上!!!」と泣き叫ぶ篤姫の姿に、見ているこちらもウルっときてしまいました😢。

今回の大河ドラマでは篤姫と今和泉家の父親との交流はほぼえがかれていなかったのですが、宮﨑あおいさん主演の『篤姫』のときには丁寧に描かれていたので、今回その時の場面を思い出してしまいましたね。長塚京三さんの温かい父親像がとても良かったので。

見守っていた吉之助も、実の父を想い涙する篤姫の姿に思わずもらい泣き。きっと、自分の両親のことも過っていたのかもしれないね…。鈴木亮平くんの自然にあふれる涙の芝居が素敵でした☺。

ということで、サブタイトルの『篤姫はどこへ』の答えは、ってことでしたねw。

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無事に薩摩藩邸に戻った篤姫は、斉彬から衝撃の嫁ぎ先を告げられます。どこかへ嫁ぐことは予想していたようですが、まさか、十三代将軍・徳川家定の元へ嫁ぐことになるというのは想定外だったようで驚きを隠せない。
それは吉之助も同様で、「公方様っち!!」と思わず腰を高くして目を真ん丸くしちゃってましたな(笑)。彼からすれば、驚くべき出来事が多すぎて頭追いつかないんじゃないか😅。

自分のようなものが将軍の御代所など勤まるのかと篤姫が不安に駆られたその時、ひとりの女性がしずしずと現れます。呆気にとられる吉之助に対して開口一番

「ひか~えぇよ」

と、独特の言い回し(ちなみに「控えよ」ww)で言い放ったこの女性こそ


篤姫の指南役として京の近衛家から呼び寄せられた幾島さんです!のっけからインパクト絶大(笑)。

ちなみに、最初は斉藤由貴さんがキャスティングされてたんですよね。とある事件(苦笑)で降板して南野さんに決まったわけですが…よく考えてみたら、スケバン刑事が初代から二代目に変わったってふうにも取れるわけですな😁。

さっそく斉彬を介して顔合わせってことになったのですが・・・、篤姫はバリバリの「薩摩弁」のために超訛りっぱなしww。特に語尾に付く「~もす」が幾島には気になって仕方がない(笑)。将軍家に嫁ぐためには訛りのない言葉で話すことが必須ですからね😅。
それに輪をかけるように、斉彬から篤姫の用人としての命を受けた吉之助の薩摩弁がさく裂ww。しかも自己紹介で

「西郷吉之助と申しもす!お見知りおきのほどよろしくお願いいたしもす!!」

「もす」を連発wwww。これには幾島もイライラが爆発してしまい・・・


「もす、もす、もす、もす・・・ばっかりや・・・!!!これは先が思いやられます!!」

とキレかかってしまいました(笑)。あまりに「もす」の連呼が凄かったから、思わず「モスバーガー」を連想した人も多いようでww(私のその一人)、SNSの急上昇ワードにランクインするという現象も起こっていましたwww😂。

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さっそく幾島による厳しい矯正教育がスタート。まずは薩摩言葉を禁止するところから始まりますが、それ以外話せない篤姫は不安がいっぱい。でも、そのまま大奥へ行けばあざ笑われることは必定。篤姫が恥をかくだけなので…ここはもう、お役目で行くと決めたからには無理やりにでも言うことを聞くしかありません。

それ以外にも幾島による厳しい訓練は多岐にわたっており、お辞儀の練習からお琴の訓練など大忙し。篤姫の傍に付くように命じられた吉之助も一緒に学ぶように振舞っていたんですがw
篤姫の真似してお辞儀の訓練受けてるつもりになってるのには思わず吹いたwww!!可愛すぎるだろう、亮平くんの吉之助😂www!!

長刀の訓練では篤姫がやり込められる一場面も。大河ドラマ『篤姫』の時の松坂慶子さんによる幾島もえらい迫力でしたが(笑)南野陽子さんも違った意味でかなりの気迫というか切れ味の鋭さですごかったです😃。


吉之助も相当ビビっているようでしたしねwww(←でも可愛い😁)

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そんなある日、篤姫から「楽しいのはどんな時じゃ」(まだ薩摩弁抜けてませんww)と尋ねられた吉之助は、薩摩の実家での何気ない素朴な一日のことを懐かしそうに語ります。本当の幸せっていうのは、こんな風に家族に囲まれた温かい時間のことを言うのかもしれないよね。
その話を聞いた篤姫も、今和泉家での楽しかった時間に想いを馳せます。そして「洪福」という文字を吉之助に見せる。大きな幸せが巡ってくるようにって祈りを込めて書いたんだろうね。

と、そこへ新たな教育材料を幾島が持ってくる。その巻物を目にした篤姫はあまりのことに気が動転😅。そこに描かれてあったのは・・・お世継ぎを産むための大切な指南絵(春画)でした。将軍家に嫁ぐためには必要不可欠な巻物ではありますが、突然見せられたらそりゃビックリするよなw。たしか、大河の『篤姫』の時もそんな描写があったっけ。
そんな教育が始まろうとしているとは露思わない吉之助は律儀に篤姫の傍に居続けようとしたため、ついに幾島が力技をwww。


「あんたはんがおっては、男女の秘め事が学べぬと申しておるのですっっ!!!」

あれを丸ごと見せられちゃったら、そりゃ、退散するしかないっしょ、吉之助www。早送りな映し方が笑えた😂。

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ドキドキしながら自分の部屋に戻ってみると、いつぞやの蘭方医の若者がちゃっかり中に入り込んでいてまたまたビックリな吉之助ww。その神出鬼没っぷりがさらに謎を深めますなぁ~😅。吉之助的には、あの時の医者がなぜ自分を訪ねてきたのかさっぱりわからない。
動揺している間にまるで人目を避けるように勝手に扉を固く締め切っていく若者。


薄暗くなった部屋で、ようやく自分の身元を明かします。彼の名前は橋本左内。福井藩で医者をやっているようです。吉之助的には「僕は」と自己紹介されたのがけっこう衝撃的だったらしいww。

左内は吉之助が斉彬から密命を受けて色々と探りを入れてきていたことを承知していたようです。左内も福井藩主からの密命を受けて密かに動いている人物ということで、その密書を斉彬に渡してほしいと差し出します。
ところが、「例の企ての件でございます」と言われても吉之助には何の事だかさっぱりわからない😅。しかし左内は気にせずに「一橋慶喜公を次の将軍にする話だ」と打ち明けると、寝耳に水な話を突然聞かされた吉之助はビックリ仰天してバカデカい声で叫んでしまうwwww。彼的には”密偵”のつもりが殆どないからね😅。予想外の反応をされた左内は逆にびっくりして「お静かに!!」と声が裏返っちゃってるしwww。さすがのクールな左内も吉之助の突拍子もない大声はかなりビビったようだね(笑)。

改めて左内から事の次第をじっくり聞くことに。

薩摩は関ヶ原に敗れた後からずっと中央政権から外された「外様」大名であり、幕府への発言権も無いに等しい立場。斉彬はそういった仕組みを根本から変えようとしているらしい。
吉之助は篤姫が将軍に輿入れしようとしているときに、なぜ次の将軍が篤姫の産む子供ではなく慶喜にならなければいけないのかさっぱり理由が分からない。納得できなさすぎてジリジリと左内に詰め寄りまくる吉之助wwにさしものクール藩医も


「お答えしますから、下がってください」

と苦笑いww。予想外の行動をしまくる吉之助に完全に調子狂わされてますな(笑)。

幕府の力は今はもう無能と化しており当てにできない。しかし、薩摩の島津家は外様大名なのでなかなか政治に関与できない。そこで斉彬が考えているというのが

「衆議一致」

親藩、外様を問わず、有力な諸藩が力を合わせて政治を進める考えだという。徳川は徳川のための政治はしていても「国」としての政治は疎かにしていると指摘する左内。斉彬は新しい仕組みを作るためには、篤姫の将軍家輿入れと慶喜の次期将軍推挙を同時に企てているらしい。
篤姫が嫁ぐ先の将軍・家定は体が弱く、政治をするにも不向きだという。

ということで、又吉大先生による家定公が登場。今回はセリフ付きだったんですが、描いている柿が地面に落ちてしまうと


「落ちたぁぁぁ~~~!!!」

とやみくもに叫びまくるのみ😅。いやぁ、なんか、短いシーンだったけど、エキセントリックでインパクト絶大でしたわww。ここに嫁がなければいけない篤姫の過酷な運命が…読める。

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篤姫が家定の子供を産んだとしても、天下に万が一のことがあった時に幼い子供には難局を乗り切ることができないことは明白。お父ちゃんがこんな感じだからなおさらね😓。
それ故に、英邁と言われている一橋慶喜を次の将軍に立てようという計画も同時に進めているのではないかと左内は予測していました。たぶんその通りなのでしょう。しかし、吉之助はその話にどうも納得がいかない。あまりに反応が鈍いので、さすがに左内もおかしいと気付き始めます。「本当に何もご存知ないのですか?」と尋ねると…

「知るはずがなか。おいはついこの間江戸に来たばっかりで、将軍様だの御代様だの雲の上の話ばっかりで…」

と混乱する吉之助。ここでようやく左内は自分が思い描いていた人物とは違うと気付いて呆然ww。そう、吉之助は優秀な密偵なんかじゃなくて、運よく斉彬に目をかけてもらったばかりのペーペー藩士なんだよね😅。だから、自分がどんなに大きな波に飲まれそうになってるのかまだ理解できなくてアワアワしてる状態w。

「僕は酷く大きな勘違いをしていたようだ」

そう告げられた吉之助は思わず「へ!?」と聞き返してしまう(笑)。全く分かってない証拠www。
と、そこへ、格之助と俊斎がニマニマしながら戻ってくるww。彼らはもはや政治的なところから蚊帳の外状態ですから、裏でそんな企てが起こってることなんか夢にも思っていません(笑)。締め切った扉を強引に開けたところで、入れ替わるように「今の話は忘れてください」と逃げるようにその場を去っていく左内w。
いや、だけど、あの話は忘れようにも忘れられない強烈なインパクトを吉之助に与えてしまったと思うぞ😅。

薩摩藩邸に戻り左内の密書を斉彬に渡した吉之助。その時彼は、左内から聞いた「一橋慶喜を将軍に推す話」が気になって思わず斉彬に尋ねてしまう。それに対し、
「異国が押し寄せる昨今ではこの国を守るために異国と対等に渡り合える秀でた公方様が必要だ」
と語る斉彬。その理屈は吉之助にもわかる。しかし、納得いかないのが篤姫の輿入れです。篤姫は何のために輿入れするのか?その疑問をぶつけると、残酷な答えが返ってきました。

「お篤は、不幸になる」

思いもよらぬ斉彬の言葉に愕然となる吉之助。この後どうなる!?何やら来週は波乱の予感がします。

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